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怖がる気持ちはどこから?

ママのためのぷち心理学

(2011年 冬号 掲載)

「この子はなぜこんなことが怖いの?」と不思議に思うことがあります。恐怖の感情はなぜ起こるのでしょうか?

原因は1つではないでしょうが、ここでは、有名な心理学実験をご紹介しましょう。

昔アメリカに、アルバート坊やという生後11ヵ月の男の子がいました。心理学者のワトソンとレイナーは、恐怖を引き起こす原因を探るために、白ネズミを使ってある仕掛けをしました。

アルバート坊やが白ネズミに手を伸ばそうとしたとき、いきなり「ガーン」という大きくていやな音を聞かせました。するとアルバート坊やはびっくりして泣き出しました。このことを繰り返すと、最初はネズミが平気だったアルバート坊やが、白ネズミを見ただけで怖がって泣き出すようになってしまいました。

つまり、いやな音と白ネズミがアルバート坊やの頭の中で結びつき、「恐怖の条件づけ」が起こったのです。しかも坊やは、ネズミだけではなく、白ウサギや白い毛皮、男性の白ヒゲなどまで、怖がるようになりました。

このような倫理的に問題のある実験は現在では禁止されていますが、このエピソードが私たちに教えてくれることがあります。

それは、いやな経験と結びつくことによって、平気だったことが怖いことになるということ、そして、怖がる対象がさらに広がっていくということです。
たとえば、海でおぼれかけた子どもは、浅いプールやお風呂に入ることさえ怖がることがあります。また、お医者さんで痛い注射をされた後、歯医者さんや、白衣を着た人すべてを怖がるようになるのも同様です。

では、どうすれば恐怖心を取り除くことができるのでしょう?

それは、無理をせずに少しずつ慣らしていくことです。
お風呂の場合は、バスタブに少しだけお湯をはり、まずママが浸かって見せて、「ほら、大丈夫でしょう? お手々だけ浸けてみようか」と子どもの手を浸けさせ、次に足を浸けさせ、最後には子どもをだっこして徐々に浸かり、少しずつお湯の量を増やしていくなどです。

子どもが何かを怖がる場合、頭ごなしに「怖くなんかないでしょ!」と決めつけたり強制するのではなく、何段階かに分けて、少しずつ慣らしていくといいでしょう。

 

三宮真智子先生

大阪大学大学院人間科学研究科 教授。学術博士。“どうすれば本当に賢くなれるか”というテーマで、コミュニケーションと思考の関連についての研究に取り組んでいる。考える心を育てる一般向けの著書として「考える心のしくみ~カナリア学園の物語~」(北大路書房 2002)がある。専門は認知心理学。

三宮真智子

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