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【ママのための睡眠講座】<第5回>赤ちゃんの眠りのリズムの作り方 その1/2016年3月

赤ちゃんの眠りは、ママ主役で整える!

ママのみなさん、いつも連載を読んでくださってありがとうございます!

 

第5回目になる今回は、具体的に赤ちゃんの眠りのリズムを作る方法をお伝えしたいと思います。

 

 出産後に育児不安になりがちな最初の壁があるのに、赤ちゃんの睡眠について母親学級で教えてくれるところはありません。

 

本当なら、プレママ時代から赤ちゃんの睡眠リズムを「いつから」「どのように」作ればいいかということがわかれば、ちょっとでもママの育児がラクになるのに・・・。

そんな思いから始めたのが「ママのための睡眠講座」でした。

 

赤ちゃんの睡眠のリズムが早期に安定するようになれば、ママの育児不安感が軽減するだけでなく、子育てもグッとラクになるはず!

 

私がリアルで開催している「ママのための睡眠講座」でもよく聞かれるのが、1歳の誕生日をすぎても「夜に2~3回は授乳しています。」というママの深刻なお悩みです。

そのたびに何度も起こされるママも寝不足なので、体調がすぐれなくて困っているという声も多く聞かれます。

 

タイミングとして5ヵ月を過ぎた頃から、徐々に赤ちゃんの「夜泣き」が始まるようです。

私も息子が赤ちゃんの頃のことをよく思い出します。まだ眠育をスタートしていなかった時代だったので、赤ちゃんの反応に私がコントロールされているような感じでした。

 

「夜泣き」が始まると「おむつかな?授乳かな?抱っこかな?」と、とにかく泣いている原因を探るためにオロオロしていました。

 

赤ちゃんの要求のまま構ってあげているのに、夜泣きはおさまるどころか、ますますヒートアップしてギャン泣きへ!

私も眠い目をこすりながら「いつ眠ってくれるんだろう。」と時計と息子を見比べながら、重い気持ちで長い間ゆらゆら抱っこをしたり授乳したり。

 

 

 泣く赤ちゃん.jpg

 

でも、今ならわかります。

夜中にお世話をすること自体が刺激となって、赤ちゃんの目をすっかり覚めさせてしまっていたということに。

 

そして、夜のあの絶望感とも言える重い気持ちはどこから来ていたのかを思い出してみました。

「夜中に何度も起きるリズムはいつまで続くんだろう?私も眠いよ。泣きたいのはこっちだよ・・・。」

これが正直な気持ちでした。

 

よく、「ママも昼間に寝てね・・・。」と言われますが、日中ってやることがいっぱい!

一息つくのがやっとでした。

家事や育児に追われるママがお昼寝の時間をちゃんととることって現実的にはあんまり叶わないもので、自分のことなんて後回しになりがち。

 

一方で、慢性的な疲れを引きずったままでは心も体も前向きになれないでしょう。

 

じゃあ、どうしたらいいの?
 

 

「ママも夜眠りましょう!」

 

 

そのために、赤ちゃんの睡眠を早い時期に安定させちゃおうという考え方でもいいと思います。

 

赤ちゃんの心と体を育むための睡眠という考え方も大切なんですが、私はママがたっぷり眠って心からの笑顔で育児をしてもらいたいと願っています。

 

赤ちゃんもママも眠ってこそ、幸せな眠育になる。

それには、シンプルな眠りの方法を学ぶだけです。

 

赤ちゃんにコントロールされるのではなく、ママが主役で赤ちゃんの眠りを育む。

さあ、始めましょう!  

