ハッピー・ノート.com

明けましておめでとうございます。みなさん素敵なお正月を過ごされましたか？アメリカでは日本のようにお正月を盛大に祝うことはないので、普段の一日と何の変わりもないお正月でした。来年は娘も２歳なので、何か日本らしいお正月を少し取り入れてあげなければと思っています。

今回の記事で、連載をしはじめてちょうど一年です。新年第一号にして、一応私にとっては一年の締めくくり。こうして振り返るとあっという間だという気もしますが、月に２度専門分野について読者の皆様に興味を持ってもらえる記事を執筆するのは、正直大変でした。

私が一番大変だと感じたことはやはり、毎回のトッピク選び。もし、大きなテーマが『英語の絵本』や『英語の歌』の紹介で、各回で異なる絵本や歌を似たようなフォーマットに沿ってご紹介するのであれば、そんなに考えなくてすみます。しかし私のこの連載での第一の目標は、本当の意味で『英語を学ぶとは何か？』ということを、出来るだけ多くの方に考え理解して頂くことです。そして学んだことを、お子様の英語学習に役立てて頂きたいと思っています。その願いを叶えるためには、やはり深い内容のお話、英語に関わるトピックを多様な視点から考えることがどうしても必要だと感じました。

これまでに選んだトピックの例：

私が信じる「使える英語」

早期英語教育

家族のサポート

コミュニケーション

　　発音

　　文化理解

　　英語の感嘆表現

　　イディオム

　　冠詞

　　ボディーランゲージ

　　リスニング

スカイプでの英語学習

英語教室選び

お家での英語学習

英語絵本

音声記号

この一年で、私自身も沢山学ばせて頂きました。

私が連載を通して感じたことや学んだことが、英語学習に大事だと思うことと重なります。

• 再確認したことの一つが、講師も自分を磨き続けなければいけない。私の中での『自分を磨く』ということは、セミナーやワークショップを受けたり、TOEICでスコアをあげるというような受け身的なことだけでなく、自分で何かを生み出す活動をすることだと思っています。自分で生み出すことができて初めて、本当に学んだと言えるのだと思います。常に今の自分には少し難しいと思うところに目標を設定して、自分を高める努力をし続けていきたいです。

• 子どもたち、そして講師だけでなく、保護者の方も一緒に学んで行かなければなりません。私の生徒さんのご両親に、毎回の連載を読み毎回コメントを下さった方がいらっしゃいます。毎回少しずつ記事から何かを学び続けて一年、お子様の英語学習への理解が高まったようです。子どもたちに「頑張れ！」というだけでなく、一緒に頑張ってあげてください。

• 一度には無理だけど、少しずつなら出来ることも改めて実感しています。一年前に、「１年分（２４回分）の原稿を下さい。」と言われていたら、「無理です。」と躊躇なくお断りしていたと思います。英語について異なるトピックで２４回も記事を書くなんて、今でも難しく感じます。しかし、月に２回、２週間ごとの執筆なので、毎回悩みながらも納得のいくものをお伝えしてこられました。英語の学習も同じです。急には上達しませんし、上達が目に見えないことがほとんどです。小さなゴールをクリアし続けて行くことが、大きな成長に繋がります。

• この連載をスタートしたのを切っ掛けに、他の分野で奮闘する多くの方々とお知り合いになることができました。その方たちとお話しさせて頂く中で、『英語』という自分の分野を、『全く異なる』と思うような角度から見て『似ているな』と感じる機会も多々ありました。視点を少し変えるだけで、新しい発見があり、今までにはないアイディアが浮かびます。英語学習の中でも、『英語を学ぶ』ということの意味や、自分が英語を習得したい理由など、視点を変えて見つめてみる努力をするといいと思います。

これからも自分自身を向上させるために、ハッピー・ノート.comで執筆活動を続けることにしました。今後は月に一度の連載となります。どうぞお楽しみに。