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赤ちゃん肌の乾燥とかゆみ/2012年10月

カサカサ肌のかゆみ

いよいよ本格的な乾燥の季節。夏でも乾燥しがちな赤ちゃんのお肌は、これから特に徹底したスキンケアが必要になってきます。

夏の肌トラブルのお話で、「かゆみはお肌の注意信号!」と言っていたのを覚えていますか? かゆみを伴う肌トラブルは、掻き壊しを繰り返すことでお肌の状態を悪化させ、悪循環に陥ります。


虫さされやあせもの心配がなくなったと思ったら、次にくるのはカサカサ肌のかゆみ。

でも…どうしてお肌は乾燥するとかゆくなるのでしょう?

角質を守ってうるおいキープ

お肌の表面が白く粉をふいたようになったり、ひび割れたようになったり…カサカサ肌は、皮膚の一番外側にある「角質層」がボロボロになっています。


ところで、「角質」ってどんなものだと思いますか?
洗顔料のCM等では、「角質を落とす」なんて言葉をよく耳にしますよね。ということは…角質は「落とした方がいいもの」?? 乾燥してボロボロになった角質は、取り除いてしまえばツルピカ肌に??
…本当にそうでしょうか?


実は角質は、お肌の水分を保ち、様々な刺激からお肌を守る大切な役割をもっています。それがボロボロになるということは、お肌を守る機能が弱まり、刺激を受けやすいお肌になるということ。


また、お肌が乾燥すると、かゆみを感知する神経が皮膚表面近くに向けて伸び、ちょっとした刺激にもかゆみを引き起こしやすくなります。
特に、赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄く、お肌を守る機能が元々未熟。かゆみが出る前に、しっかりケアして守ってあげることが大切です。
 

「温」調節で、かきこわしをストップ

それでもかゆみが出てしまったら、基本のスキンケア以外に、どんなことに気をつければいいでしょう?

皆さん、入浴中や入浴後、暖かい部屋や布団の中で、お肌がかゆくなった経験はありませんか?
それぞれに共通するのは、「体温の上昇」。かゆみを一時的におさえるには「冷やす」のが効果的ですが、反対に、体温が上がるとかゆみは強くなります。

お風呂では…
・熱すぎるお湯や長湯はNG。かぜをひかない程度に、湯温を調節しましょう。
・入浴後すぐに布団に入るのもNG。体のほてりが落ち着くまで待ちましょう。

お部屋では…
・エアコンは高すぎない温度に設定し、直接風があたらないようにしましょう。
・衣服での調節も大切ですが、セーター等は細かい繊維が肌を傷つけ、乾燥を悪化させてしまうことも。服選びにも注意が必要です。
・加湿器で乾燥を緩和するのも効果的!


また、要求が満たされないことやさみしさからくるストレスで、お肌をかいてしまうこともあります。スキンケアの時間はしっかり赤ちゃんと向き合い、ふれあいを楽しみながら、心もお肌もケアしてあげてくださいね♪
 

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Mama's profile/プロフィール

木内 美城

木内 美城 【ベビースキンケア講師】

記事テーマ

「強いお肌の土台をつくる!0歳~の肌育ベビースキンケア」

ぷるぷる・もちもちなイメージの赤ちゃんのお肌…実はものすごく乾燥肌って知っていましたか?きれいなお肌の土台をつくるには、0歳からのケアがとっても大切です。でも…毎日お手入れしていても、間違ったやり方では逆効果。正しいケアを身につけて、トラブル知らずのお肌を育てましょう!季節ごとのケア方法や、親子でふれあいを楽しむポイントもご紹介します。

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