 

 

 クローバー.jpg

赤ちゃんの体内時計は「起床時間」と「就寝時間」で整える

「赤ちゃんの眠育をいつからスタートしたらいいの?」

 

赤ちゃんに睡眠のリズムを作ってもらうには、新生児時代からママが意識して心がけてもらって大丈夫です。早すぎるということもありません。

 

第1に、昼夜のリズムがはっきりしない頃ですが、「朝や日中は明るく、夜は暗い」という光を浴びるタイミングをコントロールすること。

 

第2に、「起床時間」と「就寝時間」はなるべく毎日決まった同じ時間に整えていくようにします。

 

やり方はいたってシンプルです。

 

「起床時間」は朝7時にします。

 

 朝7時時計.jpg

 

「就寝時間」は夜7時にします。

 

 夜7時時計.jpg

 

このリズムに、赤ちゃんの月齢ごとに応じた日中のお昼寝を第3回の記事を参考に組み込んでいくようにします。

 

日々繰り返すことによって、赤ちゃんの体内時計が早く整いやすくなり、夜にまとまった眠りをとれるようになります。

自然なリズムになるまで習慣化したらラクになりますよ。

 

 

たっぷり眠ったあとの日中はごきげん、元気です!

 

3歳ぐらいまで継続してみましょう。

保育園や幼稚園に入園するときも「子ども生活リズム」が育まれているので、慌てて生活習慣を変えずにすむのもメリットです。

心も体も元気いっぱいに園生活を楽しめるようになります。

 

4歳以降はお昼寝もなくなってきます。

夜8時に就寝し、朝は7時に起床するリズムでたっぷりと質の良い眠りを育んでいきましょうね!

 

次回は、「夜泣き」について、ちょっと詳しくお伝えしていきます。

 

「夜泣き」とは何か?

就寝中に「夜泣き」が始まったら、実際にどのように赤ちゃんに接したらいいのかサポート方法をお伝えします。

 

ママの心構えについてもお話ししていきますね!

  

Information/お知らせ

<鶴田名緒子(睡眠健康指導士・睡眠改善インストラクター)の睡眠講座>

●「女性のための睡眠講座~睡眠で叶える健康美人的生き方~」

睡眠をダイエットや美容に活かして健康的なライフスタイルを手に入れるには?

体内時計や時間栄養学の観点から、具体的な方法をお伝えします!

 

日時:3月2日(水)10:00~12:00

会場:Cafe Lied(カフェ リート)

住所:神奈川県相模原市中央区淵野辺4-1-20

URL:http://tabelog.com/kanagawa/A1407/A140701/14062198/ 

対象:女性

定員:6名(満員)☆キャンセル待ち受付中☆

参加費:2,000円(ご飲食代は各自でご負担いただきます。)

お申込みメール:foryoursleepあっとまーくyahoo.co.jp

 注)あっとまーくは@に置き換えてください。

  メールにはお名前・ご住所・携帯電話・メールアドレスを記載してください。

 

●「シニアのための快眠セルフケア講座」連続睡眠講座(全3回)

第1回 4月13日(水)自分でできる快眠方法と睡眠の基礎知識

第2回 4月27日(水)「睡眠日誌」で自分の「ねむリズム」を知ろう!

第3回 5月11日(水)「睡眠日誌」でスリープレッスンQ&Aと参加者交流 

睡眠相談やリラックスタイムに気軽にできる安眠体操もあります!

 

時間:10:00~12:00

会場:相模原市立大野北公民館(JR横浜線淵野辺駅から徒歩2分)3階 中会議室

住所:神奈川県相模原市中央区鹿沼台1-10-20

URL:http://www.sagamihara-kng.ed.jp/kouminkan/onokita-k/annai.htm 

対象:シニア、ご家族、支援者、睡眠改善に興味のある方

参加費:1,200円(教材費)

 

お申込み・お問い合わせ:大野北公民館窓口(電話:042-755-6601)

*受付開始は3/8~となります。

 

ブログ: 「 +Sleep(プラススリープ)~ねむりをプラス、輝くあした~ 」

     今後の睡眠講座の開催予定や、快眠の方法など随時、更新しています。 

Mama's profile/プロフィール

鶴田 名緒子

鶴田 名緒子 【睡眠健康指導士・睡眠改善インストラクター】

記事テーマ

「ママのための睡眠講座」

ママが睡眠の知識を深め、家族の健康を睡眠からサポートできるように暮らしに役立つ情報をわかりやすく発信します。赤ちゃんの眠り、保育園児と幼稚園児の生活と睡眠、小学校就学に向けての「子ども生活リズム」の整え方など。「眠育(睡眠の育児&教育)」からママやお子さまに寄り添ってきた指導経験を生かし、心も体もHappyになる毎日の育児を応援します!

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