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「予期せぬ出費!上手に“備える”には!?」さあどうする?の巻

FP福耳先生の家計見直し

(2010年 冬号 掲載)

今年も残りわずか。皆さんにとって2010 年はどんな1年でしたか?
師走は何かと慌しいのが世の常。予定外のお金を使う方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は福耳先生と“予期せぬ出費に上手に備える方法”について考えましょう!!

“予期せぬ事態・出費”に対する意識はありますか?

「予期せぬ事態・出費」への備えについて、皆さんはどう考えていますか? 「予期せぬ」と言うとおり、「いつ起きるかわからない」「どのくらいの出費がかかるかわからない」「そもそも起きるかどうかわからない」ので、どの程度の準備をしておいたらいいのかわかりにくいですよね。 そこで皆さんに質問です!

あなたの「予期せぬ事態・出費」についての考え方は、どんなタイプですか?

左の1~5の中から選んでみてください。今回は複数回答もOKです。ぜひ、ママ・パパで一緒に考えてみてください。

1 急な出費にも対応できるように、意識して貯金をしている

2 「予期せぬ事態・出費」に対応できるよう、保険に入って準備をしている

3 非常時に必要なもの(地震や火事のときの非難袋など)をキチンと準備している

4 非常時に協力してもらえるよう、周りの人(近所さんや実家・親戚など)とのつながりを大事にしている

5 特に何も考えていない。何となく人に言われるがまま

さて、いかがでしたか? もちろんこの問いには、どれが正解というのはありません。5以外は全部大切な「予期せぬ事態への備え」です。

ちなみに、1~5を選ぶ方の傾向や特徴を下に示しておきます。自分に当てはまるのはどれか、チェックしてください。

[画像の拡大]

「予期せぬ事態・出費」に対する保険の有効な使い方とは?

「予期せぬ事態・出費」に備えるというと、「保険」が一番に思い浮かぶ人も多いと思います。私のところに相談に来られる方も「保険のことで相談したい」と言う方が多いです。

保険は予期せぬ出費に備えるには、値段も安く最も有効な手段です。ただ、それだけでは十分に備えることができたとは言えないでしょう。

今年はワールドカップが開催され、サッカーを見る機会も多かったと思いますので、サッカーでたとえてみましょう。サッカーのフリーキックの場面を思い出してみてください。ゴール前で相手チームにフリーキックを与えてしまったとき、守備側の選手が並んで「壁」を作ることがありますよね。選手の壁があることで相手の選手のシュートを打ってくるコース・範囲が狭くなり、その分「ゴールキーパー」は守りやすくなります。たくさんの選手を並べて広い壁を作れば、ゴールキーパーが自分で守る範囲は小さくなります。逆に壁が狭ければ、広い範囲をゴールキーパーが自分で守らなければいけません。いくらたくさんの選手で作った大きな壁でも、相手の打ってくるシュートコースから外れた場所に壁があったのでは全く意味がありません。

ここで、壁を保険に、ゴールキーパーをあなたに置き換えることができます。壁を作る選手の人数は「保険にかけるお金」ですね。保険に入ることで、自力で準備しなければならない範囲を小さくすることができます。ただし、保険をたくさんかければいいという訳ではなく、相手のシュートコースをうまく狭くできるような自分に合った保険でないと意味がありません。

自己責任で備えることも心がけましょう。

そして、ゴールキーパーであるあなた自身の「守備能力」をアップすることも、非常に大切です。それは、貯金を増やすなどのお金の面だけではなく、たとえば、

1 事故を起こさないように安全運転をする(=自動車保険を使う可能性を低くする)

2 禁煙や健康管理をしっかりして、健康な体を維持する(=生命保険や医療保険のお世話になる可能性を低くする)

3 万が一、何かあったときの協力体制を、普段から決めておく。たとえば、「家族や実家・親戚、近所の方などの支援について相談しておく」など(=お金以外の人的な「備え」も重要)

といったことも自己責任で備えることができる大事な要素です。

こうして自分で備えられること・できる努力と保険がうまく噛み合ったとき、あなたにとって最適な「予期せぬ事態・出費」への備えができるわけです。

「自分の範囲」と
「任せる範囲」を
知っておくことが大事

「予期せぬ事態・出費」への備えを考えるうえで、ママ・パパそして、必要に応じてじ~じ・ば~ばを含め、普段から話し合っておきたいことは、

1 「予期せぬ事態」をできる限り予想する(=相手の打ってくるシュートコースを予想する)

「予期せぬ事態」を予想するとはヘンな日本語ですね(笑)。でも、火事や地震、家族の病気や介護、死亡など代表的なリスクが起きたとき、どんなことが起きるか、何が必要かを一度イメージしてみてください。

2 「自分で備えられること・できる努力」を把握し、周りに協力してもらうことを決めておく(=そのシュートコースに対して、「壁」を作る部分とゴールキーパーがカバーする部分の役割分担を決めておく)

「保険でカバーする部分」と「じ~じ・ば~ば、近所の方に力を借りる部分」をあらかじめ決めておきましょう。保険でカバーする部分については、プロに相談をするのがおすすめです。つまり、「自分で守る範囲」と「他の人に任せる範囲」をきちんと把握しておくことが大切です。逆に言えば、よく考えずに入った保険(つまり、キチンとシュートコースを考えずに作った壁)は自分に合ってない(シュートコースから外れたところに壁があったり、重なっていたり)可能性が高いと言えるでしょう。

ママ・パパをはじめ、じ~じ・ば~ば、周りの方々と協力をして、予期せぬ事態に遭遇しても家族を守っていける体制を作ってくださいね。

福耳先生

FP(ファイナンシャル・プランナー)。2級ファイナンシャル技能士(国家資格)。日本国内だけではなく香港・スイスの金融事情にも通じる国際派FP。「あなたが人生・いのちの主人公、お金は使うためのもの」がモットー。やさしい言葉でお金の本質を伝えます!

福耳先生

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