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0歳から食べられるふかふかベーグルでカミカミしよう/2014年7月

カミカミの練習にはパンがいい!

子どもにはじめて食べさせてあげるパン、離乳食初期にパン粥にする方が多いかもしれません。離乳食が進んで、パンをそのまま食べられるようになった離乳食中期以降、どんなパンをどうやってあげますか? まずはシンプルな食パンをあげることが多いかと思いますが、

・小さくちぎってお皿に出す
・スティック上に縦長に切ってあげる
・そのまま一枚出す

など色々あります。私は小さく切ってあげることはほとんどなく、大きめのまま渡して、自分で
パンを持ってむしゃむしゃ噛んで食べてました。小さく切ってあげたほうが、詰まらせることもなく安心だし、一口サイズで食べやすいというのもあると思います。


でも、歯もはえてきちんと咀嚼できるようになってきたら、やわらかく食べやすいものばかり与えず、カミカミする練習もさせてあげたいですよね。パンはカミカミの練習にとってもいいと私は思っています。離乳食初期でまだベーグル自体を食べられなくても、ベーグルまるごとをカミカミすることで歯がためにもなります。

・服や床が汚れにくい
・子どもが自分でつかんで、自分で食べられる

という点もパン食のいいところですね。
 

0歳から食べられるふかふかベーグル

卵と乳アレルギーの息子は、市販のパンはほとんど食べられません。卵も乳も入っていないパンといえば、固い固いバケットくらい。さすがに0歳児には固すぎました・・・

そんな息子には色々なパンを作ってあげましたが、中でもよく食いついたのはふかふかのソフトベーグルでした。

「えっ!ベーグルなんて固くて0歳児には無理でしょ!」

と思った方、そんなことありません。もちろん、ベーグルにも色々種類があって、固くてとても子どもには噛みちぎれないものもあります。でも、おうちで作るふかふかベーグルは離乳食期でも食べられる硬さですし、食パンよりも噛みごたえがあるので、カミカミの練習にもなります。

ベーグルパク.jpgのサムネール画像

 

(お子様が今どの程度噛めるか、上手にごっくんできるかなど状態を見ながらあげてくださいね。)
 

【材料】おうちでかんたん!ふかふかベーグルのつくり方(4~6個分)

・強力粉 250g
・砂糖 大さじ1
・インスタントドライイースト 小さじ1
・塩  小さじ1/2
・水 145cc

※水は室温によって温度を調整します。冬は35度くらいのぬるま湯、春秋は常温、夏は冷水。
 

【準備する道具】おうちでかんたん!ふかふかベーグルのつくり方

・ボウル(大)
・ゴムベラ
・ぬれ布巾(リネンやてぬぐいなど薄めのもの)
・ゆでる用の鍋と揚げあみ
・天板とオーブンシート
・オーブン

【手順】おうちでかんたん!ふかふかベーグルのつくり方

【こね】
1.粉をボウルに入れ、砂糖・インスタントドライイーストを加えて、離れたところに塩を加える。

2.砂糖・インスタントドライイーストめがけて水をやさしく一度に入れ、ヘラでそれらを溶かし込むように混ぜる。その後、全体を混ぜ、だいたいまとまったらこね台に出し、ボウルをかぶせて5分休める。(オートリーズ)

 

ベーグルまとめ1.JPGのサムネール画像

 


3.生地の表面がなめらかになるまで、手の付け根に体重をのせて約10分休まずにこねる。

P7091400.jpg

 


【ベンチタイム】
4.生地を4等分して丸めて、乾燥しないようにボウルをかぶせて15分室温におく。

ベーグルまとめ2.JPG
 



【成形】
5.生地を軽くおさえ余分な空気をぬきながら、10cm×20cm位の縦長に指で伸ばし、空気が入らないように奥から手前へ巻き込んでいく。
コロコロと25cmくらいにのばし、左側は少し細めに、右側は手の付け根でつぶし、左側の細くした部分に覆いかぶせてから裏返し、とじめをしっかり閉じてベーグル型に整える。

ベーグルまとめ3.png

 

ベーグルまとめ4.png

 


【最終発酵】
6.生地がひとまわり大きくなるまで、35度前後で約40分発酵させる。
  (春夏は室温でもOK、冬場はレンジの発酵機能を使用)

P7091467.jpg
 

 

【ゆで~焼成】
7.鍋にたっぷり湯をわかし砂糖(大さじ2くらい)を入れておく。生地を片面30秒ずつ両面ゆで(ケトリング)、天板にのせる。

ベーグルまとめ5.pngのサムネール画像

 

 

8.190度に予熱したオーブンに手早く入れ、焼き色がつくまで約15分焼く。


P7091479.jpg


こね方や発酵環境にもよりますが、1時間半~2時間くらいで焼きあがります。
ベーグルは発酵が一回だけなので短時間でできる、育児に忙しいママ向けなパンなんです^^

 

ベーグルをおいしく食べるコツ

ベーグルは他のパンに比べて水分量が少なく、時間がたつとパサつきがちです。なるべく当日中に食べることをおすすめしますが、
翌日以降に食べる分は上手に保存&焼戻しをして美味しく食べましょう!

・当日食べない分は1個ずつラップをして密封袋に入れて冷凍庫へ
・冷凍したものは凍ったまま霧吹きで全体に水分を与えてから(流水にざっとくぐらせてもOK)、トースターで普段のパンを焼くように焼戻しをします

(焼き上がりに中がまだ冷たかったら、しばらくトースターの中にいれておきます)

パンは冷蔵庫の温度帯で保存することがあまり好ましくありません。
常温で美味しく食べられるうちは常温に、それ以上保存したいなら冷凍庫に、と覚えておいてくださいね。

せっかく美味しく焼いたパン、上手に美味しく食べましょう!
 

Information/お知らせ

大阪市の自宅で子連れパン教室を開催しています。
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Mama's profile/プロフィール

島村 麻美

島村 麻美 【アレルギーっ子も食べられるパン教室 主宰】

記事テーマ

NO卵!NO乳製品!アレルギーっ子とおいしく食べるパン生活

0歳~1歳児に特に多い、卵・乳の食物アレルギー。市販のパンには卵や乳成分が入っているものが多く、それらが入ってないのはバケットのような固いパンばかり。だったらおうちで作っちゃおう! 私が息子に作っている卵や乳製品なしでもおいしいパン作りのレシピやコツ、アレルギーっ子のパン作りで気をつける事、パンの材料の選び方などをお届けします。

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