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イクメンの育て方!?/2012年10月

イクメンはうらやましい?

「イクメン」と聞いて、あなたはどう思いますか?

イクメンとは、育児に積極的なパパのこと、をイケメンにひっかけてこう呼んでいるようですね。
「そんなパパがうらやましい」という方もいれば、「本来パパも子育てするのが当たり前のことなのにあえて持ちあげることに違和感」などという声も聞かれます。
先日、あるところで出会った男性、「こちらは育メンのMさんです」と間に入った方が紹介されたので、そう呼ばれる男性側の声を聞いてみたくて、インタビューしてみました。
今回は、子育てのコミュニケーションではなく、パートナーシップについて考えてみましょう。
上から目線がNG

私は「こぶたラボ」というコミュニティで、子連れで参加できる、女性のための講座をいろいろ企画しています。この方のお話を子育て期の妻たちで聞いてみるのも面白いかも!と思い立ち、紹介されたイクメンM氏に訊いてみました。

「『夫をイクメンにする講座』なんてお願いしたらできますか?」
すると
「イクメンに『しよう』とすること自体がダメかもしれないですね」とのお答え!
「え?どういうことですか?」
「上から目線で自分を変えようとして来られたら、絶対変わりたくないですもん。お互い、30年とかそれなりの経験も考えもある大人どうしなんだから」
「なるほど。否定から入られると拒否したくなる、ということですか?」
「どこから入るかっていうか、変えようということ自体がまずいですよね」
「ああ、変えようということは、夫のいまの在り方や考え方に対して、受容とか、尊重がない感じがしますね…」
このやりとりで、なるほど、とあらためて夫側の気持ちに共感しました。
私だって、夫が「妻を良妻賢母に育てる本」なんて読んでいたら相当イヤかもしれない!
「今日は『妻を家事万能にする講座』に行ってくるよ」なんて言われたら、「私の家事のどこに不満が!?」とモヤモヤします。いえ、「そもそも家事は私だけの仕事じゃないでしょう!」と切れることでしょう。
自分に置き換えて、自分が上から目線で相手を変えようとしていないかをチェックしてみるのはいい方法ですね。すごく納得しました。
言われたことはやりたくない

イクメンM氏のお話で、もうひとつ「なるほど!」と膝を打ったことばがありました。

それは、「言われたことってやりたくないんですよね」ということでした。
パートナーシップのためのコミュニケーション講座では、「指図はNG」ということはお伝えしているのですが、こうしてシンプルに表現されると「ほんとにそうですよねえ」と実感しました。
小学生の娘に、「宿題やったの?」とか「やりなさいよ」とか言うと、「やる前に言わないで!!」と怒られることがありますが、私もそうでした。言われると、やりたくなくなるんですよね。
かといって、じゃあ現状で、夫にもっと手伝ってほしいとか、こうしてほしいとかをまったく「言わない」でいることは、私はおすすめしません。ガマンが積み重なって恨みになってしまっているケースを何度も見聞きしているからです。そこは、コミュニケーションをとっていく必要があるし、私たちは相手ではなく、現状を変えていけるのです。
現状を変えていくためにも、まず「相手を変えたいというスタンス」の危険さに、腹から納得しておく必要があるのだと思った、イクメンM氏との出会いでした。
育てるのは夫ではなく

そして、よくモヤモヤするのが「夫育て」とか「大きい長男」などという表現を見聞きした時です。すごく見下している感じがするし、あきらめている感じ、アンハッピーなにおいがします。そう言って、ラクになる気持ちもほんとうによくわかるのですが、自ら対等で信頼できるつながりを遠ざけてしまうのは、もったいないと思うのです。

育てるのは、夫ではなく、夫との関係性なんですよね。
二人のパートナーシップ。家族の関係性。家庭という場づくり。ここでは、お互いが当事者でありクリエイターです。
相手ではなく、お互いにとっての現状は変えていける。
よりよく、ハッピーになっていく工夫をしていきましょう!
子どもたちにその姿を見せていくことも、子育ての一環なのではないでしょうか。

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高橋 ライチ

高橋 ライチ 【コミュニケーション・カウンセラー】

記事テーマ

「ココロを育てる 聴き方・伝え方♪」

子どもたちには、幸せになって欲しい!ママたちの共通の願いですね。豊かなココロを育て、人とつながる「コミュニケーション力」を育み、社会へ送り出しましょう。ブライト・コミュニケーションを実践していくと、ママの人間関係もぐっとラクに楽しくなりますよ。

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