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乳幼児期から親が子供の歯みがき等に関わり、むし歯の予防に
熱心だと、小学校高学年になった時に、むし歯になる割合が低い

特別寄稿 教えて!ドクター

むし歯は、幼い頃からの生活習慣の積み重ね

お子さまのお口の中でキラッと輝く白い歯。それは、保護者の方の、子育ての努力の結晶です。なぜなら、むし歯は、生活習慣の積み重ねによる、"生活習慣病"だからです。ここに関わってくるファクター(要因)は、だいたい4つ(下図)。

この4つは、乳幼児期からの行動、習慣の蓄積なんですね。

むし歯菌を退治するには、歯みがきが一番

一番上の輪は、むし歯菌です。むし歯菌を減らすには、歯みがきが大切。乳幼児期から、自分で歯みがきをする習慣をつけるとともに、保護者の方が"仕上げ磨き"をしてあげる習慣もつけましょう。保護者の両足の間に寝かせて、左手の人差し指で、唇を軽く持ち上げ、やさしく歯ブラシの毛先を使って歯みがきをしてあげましょう。

また、次の輪の、食べ物。これは、おやつですね。特に、甘いおやつ(飲み物も)に気をつけましょう。

3つ目が、時間です。これは、おやつの時間などを、規則正しくするとむし歯が少ないのです。この習慣も幼児の頃に形成されます。

最後の輪は、歯と唾液。これは、歯の質が強いか、弱いかということ。強い歯にするには、栄養をバランスよく摂ることと、フッ素を歯科医院でぬってもらうことが効果的です。また、小さいころから、フッ素入りの歯ミガキ剤を使うことでも、むし歯は減ります。自治体(市や区)で、フッ素を塗布する制度のあるところもあります(※)。

以上、どの要因も、乳幼児期から、保護者の方が熱心に努力すると、小学校高学年の頃の永久歯のむし歯の予防につながります。

※新宿区では、3歳から6歳のすべての幼児に、年2回、無料でフッ素を塗る受診券を区役所が発行しています。

矢澤正人先生

新宿区健康部参事、歯学博士。東京医科歯科大学非常勤講師。専門は、予防歯科、摂食嚥下支援、口腔ケア。社会歯科学研究会副会長。長い間、小児のむし歯の予防をはじめ、8020運動を推進している。

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