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1歳10ヶ月の平均身長は84.4cm、標準偏差は3.0cmなので、
1歳10ヶ月の時点では85-84.4=+0.6cm、0.6/3.0=+0.2SD平均より高く、
逆に、2歳2ヶ月の平均身長は86.6cm、標準偏差は3.3cmなので、
現在の身長は85-86.6=-1.6cm、-1.6/3.3=-0.5SD平均より低いと判定されます。

明らかな低身長は-2.0SD以上なので、現在の身長は、直ぐに検査対象となることはありません。経過観察で可と思われます。
ただし、伸びが鈍っている点は注意が必要です。生後1歳までの身長は主として栄養状態に相関しますが、1歳以降の身長の伸びは、好き嫌いもさることながら、むしろ、成長ホルモンの働きが大切になります。

栄養・運動、そして、睡眠確保(「寝る子は育つ」と云われるように、成長ホルモンは主として睡眠で分泌されます)に気をつけて下さい。
2歳4ヶ月で、身長の伸びが鈍った1歳10ヶ月から半年になるので、一度、生まれてからの成長曲線のグラフを小児科に持参されて、今後の方針を相談されると安心かと思います。

医師 小児科：横山 俊之
2008年3月24日