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「成果」を掴んで「実績」を作れば「自由」が手に入る/2012年8月

女性でありママになることがプラスに働く時代

2012年7月、誰もが知る、あのアメリカ最大手のインターネットサービス「ヤフー」の副社長に起用された女性は、同じくアメリカのネット検索大手「グーグル」の創業メンバーでもあったという衝撃のニュースが流れました。

 

この副社長に起用された女性、「グーグル」では女性初のエンジニアであり、女性の中では一番地位の高い役職にいたそうです。しかし、「グーグル」では、今後のキャリア昇進が望めないと考え、「ヤフー」に行く決意をしたということが発表されていました。

私が注目したのは、この副社長に就任した女性が、今年10月に男子を産むという・・・つまり、妊婦さんだということです。

 

すごいですね。女性のキャリア昇進に、もはや妊娠・出産は、壁ではなくなってきたという証です!!

つまり、女性であることも、ママになることも、キャリアブランディングにおいて、すべてプラスに働いた、輝かしい「事例」ではないでしょうか?

 

彼女は、グーグルでは創業メンバーとして貢献し、成果を作り、その「実績」で、ヤフーの経営者として迎えられました。かなりの額のお給料を提示され、会社を立て直すために選ばれた彼女が、妊婦さんで今年10月に子どもを産むという。産休はしっかり取得し、数週間で業務に戻るということもメディアには取り上げられてましたね。ここからの彼女の活躍は、多くの女性にとって「勇気」を与えてくれるだろうと思います。

私は大変注目しています。

会社員から独立へ

ここで私自身の話になってしまいますが、私は次男が小学校にあがった頃に、企業を退職し、独立という道を選びました。正直を言うと、いきあたりばったりで、独立すべきかどうかもあまりきちんと考えずに、自分がいた子会社の事業が人手に渡るのと同時に、勢いで会社を退職してしまいました。本社の専務とは、何日も何時間も話し合い、新しい部署への選択肢も沢山ご用意頂いたにも関わらず、会社員という枠を外してみたい気もちがいっぱいになってしまい、今思うと、もう少し企業の中で頑張っても良かったのかな。という想いもあります。

それは、私なら私のペースで、子育てと会社員を両立することが出来たはず。と考えるからです。後悔している訳ではありません。試してみたかったということです。

 

でも独立して一番良かったのは、息子たちが帰宅する時に、玄関口で出迎えられる日が多くある。ということ。

正直、保育園や学童保育に預けられる「子どもが小さな頃」は心配はなかったのですが、学校から一人で歩いて帰ってくる3年生以降になると、逆に心配が増えてきました。行動範囲も広がり、友だちとの繋がりも増えてきて、心配の種は減るどころか増えるばかり。そんな思春期の時期に、子どもたちの成長を毎日感じることが出来て、環境的には恵まれていると思います。

 

そういう観点から考えると、自分の自由な時間を使える「フリー」のお仕事は、子育てにはとても都合が良いと考えますが、正直「仕事上の経費」は仕事をすればするほど膨らんでいきます。事業を広げ、信頼を得るためには自己投資もPRも必要。それを全て個人で賄うのですから、経済的には大変です。また、精神面でも孤独を感じる事は多かったり、仕事を抱え過ぎたりと、バランスを取るのは難しいです。

会社の看板があり、子育ての制度で守られ業務上の経費が落ちる「企業」では、その点、安定した仕事環境の中で、ワーキングマザーライフを送ることが可能だと、私は考えます。

 

自分が本気で仕事をし、子育てとの両立に取り組めば、フリーランスでも会社員でも、どちらでも「自己実現」「ブランディング構築」は実現できるのではないか?そんな風に確信をもっております。

自分のブランディングを確立することは、独立しないと出来ない、起業しないと出来ない、ということではないです。

会社員の女性でも、周りの人を動かせる「立場」をもつ環境に身をおけば、自分で仕事やルールを決める事が、大なり小なり可能になるわけです。

会社員でも、自分ブランディング(自分だけの立ち位置)を確立できる理由

会社の中で出世はできない。会社では好きなことが出来ない。会社では自由がない。

「だから独立したい」

女性たちから、そういう話を時々聞くのですが、会社員として子育ての時間も自由に使い、自分の立ち位置を確立している女性は沢山います。もちろん職種や会社の雰囲気、風土などもあるかと思いますが、私の知るところでは、堅い分野の部署にいても、営業職や広告PRなどの、企画部門にいても、どちらでも同じように自由に動いている女性たちが沢山いるのです。

 

この女性たちの共通している部分は

「会社で信頼されている」

つまり、「この人なら間違いはないだろう。」という立ち位置をしっかり作っている人たちなのです。

 

「信頼」というのは、夫婦間でも、親子間でも、友だち間でも、もちろん重要です。多くの人は沢山の「信頼」を得ていると思いますから、誰でもできるように感じますが、仕事において一つ違うところは「成果」や「実績」を持っていることです。

 

つまり、「成果」のあることに取り組み、「実績」を掴んで、周りから信頼を得ていれば、多少問題があっても?仕事においては「自由」な立場を作ることが可能になる。ということですね。

そして、すべてが「数字」に置き換えられなくても、目に見える「成果」があれば、それが「実績」です。

Mama's profile/プロフィール

松前 博恵

松前 博恵 【ブランドカウンセラー】

記事テーマ

子育てしながら自分の強みを生かす「自分ブランディング」の作り方

ジェネリーノには、多くのカリスマ・ママブロガーさんが登録されています。自分だけのオリジナル「強み」を生かし、その道の達人として著書を出したり、講師になったりと、普通の主婦から飛躍的な活躍をされる方も多数。活躍オーラを持つ秘訣、オリジナルブランド作りにはどんな秘密があるのでしょう?ブランドカウンセラー松前がその秘訣をお伝えします。

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