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雪(真っ白なもの)と子どもを撮りたいとき/2014年2月

白いものをカメラで撮ったらどうなる?

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3月まであと少し。今日の札幌も気温がずいぶん上がり、2月ですが3月下旬の暖かさになったようです。たくさんの雪がとけ、道路がとけた雪でぬかるみぐしゃぐしゃになっていました。春を感じます。

 

とはいっても、公園には雪がまだいっぱいあります。札幌の本格的な雪どけは4月に入ってからなので、3月いっぱいはまだまだ子どもたちは公園で雪あそびをします。先日、雪あそびをしている子どもたちを何気なく撮ったとき、「雪あそびの風景って、カメラでせっかく撮っても暗く写るよね~」と、お友達が話していました。「あっ!!!!!」と、即座に感じたわたくし。

 

これは雪の風景だけで起こることではなく、白っぽいビーチや白い壁など白いものが大部分をしめるときに、撮影するモードを「オート」にしているときは必ず起こることです。「雪は真っ白でまぶしいくらいなのに、灰色に写ってしまうのはどうして???」そんな疑問と解決策について今日はお話しします。

オート撮影モードで起こる「白」が「白じゃなくなる」現象

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上の写真は携帯カメラで撮影したものです。「効果」をつけているので、暗いところと白いところの明暗がはっきりしています。このように、なるべく見た目のまま撮影されればいいのですが、コンパクトデジタルカメラや一眼レフカメラ(ミラーレスも同様)の場合、撮影モードを「AUTO(オート)モード」にしていると、このようには写りません。カメラのセンサーは真っ白いものや明るいものを認識すると暗くしようとする性質があるので、実際が白くても灰色のように写ってしまいます。

 

では、このような場合、本来のきれいな白をそのまま撮影したいときにはどうすればいいのでしょうか。

AUTOモードから「P」(プログラムモード)にして撮影してみる

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白い雪をそのままの色で写すために大切なのは「露出」です。実は、お手持ちのカメラが一眼レフカメラであってもミラーレス一眼レフカメラであっても、もちろんコンパクトデジタルカメラであっても、「露出」を自分で決めることができる撮影モードがあります。AUTO(オートモード)からP(プログラムモード)へダイヤルへ変更すると、自分で露出を決めることができます。

 

この露出、暗いものを明るくしたり、明るすぎるものを暗くしたり、原理については今回は割愛しますが、目で見たものに近い明暗を露出の決定によって自分でコントロールすることができます。そして、露出はだいたい-3~0~+3のあいだで設定することができて、撮影する場所や時間や光によって露出の設定も違います。

 

今は撮影したものをすぐその場で確認ができるので、まずは試しに撮影し、そのあとに暗かったら露出を+1や+2などに設定してみます。白いものをそのまんまの真っ白く撮影するために、ぜひぜひためしてみてくださいね♪

 

注)コンパクトデジタルカメラの場合、ひょっとしたらPモードのダイヤルがないかもしれません。露出の決定もできない機種の場合は、場面設定ダイヤルで「ビーチ&スノー」のような設定にしてみてくださいね♪

Mama's profile/プロフィール

井上 希世奈

井上 希世奈 【自然な親子フォト撮影人・絵本とわらべうた案内人】

記事テーマ

フォトと絵本とわらべうたで親子のキラキラを応援!

自然な風景を撮影する親子フォト撮影人として、そして絵本とわらべうたの案内人として、お子さんのキラキラした好奇心やママのリフレッシュを応援!子育てに役立ち、ママもワクワクする情報を発信します。エネママ大使として北海道の自然と再生可能エネルギーについてママができることや、アルバム大使として大切な写真を彩り保存する方法についても情報発信します。

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