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グローバルな視野を持つ/2012年4月

世界を視野に入れる

これからの親は、教育の面でグローバルな視野を持ったほうがよい、と思います。

 
いまさら言われなくても、すでに持っているかたもたくさんいらっしゃることと思います。
 
グローバルな視野、というと英語教育?と思えそうですが、そうではなく、まずは諸外国の教育と日本の教育の違いについて興味を持つ、ということです。
 
なぜそれが必要か、といえば、これまでの日本の教育のあり方ではこの先子どもたちの可能性を伸ばすことはしづらいでしょうし、世界と比較すると、どんどんと日本の教育は遅れてきてしまっているからです。
 
先日尾木ママの講演を聴きました。
 
あのキャラクターですからとても楽しかったのですが、同時に教育評論家なので、さすが、研究していらっしゃる、と思うことが短い講演の中でたくさん聴けました。
 
尾木ママいわく、オランダの教育は日本より40~50年進んでいるそうです。
制約が少なく、各学校ごとに教育の仕方が違い、選択肢が多いが、その分自主性を必要とされる、私立も公立も授業料がほとんどかからない、
合わなければ途中で変わることも可能で、学力が低いとしても、それをマイナスにとらえられることはない、などなど・・・
 
だから「孤独」を感じている子どものパーセンテージが世界で一番低い。
逆に一番高いのは日本で、約3人に1人が孤独を感じている状態なのだそうです。
 
私もまだこれから勉強するのですが、そうやって海外の教育の話を聞くと、日本人として「これが当たり前」と思って育った教育についての枠がはずされていき、もっと自由でもいいんだ、と思えてきます。それが子どもたちの心を軽くし、能力を引き出す上でとても大切なことだと思うのです。
 
日本の教育に子どもを当てはめるのではなく、世界の教育を視野に入れて子どもの能力を伸ばすためには何が適切なのか、考えてみましょう。
英語だけできてもダメ

これからの子どもたちには英語を話せることは必須でしょう。

 
どんどん外国から優秀な人材が日本の名だたる企業に流れ込んできている今、国内はもちろん、世界で通用する人に育てるためには英語は必須です。小さいころから英語に慣れさせ、習うことはよいことだとは思いますが、そればかりに力を注いでいるのはいただけません。
 
とある英語教室を開いているママから、私にセミナーの依頼が来ました。
 
そこにお子さんを連れてくるママさんたちは、英語をはじめとして子どもの教育にとても熱心なのですが、熱心すぎて自立心や素直な心をなくしてしまっている子もいて、そこに気づかせてあげてほしい、という思いからです。
 
5歳や6歳の子どもが基本的にその年齢でできているはずの普通のことができなかったり、英語はよくできるけれど教室に来ると妙に大人びて、友達に対して、「そんなこともできないの?」と見下したようなことを言ったり…。
 
また、たとえ英語が話せたとしても、アイデア力、企画力、プレゼンテーション力、そしてコミュニケーション力・・・といった力が身についていなければ、役には立たないのです。
 
冷静に客観的に見ればわかりそうなことですが、教育については特に視野が狭まり、価値観がかたよってしまいがちになるようで、それが判断力を鈍らせてしまうようです。
 
 
英語をはじめ、教育に熱心になるのは悪いことではありませんが、それが度を越したり偏りすぎたりしたのでは、本当の意味での生きる力は育ちません。
 
基本的な生活習慣はもとより、自分のことは自分でやらせる、ひとりでできる、と思えるように、自信のつく言葉かけをする、お友達と比べたりせず、それぞれのよいところをほめ、できているところを認め、協調性や思いやりの心といった人との接し方も同時に育てていくことをお忘れないように。
 

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谷 あゆみ

谷 あゆみ 【プレシャス・マミーメンターコーチ】

記事テーマ

子どもが賢く自立するための 東大脳実践講座

塾なし、手間なし、すべり止めなしで東大に現役合格した息子。その母がやっていたことは?考えていたことは?「東大脳」は自ら夢を持ち、目標に向かって努力する脳のこと。ここでは、子どもが賢く自立するための親の接し方、あり方を、私の経験と学んだ脳の知識、コーチングの内容をミックスしてお伝えします。

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