地域づくりの一助になればと、代表の花村さんが始めた「くるむ食堂」。スタートしたのは2023年5月で最初に集まった人数は20名ほどでした。しかし、だんだん規模が大きくなり、現在は三栖公民館に場所を変えて毎月最終土曜に実施しています。参加費用は大人300円で高校生以下は無料。毎回約100名程度が集まり、楽しく交流しています。メニューは定番のカレーに加えて、その時に集まった寄付の野菜などを使った副菜やデザートが並びます。予約の必要はなく「行きたいな」と思ったら参加できるシステムで、こどもからシニアまで様々な世代の人で賑わいます。


チームワーク抜群のボランティアさん
自分ができることをやるがモットー
みんなが顔見知りになれる場所づくり

高齢者や障害者の方々をサポートする仕事をしています。日々の仕事を通じて、より良い地域づくりを考えるようになり、こどもたちも含めた地域の人々の交流が大切だと思うようになりました。こども食堂を始めようと思ったのは、そんなことがきっかけです。くるむ食堂の運営では、ボランティアさんを信頼して任せることを大事にしています。例えば、私は料理が苦手なので調理には参加していません。自分のできること、好きなことをする。その延長に地域のみなさんのつながりが生まれて、さらに絆が深まればいいなと思っています。

くるむ食堂を始めてから、道で出会うこどもたちが「こんにちは!」と声をかけてくれるようになりました。顔見知り同士、気軽に声をかけ合えることをとても嬉しく思います。また、お互いを知っているということは、防災・防犯面でも大切だと感じます。「くるむ食堂で出会ったあの人」という認識が緊急時には大いに役立つのではないでしょうか。今後は、高齢者の方が得意なことを若い世代と共有でき、こどもたちは好きなことを見つけられる。そんな場所にしていきたいと考えています。

「みんなが自分のできることをやる」。その気安さが「くるむ食堂」らしい温かさを生み出しています。一緒にご飯を食べ、声を交わした人たちが、この場を離れたあとでまた出会ったとき、「お元気ですか?」と笑顔で声をかけ合う。そんなつながりがどんどん広がることで、地域のチカラも高まっていくのでしょう。