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桑島道場~先生のお話②~/2015年9月

~ご紹介~

前回から4回にわたりまして、当道場の支部長はじめ、師範代方々の執筆をお届けしております。第2回目の今回は、

国際空手道連盟極真会館 香川県本部 桑島道場

高松本部道場・丸亀道場・観音寺道場 指導員

筆頭師範代 松本 薫樹  (参段) です。

桑島道場の職員として、少年部から一般部の指導、事務的なことまで全てをこなされている、当道場の筆頭師範代です。 

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師範代のお話

私は桑島道場 師範代で、道場職員の松本 薫樹と申します。高校1年生の時、3歳上の兄の影響で空手を始めて、今年で丁度20年になりました。

小学校では少年野球、中学校はハンドボール(3ヵ月のみ)と、ひとつの事をやり遂げられず、自分に自信を全く持てなかった私が、空手をこれほど長く続けているとは、当初思ってもみませんでした。それでも続けてこられたのは、「空手が好き」という事が勿論前提ではありますが、空手を通じて素晴らしい先生・先輩・後輩・仲間たちとの出会い。また、沢山の事を教えて頂いている事が大きいと思います。

今回はその中から、私が指導の中で子どもたちに伝えていきたい二つの言葉をご紹介させて頂きます。 

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①『質実剛健』

極真空手の道場訓の中にもある言葉です。皆さんもお分かりだと思いますが、意味は『中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましいさま』です。私の先生である桑島師範は、もっと簡単な言葉で『飾らず真面目で強い‼』と教えて下さいました。

強くなろうとした時に、自分を良く見せよう、大きく見せようとする虚栄心は必要ない。物事に対して真面目に取り組まないといけない。と

それまでも、質実剛健という言葉を何となく聞き流していた私は、この解釈を聞いた時に、空手を通じてそのような人間になりたい、と心から思いました。実際、憧れている先輩方はその様な方ばかりでした。

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②『一生燃焼』

桑島師範が一番大事にされている言葉です。この言葉通り、桑島師範は情熱の塊のような方です。

私が中学時代、ハンドボールを3ヵ月で辞めた理由は、アレルギー体質で、アトピー性皮膚炎と喘息の悪化により、屋外競技が出来なくなったためでした。友人たちが部活を頑張っている中、何もやる事がない私は、頑張る人を傍らから見るだけの、どこか冷めた中学生でした。空手を始めた頃も、強さへの憧れはありましたが、自分なんかが強くなれる訳がない、ほどほどに上達すればいいと思っているだけでした。

しかし、稽古に足を運んで行くうちに、桑島師範や道場の先輩たちの「強くなりたい‼」という情熱に感化され、強くなるためには、情熱を持ち続ける事が大事だと思うようになったのです。 

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今回は、空手を通じて私が学び、そして後輩たちに伝えていきたい二つの言葉を紹介させて頂きました。空手の稽古は組手が強くなるために行うわけですが、稽古をする中で、子どもたちが学び取るものを得て、空手を辞めた後でも、今後の人生の財産にしてもらえるような指導をしていきたいと思っております。

この度は、このような機会を頂き、ありがとうございました。

押忍。

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Information/お知らせ

★桑島道場→http://www.niji.or.jp/home/kuwajimadojo/

★桑島道場お知らせブログ→http://ameblo.jp/kyokusinkuwajima 

Mama's profile/プロフィール

西山 静香

西山 静香 【国際空手道連盟極真会館香川県本部 桑島道場 指導員】

記事テーマ

心と体を育てます・礼儀作法も身に付く空手~武道と子供教育~

平成24年度から中学校で武道が必修化されました。日本古来から伝わる武道には、ただ強くなるだけではなく「礼に始まり礼に終わる」という言葉がある様に、武士道精神は子供教育にも通ずるところが数多くあります。4歳~小学6年生の少年部空手指導員をしている現在、必修化された武道が教育とどの様に関わっているのかを知って頂ける機会になればと思っています。

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