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あかちゃんハンドサインで快適コミュニケーション/2013年6月

あかちゃんとのコミュニケーションに役立つあかちゃんハンドサイン

まだ言葉を話すことができない時期の赤ちゃんも、実は「言いたいこと」「伝えたいこと」がたくさんあります。

伝えたいことがなかなか伝わらないジレンマから、かんしゃくを起こしたり、泣き出したり、また逆に保育者も何を言いたいのかがわからずストレスを感じたりするものです。
そのようなコミュニケーションミスを解消し、お互いの意思疎通を図る手段のひとつが、『あかちゃんハンドサイン』なのです。
赤ちゃんがよく使用する身振り、手振りといったジェスチャーや、手話に似た手の動き=サインを利用して、まるで会話をするかのようなコミュニケーションを図ることが可能です。

 

このような手段を通じて、赤ちゃんと保育者がコミュニケーションを図る方法は、アメリカをはじめ現在では世界中の国々で実践されており、日本でもベビーサイン、赤ちゃんサイン、赤ちゃん手話、ベビー手話(Baby Sign Language)、ファーストサイン、おててサインなどさまざまな呼び名で使われています。

あかちゃんハンドサインって、どんな効果があるの?

あかちゃんハンドサインを使うことができるようになると、親子の意思疎通が円滑になります。
それにより保育者のストレスが軽減されるため、赤ちゃんの心の安定につながり、親子の関係が深まります。
また、赤ちゃん自身もサインと一緒にたくさんの言葉に触れることで、語彙が増え、知育の発達が促されるという効果もあります。


 

① 早い段階から赤ちゃんと意思疎通ができる
  赤ちゃんの言いたいことが分かる

       ↓

親子のストレスが緩和され、絆を強めます。
赤ちゃんの自己肯定感を育み、自尊心を育てます。
保育者の育児に対する自信につながります。

 

② 赤ちゃんの言語能力と知能の発達を促進する
  聴覚、視覚、筋感覚を使い、自分の意思を伝えることによって脳が刺激される

       ↓

見る力・聞く力・集中力・記憶力を育てます。
言語によるコミュニケーション力が発達します。

 

③ その他の効果

・父親や祖父母とのコミュニケーションも円滑になり、育児参加しやすくなります。
・危険を防止し、安全管理がしやすくなります。
体調管理に役立ちます。

あかちゃんハンドサイン開始の目安とポイント

あかちゃんハンドサインは、生後すぐからでも始められますが、赤ちゃんからサインが出始めるのは、早くても生後半年後くらいからです。
9~12ヵ月を過ぎてからサインに興味を持ち始めることも珍しくありません。

月齢に関係なく、赤ちゃんがコミュニケーションに興味を持っているかどうかが開始の判断基準になりますが、だいたい6~7ヵ月頃の「ひとり座りが上手にできる頃」を目安に始めてもよいでしょう。
そのころになると、周りの物や音などに関心を持つ赤ちゃんが多くなり、指さしをしたり、発声も増えてきます。
言葉と同時に同じサインを何度も見せることで、次第に意味を理解するようになるでしょう。



1 初めてのサインを3つくらい決める。
最初からたくさんのサインを教えようとせず、少ない数のサインで始めましょう。
まずは親(保育者)がサインの見せ方のコツや、タイミングなどを練習するつもりで始めます。
慣れてきたら徐々にサインの数を増やしていきましょう。


2 言葉かけと一緒にサインを見せる。
しっかりとアイコンタクトをしながら、言葉かけと一緒にゆっくりはっきりとサインを見せましょう。


3 何度も繰り返す。
ひとつのサインを何度も繰り返し見せることで、サインを覚えるチャンスも増えます。
赤ちゃんに話しかけるとき同じ言葉を繰り返し言うのと同様に、サインも繰り返し使用しましょう。


4 同じサインをさまざまな場面で使う。
同じサインでも、異なるシチュエーションや対象に使用することによって、赤ちゃんはそのサインの表す概念やカテゴリーを学びます。
たとえば、クマのぬいぐるみで「クマ」というサインを教え、テレビに熊が映れば再び「クマ」というサインを見せ、後日動物園でも本物の熊を見て「クマ」というサインを教えれば、クマというカテゴリーに属するものに対して「クマ」という言葉とサインを覚えます。


5 気長に根気よく伝える。
特に最初のサインが出てくるまでは、時間がかかるものです。
サインがなかなか出ないからといって焦ったり、イライラすれば赤ちゃんにも伝わります。
あかちゃんハンドサインの目的は、赤ちゃんといろいろなことを共有することです。
じっくり付き合うつもりで、サインが出るのを楽しみに待ちましょう。


6 既存の手話型サインなどにこだわりすぎない。
手話などをもとにしたサインを利用する方法もありますが、そればかりにとらわれず、各家庭で赤ちゃんにとってやりやすいポーズをサインとして使用しましょう。
赤ちゃんがオリジナルでサインを作ることも珍しくありません。大切なのは、サインの正しさではなく、赤ちゃんの伝えたい気持ちに気づき、受け止めてあげる姿勢です。赤ちゃんが教えた通りのサインができなくても、無理に直したりせず、柔軟に対応しましょう。
ただし、混乱を避けるため、家庭の中では共通のサインを使用するようにしてください。


7 サインに反応したり、サインをしたらしっかり褒める。
赤ちゃんがサインを使い始めたときには見逃さず、しっかりと褒めてあげてください。親(保育者)が喜んでいる姿を見れば、赤ちゃんもうれしいはずです。
得意げに同じサインを何度もやってみたり、ほかのサインもできるようになるでしょう。
その繰り返しで、使えるようになるサインも徐々に増えていきます。

Mama's profile/プロフィール

滝田 加奈子

滝田 加奈子 【(社)日本コミュニケーション育児協会 代表理事】

記事テーマ

ベビーセラピーでママをもっと楽しもう!

毎日の生活にベビーセラピーを取り入れて、ママをもっと楽しみましょう♪オイルのいらない手軽さが人気の「東洋式ベビーマッサージ」、手話のようにおててでおしゃべりできる「あかちゃんハンドサイン」、ヨガ+エクササイズを楽しむ「ベビーエクサヨガ」。ベビーセラピーはコミュニケーションにも最適!ママとあかちゃんのココロとカラダを健やかにします。

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