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「うちの子、アレルギーかな?」と思ったら

アレルギー 子どもの病気 教えて!ドクター

(2012年 特別編集号 掲載)

「赤ちゃんの顔の一部が少し赤かっただけなのに、いつの間にか掻きむしって、ひどくなっている」
「離乳食で、初めて卵を食べたら、じんましんが一気に出た」
「軽い風邪だといわれていたのに、夜に突然咳がひどくなった」
「鼻水がなかなか止まらない、そのうち朝晩の咳が出てきた」などといったことを経験なさった方はたくさんいるのではないでしょうか。,

今回は、「うちの子、アレルギーかな?」と思った時の正しい対処方法についてお話をしましょう。

「5W1Hの法則」

私たち小児科医が患者さんを診察する場合、風邪や、発熱、肌のトラブルなどの、どのような訴えであれ、必ず行うのが詳しい問診です。

「今日はどうなさいましたか?」で始まり保護者の方々との会話が始まり、いろいろと情報を聴き取っていきます。「うちの子、アレルギーかな?」と思った時、まずはお子さんの症状をきちんと整理することが大切です。私たち「聴く側」としても、お話がまとまっている方が確実な診断にたどり着けます。

そこで私は皆さんに、英語の授業で習った「5W1H」の法則を利用して、症状をあらかじめまとめてわかりやすく整理する方法をご紹介しています。私たち医師が知りたい情報も、この「5W1H」でまとめてあると非常に判りやすいのです。

皮膚のトラブルの場合、デジカメで症状を撮って来ていただくのが良策です。「昨日まで、湿疹があったのですが…」が一番困るんです。

[画像の拡大]

皮膚のトラブル:皮膚がかゆいみたい

皮膚のトラブルで多くみられるのが乳児期の顔面、頭部にみられる湿疹(乳児湿疹)と、何か食べ物で引き起こされたと考えられる皮膚の変化(湿疹、じんましんなど)があります。

①乳児湿疹

赤ちゃんの顔や体に出る赤い湿疹を総称して「乳児湿疹」と呼びます。食べこぼしの汚れや汗などが原因で赤くカサカサになり、かゆみを伴うことがあるのが特徴です。

なかでも代表的なのが乳児脂漏性湿疹です。乳児脂漏性湿疹は、だいたい生後2週間から1歳くらいまでの間に起こる湿疹で、おでこや眉のあたりに黄色いかさぶたの様なものをよく見かけます。多くの赤ちゃんが経験する皮膚の病気です。

私たちの皮膚には毛根の辺りに皮脂腺というものがあります。皮膚を外部からの刺激や細菌から守るためにここから皮脂という脂肪を分泌しています。赤ちゃんは、ママのおなかの中にいたときにもらったホルモンの影響により、皮膚の分泌が活発になるため皮膚のトラブルが起こりやすいと考えられています。

②食物アレルギーかな?

さて、なかなか治らない乳児湿疹が、ひょっとしたら何か食べ物が原因となっているかなと感じられた方は多いと思います。乳幼児期のアトピー性皮膚炎はすべてが食物によって起こるとは限りませんが、その存在が大きく関与している場合があります。

アトピー性皮膚炎は、本人や家族にアレルギー反応を起こしやすい体質がある人や、乾燥肌で、皮膚のバリア機能の低下している人などに、環境因子が複雑に加わって発症する病気といわれますが、発症のメカニズムはまだよくわかっていません。

「初めて粉ミルクや鶏卵を食べて肌が真っ赤になった」とか「バナナを食べたらじんましんが出た」などといったはっきりとしたエピソードがあれば、強く食物アレルギーの関与が疑われますが、アトピー性皮膚炎=食物アレルギーではありません。素人判断は禁物です。症状がひどくならないうちに専門医の診察を受けてください。

③スキンケアが大切です

なんであれ、皮膚のトラブルの場合、「ただ薬を塗ったら治る」というものではありません。

厚労省による「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン2008」によると「治療」は「発症・悪化因子の検索と対策」「スキンケア(異常な皮膚機能の補正)」そして「薬物療法」とされています。

それでは、正しいスキンケアとはなんでしょう。

皮膚を清潔に!
低刺激性の普通のせっけんをよく泡立て、素手、もしくは天然海綿などを使って肌を優しく洗って、汗や汚れや、皮膚についた刺激物を洗い落とします。

乾燥の予防!
保湿することによって、バリア機能の回復と維持を図ります。保湿薬には医師が処方する医薬品から、薬局で買える市販品まで様々なものがあります。

肌の症状に合わせて使用しますので、医師・薬剤師に相談のうえ使用するようにしましょう。スキンケアで常によい肌の状態を保ちましょう。入浴後に塗るとより効果です。

咳が止まらない、鼻水がなかなか直らない

「しばらく前から、鼻水がよく出ていましたが、熱もなく元気でした。でも2・3日前から咳き込むようになり、昨日は夜中にもせき込み、よく眠れませんでした。」
私たち小児科ではよく聞かされる話です。

発熱を伴わないただの鼻水、咳は受診機会が遅くなり、かなりこじれてしまっている患者さんもよく経験します。
ただの鼻かぜなのか、何か病気があるのでしょうか?

アレルギー性鼻炎とその周辺

あまり小さい子どもにはアレルギー性鼻炎はないと思われる方もいるかもしれません。

風邪などの一般的なウイルス感染が引き金となり、気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎に進行していくこともあります。また最近、流行していると話題になった「RSウイルス感染症」も「気管支ぜんそく」とならんで、注意が必要となっています。

「RSウイルス感染症」
「かぜ」と似た症状で、大半の人が2歳になるまでに感染経験があるとされています。

鼻水が出て発熱し、始まりは普通の「風邪」とあまり変わりません。重症となれば細気管支炎や肺炎も引き起こし、特に乳児は重症化しやすく侮れない病気です。

「気管支ぜんそく」
ここでは詳しくお話をすることができませんが、この病気もまた、アレルギー素因があって、感染、環境因子など様々な要因が複雑に絡み合って発症するものです。

症状は、軽い咳が続くだけの軽症から、死に至る最重症まであります。「咳だけでなく、呼吸が苦しそう」といった症状があったならば「気管支ぜんそく」のことを念頭に置いて対処していきましょう。

アレルギー疾患は、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支ぜんそくと病気の形こそ違いますが、正しい診断と治療、適切な自己管理によりコントロールができる病気です。

まず、相談しやすい先生にしっかりと診断してもらい、長くかかるかもしれませんが、必ずいい状態を維持できると信じて、取り組んでいきましょう。

佐守友仁(ともじ)先生

日本小児科学会専門医、日本アレルギー学会専門医、日本東洋医学会専門医、医学博士。辻学園栄養専門学校 小児栄養学・アレルギー学 客員教授。東京医科大学卒業、同大学病院小児科、大阪大学小児科を経て大阪府豊中市にさもり小児科を開設。アレルギー診療・育児相談を重視し、何でも相談できる地域の小児科をめざして奮闘中。

佐守友仁(ともじ)

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