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アレルギー性結膜炎も、アレルゲンを特定すれば対処できるのでは?

子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス

アレルギー性結膜炎も、アレルゲンを特定すれば対処できるのでは?

3歳半の男児です。秋ごろから、目の痒み、痛み、涙目が時々みられて近くの眼科を受診したら「アレルギー性結膜炎」と診断されました。

その時はリボスチンとフルメトロンを処方され2~3日で治ったのですが、1ヶ月ほど前からまた同じ症状が出始めました。

今回も同じ点眼薬が処方され、視力検査も受けましたが問題なく、やはりアレルギーと言うことで室内では空気清浄機を付けるなどの対処療法しかありませんと言われました。また、アレルゲンを特定しても防ぎようがないとのことで、アレルギー検査はしていないのですが、私は何のアレルギーか特定できればそれなりの対処はできるんじゃないかと思うのですが…。

冬と言うことで「ハウスダスト」の可能性が高いと言われたのですが、公園などでも目をこすっています。今回はきちんと目薬をしていても、あまり改善されていないようです。

この場合、何科に行けばいいのでしょうか?眼科か小児科、アレルギー科で迷っています。アレルギー性鼻炎も持ってるようです。

アドバイス お悩み・相談は、ミキハウス子育て総研のスタッフがよく読み、200名以上の子育て応援団(専門アドバイザー)の中から適切な方にアドバイスを依頼しました。

アレルゲンを特定するのは困難な作業です。原因は何百種類も考えられますが、アレルゲンのテストは多くても一度に10種程度しかできません。
テストしたアレルゲンに対する陽性陰性しか出ませんから、30種類行っても全部陰性になることもありますし、陽性が出ても真犯人は未テストの別のアレルゲンということもあります。複数のアレルゲンに反応する患者さんも普通にいます。

アレルギーは発症するとしばらく続きますから、公園で目をこするからといって、原因が公園にあるとは言えません。アレルギー治療は、点眼薬もですが、対症療法です。
体質ですから繰り返し発症することは当然あります。使用すれば症状が消えるのであれば、それは治療としては有効、成功しているわけです。

喘息やアトピーなどの重症アレルギーであれば、アレルギー科で精査することも必要です。
しかし点眼すれば治る程度であれば、何度も通院して、パッチテスト、場合によっては採血などを繰り返し、しかも原因がハッキリしないで終わる可能性を考えると、眼科で目薬をもらう方がお子さんにとって負担が少ないように思います。

医師 眼科:稲葉 昌丸
2012年12月 5日

アレルギ―性結膜炎の治療は眼科で受ける必要があると思いますが、アレルギ―性鼻炎もあるのでしたら耳鼻科も受診し、抗アレルギー剤の内服、点鼻による治療も必要かと思います。

アレルゲンとしては色々なものが考えられるとは思いますが、通常眼科では、よほど症状が酷くなければ、アレルギ―性結膜炎でアレルゲンの同定まではしないことが多いです。
アレルギー症状が酷いようでしたら、アレルゲンの同定を主治医の先生にお願いしてみると良いと思います。どの科でも調べていただけると思いますが、調べるアレルゲンの数が多くなると結構なお金が掛かるかもしれません。

それから、アレルゲンの同定→減感作療法を行うとなると、根気の要る治療になると思います。
減感作療法をどこの医療機関で受けられるかは、主治医の先生にお尋ねになるか、ホームページなどでお調べになると良いと思います。

医師 眼科:佐柄 英人
2012年12月 5日

小児アレルギー専門医の佐守といいます。
今回の症状で、やはり、アレルギー性結膜炎が考えられるのですが、治療方法はこのままでいいと思います。
ただし、年齢を考えますと、目を掻く場合に手の指が清潔か?が気になります。それと、顔の洗顔方法も私ならば注意します。

血液検査で抗原が特定されることもありますが、今のところその必要はないと思います。
リボスチンの点眼で効果がない場合は、べつの薬に変えてもらったほうがいいと思います。

医師 小児科:佐守 友仁
2012年12月 5日

アドバイザー紹介

稲葉 昌丸
医師 眼科

眼科医。小児眼科から成人眼病科まで診断。専門分野は角膜、コンタクトレンズだが、緑内障治療、糖尿病性網膜症に対するレーザー治療も多く手がけている。

佐柄 英人
医師 眼科

眼科医。マルイ眼科理事長。平成11年日本眼光学学会学術奨励賞受賞、日本眼科学会専門医、医学博士。月に80例の往診と、年間500例の手術を行なう。

佐守 友仁
医師 小児科

日本小児科学会専門医、日本アレルギー学会専門医、日本東洋医学会専門医、医学博士。東京医科大学卒業、同大学病院小児科、大阪大学小児科を経て大阪府豊中市にさもり小児科を開設。アレルギー診療・育児相談を重視し、何でも相談できる地域の小児科をめざして奮闘中。

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