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ピアノの楽しみ方「40」感じる心を育てよう/2016年9月

発表会は楽しい!!

ピアノを習っているとどのお教室でもきっとある発表会!
私のお教室も今年もお教室のご父兄のご理解やご協力により行うことができました。
さて、まずは曲決め!
普段はみんなバスティンメソッド! 発表会は弾きたい曲を自分で選ぶ、見つけるようにしています。練習の段階で辛くなっても、「自分で選んだことは最後まで頑張る」を目的としています。とはいえあまりにレヴェルが実力と違うと本当に大変なことになるのでそこはご相談しながらです。

みんなそれぞれ選んだ曲の練習に入ってしばらくすると、「難しい」「聞くのと実際弾くのは違った」などいろいろ出てきます。
私の中ではそれは分かれ道だと考えています。

難しい曲を選んだけど、最後まで絶対弾けるようになりたい!

難しい曲を選んだからやっぱり私には難しい!
弾けるわけない、曲変えたい、諦めたい!

ここで感じて欲しかったり、投げ掛けて欲しい言葉がけなのですが、脳科学者ではありませんから、脳にとってどうとかいうより、本質を見極めるという点、自分自身と向き合うという点において、母親という立場で「自分で決めたからやりなさい」だけでは、今の子どもたちには足りないかもしれません。
「それが今のあなたの力だから、そこからもっと自分が上手になるように頑張っていくのか、努力しない自分になるのか、努力せずに終わってしまうのかの分かれ道なんだよ」と、とにかく伝えていきたいですね!
志は中途半端や優しい言葉で投げ掛けてもダメだと思います。
とにかく、真摯な気持ちで真剣に伝えていくことだと思います。
私も我が子の練習、いつも付き合いますが、みなさんと同じです。
腹がたって、暴言、、、言ってしまうこと、もちろんあります。

寝顔をみて、何度「こんなママでごめん」ってつぶやいたかわかりません。

自分ができることは我が子もできる、そう思ってしまう自分がいました。

兄弟でも全然違うのですから、我が子と自分はそれぞれであることは重々、承知なはずなのに言ってしまうんです。

息子は初めてコンクール、発表会の二つを頑張りました。ある方からしたらたいしたことのないことかもしれません。しかし、私たち親子にはあえて変な日本語を使いたいと思いますが、とってもたいしたことあるイベントでした。
でも、最終的な評価よりコンクール、発表会終わって帰ってきて玄関で「あー疲れた、よし次はコンクール本選だな」っと五歳の泣き虫弱虫息子の発言が、全てが終わってどっと疲れが出ていた私の疲労を、どんな言葉よりも癒してくれたのでした。まさに想定外な発言に耳を疑いましたが。

マイペースだし、しかもかなりのスローマイペース。

だけど、そう育てたのは私だ。

育児に関しては五歳の息子に対して沢山思うことがあり、やっぱりいろいろあのときこうすれば、、、という気持ちが全然ないわけではありません。という具合にいつも悩み、自分の思い通りにはいかないことを痛感しています。

さて、話は戻り、曲決めをしてやはり練習過程でそれぞれの思いで練習に臨むため、様々なドラマが今回もありました。
夜12時まで練習しました!
毎日練習しないので私がイライラしましたなど、様々な練習の模様をお聞きしました。私も指導者として言うべきこと、一人の親として気持ちに寄り添うことのバランスが難しかったです。
前日までハラハラドキドキな生徒さん、精神的に緊張しやすい生徒さんへの言葉がけの対応、苦手なパソコンとの格闘プログラム作りは徹夜は当たり前、朝から晩までパソコンにかじりつく日も。
スローで不器用な私。
プログラムはいろいろなことを踏まえて作るも、やっぱりもっとこうすれば良かったというのが後々ありました。あれだけ考えたのだからと思ってもやっぱり。。。自分の力をまた知りました。もっとそう言った意味でも力をつけなければとこれは個人的な私の反省ですが思いました。

発表会当日!
なんと、予定時刻に会場が開いてない!係の方がきていない!

出だしは音楽もめちゃくちゃ大切ですが、こんなときの出だしは本当に大切!

長年、講師をしていますが、こんなことは初めて。

なんとか40分遅れで全てはスタート。分単位でいろいろスケジュールを組んでいたので、開演時間を遅らせないでするとなると、本当に大変なこともありましたが、今では良い思い出です。
それは、周りにとっても助けられたなぁと感じたからです。
会場が開かない、スタッフがいない。。。出演者にたまたまスタッフの連絡先をご存知な方がいて、連絡をとってもらいなんとかなりました。それから、家族やお手伝いの方々が急ピッチでピアノを移動し、調律頂き、準備をしました。
自分の先生をはじめスタッフのみんなが本当に助けてくれました。
飛び入りで、まるで私にエールをくれるかのように演奏してくれた友人もいました。いつも一緒にいろいろしてくださるピアニストの先生、私を精神的にサポートしてくださいました。また親子でお手伝いに来てくれた恩師。直線距離にして100キロ。本当に本当に感謝しても、しきれない、みんなに助けられたそんな感じ。
それから、保護者の皆様♪
本当に本当にあたたかい拍手を1曲1曲終わるごとに下さり、私は本当にそこにも涙が出そうでした。なんとあたたかい空気なんだろう。子どもたち良かったね!嬉しいね!!と心から思いました。

演奏は1年の成長の成果、一人一人本当によく頑張りました!!
自分の教え子というのは本当にかわいい大切な宝です。
あらためて、子どもの力、成長の速さを感じました。
発表会初めてな生徒さんも多いので、なるべく緊張しないで良いようなイベントホールにし、アットホームな雰囲気を心がけましたが来年あたりはThe ピアノの発表会!みたいな発表会もいいかなと思ってみたりもしています。
終わった瞬間、来年どんな風にしょうかな!? そのためにはこれから1年何をどうやっていったら具体的に良いのかを、発表会の日の夜は興奮して眠れませんから、だいたい新鮮なうちに反省と感情とこれからを書き留めておきます。
それをもとに一人一人のもっとここを頑張ろうという点を二、三点考えて、優先順位を考えて、一人一人にレッスンプログラムを考えます。本当に成長のお手伝いというか、この仕事のやりがいの部分だなと感じます。

発表会、終わってみると寂しささえ感じました。

みなさんはどんな発表会をされてますか?
参加されていますか?
発表会は、レッスン30回分と言われています。

自分が弾くだけではなく、お友だちの演奏を聞いたり、お辞儀をしたり、沢山いろいろ学べますね♪
私自身、学びに溢れた発表会でした!!

皆様も発表会はとっても楽しいものなので、当日楽しむために、練習頑張って下さいね!

これからも感じる心と脳で考えて、練習や演奏に取り組んでいけるように私自身もっと力をつけ、生徒さんの為に頑張っていきたい! そう強く思いました。

発表会って本当に良いものです。
生徒さんの成長だけでなく、講師を育てるものでもあるんですね!

音楽の力、素晴らしい!

いつも心にピアノ&音楽を♪

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Mama's profile/プロフィール

楳寿 あかり

楳寿 あかり 【音楽教育家】

記事テーマ

「音楽」を10倍楽しく学び続けるために♪

習い事ランキングに必ず上位になる「ピアノ」最近、「ピアノは脳に良い」「人気の習い事だからとりあえず」という理由で始められる方が増えてきましたが、数ヶ月すると、「塾に行って脳を鍛えます」「むいてなかった」「練習がきつい」等の理由で続かない方も。どうすれば、「音楽」を楽しく学び続けていけるのかをいろいろな観点から連載していきます。

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