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子どもたちの健康のために今の時期注意すべきこと、流行っている病気などについて、タイムリーな情報を小児科の先生からお届けします。
八木 由奈
八木 由奈先生のプロフィール
平成5年兵庫医科大学卒。八尾市にて夫婦で小児科を開業。日本小児科学会専門医。日本アレルギー学会専門医。大阪小児科医会理事。大阪小児科医会感染症サーベイランス委員として、大阪府の感染症発生動向調査事業を担当。実生活では二児の母。

インフルエンザは減少傾向ですが例年より高い水準です(2014年4月2日更新)

ドクターニュース

2014年4月 2日

インフルエンザは減少傾向ですが例年より高い水準です

4月になり、新学年が始まりました。この時期は一時的に冷え込みの強い日もあれば、汗ばむ陽気の日もあり、服装や温度調節の難しい季節です。体調管理を行い、かぜをひかないようにしましょう。新しい生活の始まったお子さんも多い事と思います。入園・入学早々に長期間休んでしまわないよう、おたふくかぜ、水痘、B型肝炎などの任意のワクチンも接種しておきましょう。スギ花粉症のお子さんは、今が飛散のピークです。しっかりと対策を行いましょう。

 

さて、全国の定点医療機関からの報告1)によると、第12週(3月17日~3月23日)の定点あたりの報告数18.59と、減少を続けているものの、例年に比べやや高い状況が続いています。都道府県別では福井県40.0、岩手県33.7、宮城県29.4と高く、東北・北陸地方ではまだ注意が必要です。

麻疹の報告が続いています

テレビ、新聞等でも報道されていますが、今年に入り、麻疹の報告が増えています。第12週までの累計報告数は203例2)と、昨年同時期(73例)の約3倍です。遺伝子型はD8が最多で、これは、フィリピンで流行している型で、成人がフィリピンに渡航した際に感染(輸入麻疹)、また輸入麻疹事例からの二次感染事例もみられています。

 

発症者のほとんどが、ワクチンを受けていない、あるいは1回しか受けていない人です。成人の方で、ワクチン歴が不明の方は、これら東南アジアに渡航する際には、麻疹・風疹混合ワクチンを接種しましょう。麻疹は大変感染力が強く、空気感染するので、待合室や電車の中などで麻疹の人と同席するだけで、感染してしまいます。お子さんは1歳になったら速やかに麻疹・風疹混合ワクチンを接種しなくてはいけません。新年長のお子さんは、早めに2回目の麻疹・風疹混合ワクチンを接種しましょう。

お知らせ

1)国立感染症研究所感染症発生動向調査 週報(IDWR)速報データ

http://www.nih.go.jp/niid/ja/data.html

 

2)国立感染症研究所 麻疹発生動向調査 

http://www.nih.go.jp/niid/ja/hassei/575-measles-doko.html

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