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ベビーマッサージを始める前に準備しておくこと・注意することは、前回までにいくつかお伝えしました。ママと赤ちゃんが快適に気持ち良く触れ合うためには、必ず守ってあげてください。

そして基本、ベビーマッサージは「はだかんぼう」でやっていただくので、この暑い夏、どんなお部屋の環境で実践してあげたらいいのか、疑問に思うママもいらっしゃいますよね。

では、どんなお部屋の環境にしていただくのがいいか。

①大人がTシャツ１枚で過ごせる室温に設定

②直接エアコンの風が当たったり、直射日光や照明が当たったりしない場所で

冷たいエアコンの風が直接当たり、風邪をひいてしまってはいけないので、快適な室温でマッサージしてあげましょう！

では、赤ちゃんにとって、おむつ替えなどで触れられ慣れている「足」のマッサージにチャレンジしてみましょう。

まずはオイルをたっぷり手にとり、オイルを両手でこすり合わせます。

ママの片方の手で赤ちゃんの足首をにぎります。

もう片方の手で、赤ちゃんのそけい部（両脚の太ももの付け根の前部）を握ります。

そけい部を握った手に、ほどよい圧をかけながら、ママの手を半回転させながら、足首までなで下ろしてください。

右手でおこなったら、次は左手。ママの手を交互にしてマッサージしてあげてください。

赤ちゃんの右足が終わったら次は左足をマッサージ。

このマッサージは身体に流れている「リンパ液」のつまりを流してあげるマッサージです。

ほどよく圧をかけてあげることによって、足の筋肉もしっかり鍛えられます。

ベビーマッサージには、この「リンパ液」をしっかり流してあげようという大きな目的があります。そもそも「リンパ液」ってどんなものなのでしょうか？

リンパ液は身体の中に血管と同じく張り巡らされており、細菌などの体内への侵入を防ぐ働きをしてくれたり、身体に不要な老廃物を回収し体外に排出してくれる働きがあります。

また血液中の栄養や酵素などを身体の隅々まで運んでくれる働きもあり、リンパ液がしっかり身体を流れることはとても大切なんです。

リンパ液は筋肉の動きによって流れるので、まだしっかり運動できない赤ちゃんの筋肉を動かしてリンパ液を流してあげることができるのが、ママによるベビーマッサージなんです。

ベビーマッサージがなぜ赤ちゃんにいいのか？　またひとつ理由が分かっていただけたと思います。