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祖父母によるお菓子の与えすぎ、どうすればいい?

ママのためのぷち心理学

(2013年 春号 掲載)

祖父母にとって、孫はとっても可愛いもの。顔を見るだけで、つい口元がゆるんでしまいます。ましてや、「じ〜じ」「ば〜ば」などと呼びかけながら近づいて来られると、かわいさのあまり、お菓子やジュースを無制限に与えてしまうことも。

でも、そんな風にされると、「体に悪いのでは?」「ご飯を食べなくなるのでは?」と、ママはとても心配になりますね。せっかくママがお菓子を制限したり食事の前には食べさせないなどのルールを作っていても、祖父母がこれを崩してしまっては、元も子もありません。では、いったいどうすればいいのでしょう?

まず大切なことは、わが子を可愛がってくれることに対しては感謝の意を伝え、祖父母の心を傷つけないよう配慮することです。その上で、「甘い物与え放題」への対策を考えることにします。

「甘い物を与えすぎないで」と言うだけでは、おそらくあまり効果はないでしょう。そこで、「なぜなのか」を説得力のある形で示す必要があります。たとえば、「甘い物を食べ過ぎると、子どもでも小児糖尿病になるっていう記事がありましたよ。怖いですね。うちも気をつけなきゃ」などと、さりげなく客観的な情報を伝えてみます。さらには、甘い物をとりすぎた影響を、祖父母といっしょにネットで調べてみると、これまで知らなかった怖い情報がどんどん出てきて、本当に心配になるでしょう。

私たちの判断に大きな影響を与えるものの代表格として、写真などの視覚情報が挙げられます。ジュースをだらだら飲んでいて歯が溶けた写真や虫歯でボロボロになった乳歯の写真など、多少ショッキングな画像をネットから印刷して、注意喚起のために目につく所に貼っておくと、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のを防いでくれます。こうした写真を見ると、祖父母は孫のために心を鬼にして、お菓子を制限しようと心に誓ってくれるかもしれません。もちろん、パパとは真っ先に話し合い、ふたりの意見を合わせておく必要があります。

一方的な説得や禁止よりも、事実を示しながら冷静に問題提起をする方が効果的です。そして一緒になって対策を考えるというスタンスで臨んでみてはいかがでしょう。

 

三宮真智子先生

大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。学術博士。“どうすれば本当に賢くなれるか”というテーマで、コミュニケーションと思考の関連についての研究に取り組んでいる。一般向けの著書として、『メタ認知:あなたの頭はもっとよくなる』(中公新書ラクレ)などがある。専門は、認知心理学、教育心理学。

三宮真智子

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