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短期間に中耳炎を繰り返していて、今後耳の聞こえが心配(6ヶ月)

耳鼻咽喉 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス

短期間に中耳炎を繰り返していて、今後耳の聞こえが心配(6ヶ月)

6ヶ月の男の子です。両耳の中耳炎になり1ヶ月の治療期間を経て完治。しかし1週間前から膿汁性の耳漏に気づき、現在両耳の中耳炎治療中。抗生剤も服用中です。

こんなに短期間で中耳炎を繰り返し、耳が聞こえなくならないか心配しています。担当の先生にも相談しましたが、さほど心配しなくてもいい。しかし、もしもという事がある言われました。

アドバイス お悩み・相談は、ミキハウス子育て総研のスタッフがよく読み、200名以上の子育て応援団(専門アドバイザー)の中から適切な方にアドバイスを依頼しました。

幼小児の中耳炎は、一旦良くなっても鼻の状態によっては頻回に繰り返します。
その時々の病状に合わせて、薬を使って鼻の処置などを併用して治療を続けて行き、炎症が強い場合や経過が長引くようなときには鼓膜切開などの手術的治療も考慮することもあります。
主事の先生に十分に経過観察を受けて継続療養されて下さい。

医師 耳鼻咽喉科:笠井 創
2008年2月25日

幼少児の中耳炎は反復、長期化することがよくあります。たいていは成長と共に治まってゆき、後遺症もほとんど残りません。まれに慢性の中耳炎になってゆく例もあります。

聴力については中耳炎になっている最中は当然悪くなっています。治癒すればもとに戻るはずですが、まれに炎症が強ければ少し悪いまま残ることもあり得ます。
ただ、幼少児の聴力を正確に把握することは難しく、まずは中耳炎を完全にコントロールすることが先決になるというのが実情です。

医師 耳鼻咽喉科:雨皿 亮
2008年2月25日

アドバイザー紹介

笠井 創
医師 耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科医。最新レーザーやラジオ波凝固治療を取り入れた治療を行なっている。あらゆる耳・鼻・喉のトラブルに幅広く応じている。

雨皿 亮
医師 耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科医。専門分野はアレルギー性鼻炎。薬剤での治療のほか、免疫療法、アルゴンプラズマ手術を行なう。モットーは「患者の立場に立った医療を」。

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