ミキハウス子育て総研がお届けする育児・子育て支援サイト【ハッピー・ノート.com】。 Q&A、リサーチ、専門家のコラムなど子育てファミリーの暮らしに役立つ情報満載!

育児・子育て支援サイト ハッピー・ノート.com
ハッピー・ノートドットコムとは RSSフィード メルマガ登録
  • ウェルカムベビーの結婚式場
  • ウェルカムベビーのお宿

ことばが生まれるとき

ママのためのぷち心理学

(2006年 夏号 掲載)

最初はただ泣くばかりだった赤ちゃん。でも、早ければ生後7週目あたりから、ごきげんなときには、「アー」とか「クー」といったかわいい声を出すようになります。生後半年くらいから出る「ババババ」などの単純な繰り返し音声(これを喃語(なんご)と呼びます)を経て、個人差はあるものの1歳から1歳半頃になると、「ママ」「パパ」など意味のある言葉を発するようになります。それからは、話せることばがふえていきますので、大人とのコミュニケーションの世界が少しずつ広がっていきます。

ここで、注意したいのは、話し始めるまでの時期。実は、自分で意味のあることばを話せるようになる前から、赤ちゃんはまわりの大人の言うことをある程度わかっているのです。たとえば、「○○ちゃん」と名前を呼べば、こちらを見ますし、「ボール、ちょうだい」と手を差し出せば、持っていたボールを渡してくれます。ことばの誕生のためには、こうした呼びかけや話しかけが、とても重要です。まだ話せない赤ちゃんでも、身振り、表情、声の調子などを使って、自分の思いを大人に伝えることができます。たとえば、ぬいぐるみを指さして「あ、あ」と声を出したりしますね。これをしっかり受け止め、豊かな反応を返してあげることが大切です。「ああこれね、はい」とぬいぐるみを渡すのではなく、「ああ、くまちゃん、いるね。くまちゃんと遊びたいの? ほうら、くまちゃん、○○ちゃんのところへ来ますよ」などと言いながら、ぬいぐるみをトコトコ歩かせるといった具合に。

さまざまな機会をとらえて、ぜひ体の動きとともにことばで楽しそうに語りかけてあげましょう。すると、赤ちゃんは、ことばを使う楽しさを感じとり、「自分もことばを話したい!」という気持ちになりますよ。

 

三宮真智子先生

大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。学術博士。“どうすれば本当に賢くなれるか”というテーマで、コミュニケーションと思考の関連についての研究に取り組んでいる。一般向けの著書として、『メタ認知:あなたの頭はもっとよくなる』(中公新書ラクレ)などがある。専門は、認知心理学、教育心理学。

三宮真智子

この記事に投票しよう


この記事のみんなの評価

3

0

1

この記事にコメントしよう

コメントを見る


注目TOPICS

ママのためのぷち心理学 記事一覧

ココもみてね!ココもみてね!

  • ウェルカムベビーの結婚式場
  • ウェルカムベビーのお宿
Happy-Note
Happy-Note 2024特別増刊号
Happy-Note For マタニティ
Happy-Note For mum

注目トピックス

Weeklyゴーゴーリサーチ ★投票受付中★

今週の投票

どうする・どうした初節句のお祝い
抽選で5名様に『図書カード500円分』をプレゼント。
投票する
今週のプレゼント
ミキハウス子育て総研の認定評価事業
  • 「子育てにやさしい住まいと環境」子育て支援のマンションと住宅
  • 小学生に贈りたい住まいと環境
  • 「ウェルカム“子育て・シニア”共生住宅」シニアとの多世代共生型住宅
  • ウェルカムファミリーの子育てスマートホーム
  • 「ウェルカムファミリーの自治体」安心して移住できる地域を選定
  • 「ウェルカムベビーのお宿」赤ちゃん連れ安心!認定の宿泊施設
  • 「Child-friendly HOTEL for travelers」お子さま連れ訪日外国人にオススメの宿泊施設
  • 「ウェルカムファミリーのスキー場&スノーパーク」スノーデビューにおすすめの認定スキー場
  • 「ウェルカムファミリーの観光地」お子さま連れにおすすめの観光地
  • 「ウェルカムベビーの観光施設」お子さまと楽しくおでかけできる観光施設
  • 「ウェルカムベビーの結婚式場」赤ちゃん連れにも優しい会場で素敵な式を
  • 「ウェルカムベビーの神社」赤ちゃん連れにも安心の認定の神社
  • 「子どもを通わせたい保育園」保護者の支持の高い先駆的保育園を選定

このページのトップへ

Copyright © 2011 Mikihouse child & family research and marketing institute inc. All rights reserved.