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疲れ目は温めてすっきり!

こころ・疲れ ママの病気・健康 教えて!ドクター

(2008年 夏号 掲載)

疲れ目といえば、眼を酷使するオフィスワーカー特有のものと思っていませんか?
最近は、子育てママにも疲れ目など眼の不調を訴える人が増えています。例えば眼が充血する、夕方になると頭痛がしてくる、コンタクトレンズが眼に貼り付くような感じがする、文字の多い本を読むのが億劫…など、こんな症状が気になり出したら要注意。日常生活の中で眼をいたわってあげる必要があるといえそうです。

ドライアイなどの症状も疲れ目の一因に

ひと口に「疲れ目」と言っても、しっかり眠った翌日に疲れが回復しているようなら大丈夫。一方、翌日になっても疲れが残ってしまうなら「眼精疲労」の可能性があります。これは視力低下を加速させる要因にもなることがあるので日々のケアが大切です。

眼精疲労の原因には、デスクワークなど近い距離での長時間作業による筋肉の緊張、「ドライアイ」などが考えられます。もともと眼はまばたきのたびに涙で表面を被い、乾燥を防ぐはたらきを持っています。ところがパソコンのモニターを見続けると、まばたきの回数が少なくなって、眼の表面がうるおい不足に。さらに涙の分泌量そのものが減ることもドライアイの一因です。

また、近くを見ている状態から遠くを見たときなど、異なる対象物に視点を移したときに焦点が合いにくくなる「ピントフリーズ」の現象も疲れ目の症状。

メガネやコンタクトレンズで近視を矯正している人の場合、合わせている度数が強すぎる「過矯正」の状態も眼を疲れやすくしてしまいます。

このように、疲れ目の原因はさまざま。放っておくと回復力がどんどん弱まってしまうので、疲れたなと思ったら、その日のうちにケアすることが重要です。

温めることで脂が溶け涙が乾きにくくなる

疲れた眼をリラックスさせるには、一日の終わりに蒸しタオルなどで10分ほど眼を温める方法がおすすめ。心地よいというだけではなく、ドライアイ症状やピント調節力が改善されるという科学的な根拠があるのです。

眼の周囲にはマイボーム腺という小さな穴があり、ここから出る脂が涙の表面を被って水分の蒸発を防いでいます。眼を温めることでマイボーム腺に詰まった脂が溶け出し、涙の蒸発を防ぐ膜となるため、ドライアイが改善されるというわけです。

また、眼を温めることにより、ピント調節に関わる毛様体筋のコリをほぐす効果も。さらに目まわりのスキンケア、血行障害によるクマを防ぐ効果も期待できます。

眼を温めてリラックス。入浴中でもできます

小さなお子さまがいると、眼のケアのための時間をとるのが難しいこともあるはず。そんなときは、入浴しながら眼を蒸しタオルで温めるのがおすすめです。また、蒸しタオルより簡単に使える商品も市販されているので、上手に利用するのもいいでしょう。

疲れ目は、その日のうちに解消するのが基本。しっかり疲れを取って、眼をいつまでも若々しく保ちましょう。

 

高橋洋子先生

同志社大学アンチエイジングリサーチセンター准教授。医学博士。東京女子医科大学医学部卒業後、東京慈恵会医科大学眼科勤務。その後同大学眼科講師、米国ハーバード大学留学を経て、現在は眼科医・アンチエイジング専門医として活躍。

高橋洋子

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