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子どもたちの健康のために今の時期注意すべきこと、流行っている病気などについて、タイムリーな情報を小児科の先生からお届けします。
藤岡 雅司
藤岡 雅司先生のプロフィール
ふじおか小児科(大阪府富田林市)院長。大阪市立大学医学部卒。大阪小児科医会、富田林医師会などで予防接種を担当。子どもたちのアドボカシー活動の一環として予防接種制度の充実を目指している。

2012年10月の感染症情報

ドクターニュース

2012年10月13日

RSウイルス感染症が大流行です

先月のお知らせしていたRSウイルス感染症ですが、9月から10月にかけて、報告数が全国で爆発的に増加しました。例年の流行パターンより約2か月も早い状況です。

 

例年はインフルエンザの流行が起こりはじめたら、RSウイルス感染症は下火になりますが、今年はRSウイルス感染症の流行のピークがどれくらい大きくなるのか予想もつきません。

 

あくまでも想像ですが、RSウイルス感染症の流行が前倒しになっているので、その分、インフルエンザの流行も早く起こるかもしれません。

 

RSウイルス感染症にかかると、息をするときにゼーゼーしたり、他のカゼよりセキが長く続くために、気管支ぜんそくと間違われる場合もあります。0歳、1歳の小さなお子さんでは、お医者さんから「ぜんそくですね」と説明されたら、「RSウイルス感染症が心配です」と相談してみるのもよいでしょう。

 

生後6か月までの赤ちゃん、未熟児で特別に小さく生まれた赤ちゃん、心臓や肺に病気のあるお子さんなどでは、入院が必要となることもあるので注意が必要です。しかし、年齢の大きい健康なお子さんでは、ふつうのカゼに過ぎませんので、ことさら心配する必要はありません。

そろそろインフルエンザワクチンを受けておきましょう

秋の運動会が終了する頃になると、クリニックや病院では、そろそろインフルエンザワクチン接種のシーズンの始まりです。インフルエンザは、例年12月から2月にかけて流行しますが、ワクチンは接種したその日から効果が出るわけではありません。

 

血液中の免疫が上昇するには、1回ないし2回の接種を受けてから、少なくとも2週間の期間が必要です。そこから逆算すると、ワクチン接種に最適な時期は10月から11月ということになります。おそくとも12月前半までには受けておきましょう。ただ、受けようと思ったら1月になってしまっていたという場合でも、遅すぎるということはありません。

 

昨シーズンから、子どものインフルエンザワクチンの接種量が海外の標準的な量に変わっています。生後6か月から2歳までは、1回0.25ml、3歳以上は1回0.5mlです。原則として、12歳までは2回、13歳以上は1回の接種です。2回接種する場合、12歳まででは、2週間以上4週間程度の間隔をあけましょう。

小児科医はどのように考えて診療しているのか

「食欲の秋」とか「芸術の秋」とかいいますが、秋という季節は、感染症が一年でもっとも下火になる時期にあたります。今年はRSウイルス感染症が夏から流行していますので、それほどでもありませんが、小児科の医療機関では、患者さんが減るので、一番のんびりしている季節なのです。

 

「感染症情報」というテーマからは少し外れますが、小児科医の一人として、感染症に対してどのように考えて診療しているのか、少しだけお話ししましょう。

 

まず、感染症には、ワクチンのあるものと、ワクチンのないものがあります。当然ながら、ワクチンのある感染症は、ワクチンで予防できる病気です。適切な時期に、必要な回数のワクチン接種を受けることで、その病気を効果的に予防できます。いくら良いワクチンがあっても、ワクチンを受けなければ、ワクチンのなかった時代に生きるのと同じことです。子どもたちを予防できる病気の危険から守るために、きちんとワクチンを受けさせてあげてください。

 

でも、子どもは成長していく間に何度も何度も繰り返し、熱を出したり、セキやハナを出したり、ゲリをしたりします。ワクチンのない病気の方が圧倒的に多いので、これは仕方のないことです。子どもたちは病気にかかりながら、だんだんと強く、成長していくのですね。

 

ただし、命を落としたり、後遺症を残しやすい重い感染症、たとえば、細菌性髄膜炎や麻しんなどは、本当に手ごわい病気です。私も小児科医の一人として、通常の診療の中で、軽そうに見えても本当は重い病気のはじめではないだろうか、ということを常に考えています。

 

医療機関は、お子さんや保護者の方々にとっては、ただでさえ緊張する場所です。少しでもリラックスしていただかないといけません。できるだけ表情には出ないようにしていますので、そんな風には感じられないかもしれませんが、多くの軽い病気の中に潜んでいる、本当に重い病気を見落とさないようにと、慎重に診察を行っています。

ワクチンの接種記録はとても大切な情報

このような診療のあらゆる場面で、私自身が一番重要に考えている情報が、「ワクチンを接種しているか」ということです。生後6か月までに、ヒブ、小児用肺炎球菌、DPT(三種混合)、ロタウイルスワクチンの接種が完了しているか。1歳になっていたら、麻しん風しん(MR)、水痘、おたふくかぜワクチンは済んでいるか。ヒブ、小児用肺炎球菌、DPTの追加接種は忘れていないかなどです。

 

生後6か月くらいからお子さんは熱を出すことが多くなりますが、一番危険な病気は細菌性髄膜炎です。高い熱が出ていても、ヒブや小児用肺炎球菌ワクチンを必要な回数受けていたら、髄膜炎の心配はまずありません。

 

また、急に嘔吐やゲリが起こっても、ロタウイルスワクチンを受けていたら、症状の重くなりやすいロタウイルスによる胃腸炎はほぼ否定できます。

 

2歳や3歳で、高い熱が出て、セキ・ハナがひどくても、MRワクチンを受けていたら、麻しんの可能性はほとんどなくなります。

 

このように、きちんとワクチンを受けていることが確認できれば、小児科医は特別な検査を行わなくても、「安心してください。これは○○という危険な感染症ではないと思います」と、保護者の方々にきちんと説明できます。

 

これは小児科医や保護者にとって安心というだけではありません。保護者の方々にとって、かけがえのない存在であるお子さんにとっては、重い感染症にかかるという、人生の大きな危険を回避できているということです。子どもたちにとって、今あるワクチンはすべて必要なものです。ぜひ適切なタイミングで受けさせてあげてください。お子さんの輝かしい未来が打ち切られてしまうことのないように。

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