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昔の遊び/2014年3月

自分世代の遊び

皆さまが初めて出合った遊びは何ですか?好きだった遊びは何だったでしょう?

昭和40年代生まれの私世代の遊びは、折り紙、あやとり、鬼ごっこ、ゴムとび、缶けり、かくれんぼ、ハンカチ落とし、お人形ごっこ、ビー玉、おはじき、かるた、ドッジボール、縄跳び、基地作り、花いちもんめ、ザリガニとり、それから、それから・・・あげ出したらきりがありません。

毎日毎日、日が暮れるまで、あるいは、お母さんから「ごはんやで~!」という声がかかるまで、友だちと群れて遊んでいた記憶があります。特に約束も時間も決めなくても、外に出れば誰かしら遊んでいるといった環境でした。

子ども世代の遊び

平成10年代の我が子たちはどうだったでしょう?

私がやってきた遊びにプラスして、おもちゃたちは少しずつ進化していました。

音が出る絵本や玩具、アイロンビーズや小麦粉粘土、知育玩具やテレビキャラクターのおもちゃ、テレビにつなげて遊ぶゲーム、毎月届く幼児教材、モノレールやトーマス、ビデオやDVD、戦闘ヒーローやポケモン、ムシキングやラブ&ベリーのカードゲームなどにひと通りはまり、DSやWiiに目覚めていきました。

私はリカちゃん人形に再会し、自分の子どもの頃の遊びを繰り返し、あー子育てって、自分の子ども時代に出合えたものに、もう一度、めぐり会えるのだな!と嬉しく感じたのもつかの間。DSやWiiでは、もはや私が出る幕もなくなってしまいました。

そしてそれから更に10年・・平成20年代生まれの今の子どもたちは何を与えられ、何に興味をもっているのでしょうか?

DSCF1207.JPG

遊びの移り変わり

ものごころついた頃から携帯電話もゲームもパソコンも身近にあった子どもたち世代は、電子機器や電化製品に、戸惑いも抵抗もありません。教えるまでもなく、何となく使っていくことが出来ます。

知育玩具や幼児教材は、早いうちから、読み書きや英語に触れさせることに成功し、抗菌や安全面にこだわったおもちゃに囲まれた子どもたちは、木登りや基地作りで怪我をすることも服を汚すこともずいぶん減ったことでしょう。やんちゃ盛りの男の子が家に集まっても、散らかしも騒ぎもせず静かにゲームをやっているという光景も珍しくありません。

またインターネットを使って距離のあるお友だちとも繋がることが出来ます。

でも、一方、新たな問題も浮上しています。

有害サイトへのアクセス、ゲームやテレビによる視力低下、ひきこもり、ゲーム脳といわれるキレやすい子たち・・・

習い事や塾で、みんなが忙しく、子どもといえどもスケジュールを合わせるのはひと苦労。

また思いっきり走りまわる遊び場も十分とはいえません。

心配事や問題はつきません。

でもだからといって、ゲーム機を取り上げ、TVを消して、昔遊びを強要するわけにはいきませんよね。遊びも時代の流れの中で変化してきたのですから・・・ 

DSCF1204.JPGのサムネール画像  

そう。極楽浄土がゴールの『双六(すごろく)』から、億万長者を目指す『人生ゲーム』へ・・・そして、ロールプレイング方式のゲームソフトへと・・・

流れゆく時代の中で、自然の成り行きで、その世に相応しい形で変化してきたのです。

昔遊びの伝承

でも、でも、それを承知のうえでも、残していきたいものってありますよね。

手先の器用さを育んできたお手玉やけんだま。   

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芸術性の高い折り紙。

おばあちゃんの話を思い出す、ことわざカルタ。

おじいちゃんが教えてくれたこま回しや将棋。

身体能力を鍛えた竹馬やなわとび。

想像力を養う基地作りやごっこ遊び。

厄払いや養生の願いが込められた羽根つきや凧あげ。

五感いっぱいに季節を感じ、群れて仲間とけんかしたり助けあったり・・・

やっぱり伝承していきたいですよね。

インターネットで世界と瞬時に繋がるのは素敵だけど、時代を越え先人たちと繋がるのもこれまた素敵なことだと思いませんか?!

子どもは遊びの中で育ちます。夢中になったり、リラックスしたり、仲間を作って、笑って、時には競い、助け合い、小さな社会を五感いっぱい使って豊かに暮らしてほしいです。

大人だって。。。

大人だって昔の遊びをやってみるのも楽しいですね。  

DSCF1128.JPG

かく言う私は今年、『投扇興』に出合いました。

台の上に立てられた的に向って扇を投げるゲームです。

これはただ的に当てておしまいではなく、ルールに基づくと、投げた扇や的の倒れ方、台の位置に形どられる状況によって採点する遊びで、そこには源氏物語や百人一首がもり込まれているのです。

何とも奥深く、風流な遊びです。

また、日本舞踊も一生続けられる娯楽のひとつです。流派も型もとりはらって、もっと単純に楽しむべきです。

大人が楽しんでやっていることはきっと子どもにも魅力となるでしょう。

その時代での進化した遊びがあって、伝承してきた遊びもある。

インターネットで世界の人と瞬時に繋がって遊ぶ楽しみと、

何世代も受け継いできた長い年月の繋がりで遊ぶ楽しみとが

共存していくのは素晴らしいことですね。

私たち大人は電池も電気も入れなくても起動できるたくさんの遊びを知っています。先人たちの思いを繋げるパスワードをまだ忘れぬうちに、子供たちに伝えていかねばと切に思います。

あなたや子供たちの人生が楽しさと豊かさにあふれていますように。。。

Information/お知らせ

和のスマイル春の特別体験教室

  浴衣を着て、日本舞踊や和のフィットネスNOSSを体験。

  旧暦のひな祭りの日にちょっと素敵な和の時間。

    日時:4月3日(木)10時~12時

    対象:小学生・園児

    場所:滋賀県栗東市 

    受講料:2000円

        (友人、兄妹、親子等、2人以上でお申し込みの場合は1人1500円)    

    備考:足袋または靴下

        浴衣(こちらでもお貸できます。お申込みの時ご相談ください。)

 お申込み:メールまたはブログのコメントにてお願いします。

    講師:鈴木 麻奈美

         manami67@gmail.com

                     和のSmile  http://ameblo.jp/wanosmile/

Mama's profile/プロフィール

鈴木 麻奈美

鈴木 麻奈美 ー日本舞踊藤間流名取・NOSSインストラクターー

記事テーマ

和の魅力

グローバル時代において、和の精神、和の文化を持つことは、これから世界で活躍されるであろうお子さまたちの心のよりどころとなるでしょう。3年半のアメリカ暮らしで気付いた和の魅力、日々の暮らしの中にある和の素敵をお伝えしていきます。あなたの気付きとなりますように。お子さまたちの和のスマイルを育む毎日につながりますように。

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