ハッピー・ノート.com

みなさんはご自分の都道府県の郷土料理をご存知でしょうか？

日本各地には多数の郷土料理が存在します。郷土料理はその土地の気候風土に適した産物を食材とし、伝承されてきたもの。

今見直されている地産地消や、スローフード運動*にもつながります。

お子様と一緒に調べてみて、郷土食づくりにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。親も子も新たな発見があり、楽しめる食育ですよ！

*スローフード運動：1986年イタリアのＢＲＡという町でスタートした、郷土食を見直そうという世界的な運動。

私は生まれも育ちも千葉県です。

『なめろう』という言葉をご存知でしょうか。

新鮮なイワシや、アジに、ねぎ、しょうが、みょうがなどの薬味と味噌を加え、包丁で一緒にたたいた千葉県の郷土料理です。

粘り気がでるまでよくたたくのが特徴で、もともとは漁師がとれたての魚を船上で調理した料理です。

そのなめらかな舌触りが名前の由来と言われています。

アジやイワシは年中手に入りますが、特に今の旬はアジ！

スーパーでも脂がのってふっくらとしたアジを見かけることが多いのではないでしょうか。

お魚をおろすのはちょっと抵抗が・・・・・　お仕事や日々の家事で忙しくて・・・

もちろん、さばいてあるのを使うのもひとつ。

でも、ちょっと時間や余裕のあるとき、丸ごと一本買って、おろすところから調理してみるのはいかがでしょう。

さらに、休日であればパパも巻き込んで家族みんなで調理！

最初は本やネットを見ながらおそるおそる・・・でも大丈夫、数回やればどんどん上達していきますよ♪

パパはお魚がおろせる！それだけで子どもは羨望の目をむけますよ。

今回のお子様お手伝いポイントはここ！

魚を三枚おろしにした際、骨の周りに残ってしまった身をスプーンでそぎとってもらいましょう。

『上手にとれてるねー。こんなところまで食べられるんだねー。助かるわ―。』

など、いっぱいほめてあげましょうね。

まだ生のお魚は・・・・というお母様にはサンガ焼きがおすすめ！

サンガ焼きはなめろうをハンバーグのようにして焼いたものです。これなら薬味が入っていても小さなお子様でも食べられます。

たたいただけでは崩れてしまう、という方はちょっとだけアレンジ。

片栗粉を少々合わせてさらにしっかりたたきましょう。生でも食べられる新鮮な魚なので、軽く焼いただけで、大丈夫。

ふわっふわのお魚ハンバーグにお子様は大喜びのはずです。

参考文献：『からだにおいしい魚の便利帳』　藤原昌高／著　高橋書店／発行

　　　　　　『郷土料理とおいしい旅　５　千葉・茨城』　朝日新聞社／編・発行