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子どもたちの健康のために今の時期注意すべきこと、流行っている病気などについて、タイムリーな情報を小児科の先生からお届けします。
八木 由奈
八木 由奈先生のプロフィール
平成5年兵庫医科大学卒。八尾市にて夫婦で小児科を開業。日本小児科学会専門医。日本アレルギー学会専門医。大阪小児科医会理事。大阪小児科医会感染症サーベイランス委員として、大阪府の感染症発生動向調査事業を担当。実生活では二児の母。

麻疹が「排除状態」の認定を受けました(2015年4月2日更新)

ドクターニュース

2015年4月 2日

感染症は減少傾向です

4月になり、各地で桜が咲き始めました。「花冷え」という言葉があるように、この時期は一時的な冷え込みの強い日もあり、服装や温度調節の難しい季節です。新学年が始まり、新しい生活の始まったお子さんも多い事と思います。日々の体調管理をしっかりと行い、風邪をひかないように気を付けましょう。

 

さて、全国の定点医療機関からの報告1)によると、第12週(3/16~3/22)の定点当たり報告数の第1位は感染性胃腸炎(定点当たり7.3人)、2位はインフルエンザ(定点当たり3.6人)、3位は溶連菌感染症(定点当たり2.9人)でした。感染性胃腸炎は前週比11.2%減、インフルエンザは3.5%減、溶連菌感染症は5.9%減と、いずれも減少傾向です。感染性胃腸炎の検出ウイルスとしてはノロウイルスが大半を占めています。その他のウイルスとしては、ロタウイルス、サポウイルスが検出されています。

麻疹が「排除状態」の認定を受けました

平成27年3月27日、厚生労働省は、日本に土着するウイルスによる麻疹の感染が3年間確認されなかったため、世界保健機関(WHO)から日本が「排除状態」と認定されたと発表しました2)。国内では近年、年間200~500人程度の麻疹患者が報告されていますが、すべて海外から持ち込まれたウイルスが原因でした。 遺伝子解析などによって、日本由来のウイルスの流行がなかったことが、認定につながりました。

 

しかし、アジアやアフリカ、ヨーロッパでも近年大規模な麻疹の流行がみられており、最近の日本旅行ブームや国際化の影響で、それらの麻疹が国内に持ち込まれるリスクがあります。昨年のわが国の麻疹患者の大多数は20歳以上の成人で、ついで多かったのが、まだワクチンを受けることのできない1歳未満の赤ちゃんでした。赤ちゃんを麻疹から守るために、成人女性・男性で、過去に麻疹ワクチンを受けたかどうかはっきりしない人(麻疹ワクチンは2回接種が勧められていますので、過去に1回接種をしたことのある人も、良い機会ですので、ぜひもう1回接種をしてください)はMR(麻疹・風疹)ワクチンの接種を受けることが勧められます。

お知らせ

1)国立感染症研究所 感染症発生動向調査 週報(IDWR)

http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr.html

2)厚生労働省 報道関係資料 

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10906000-Kenkoukyoku-Kekkakukansenshouka/img-327100220.pdf

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