「子どもはのびのびと育てたい」「自然に囲まれて暮らしたい」などの思いから、結婚や出産を機に移住を考える人が増えています。
ミキハウス子育て総研による「地方への移住促進プロジェクト」に参画いただいた、「子育てしやすい自治体」をご紹介します。
神仏習合発祥の地として有名な国東半島は、異文化を認め合い共存する思想が1300年前から続く地。穏やかな瀬戸内海に面する海岸は遠浅の砂浜が広がり、神社仏閣や石仏に出会えるロングトレイルも人気。「ここに移り住み、人生観が変わった」という移住者が多い国東市を訪れ、その理由を取材しました。
奥地に吉野川の源流があり、水源地として500年以上、水と森を育んでいる川上村。園児が少ない分、近隣自治体との交流が盛んで、子ども園を訪問し合う機会があります。保護者同士も打ち解け、自然と家族ぐるみの付き合いが生まれます。
建設機械のコマツ発祥の地であり、ものづくりの技術にあふれる小松市。科学館や乗りもの博物館、さらに歌舞伎にまつわる体験スポットも豊富。 今回は移住を検討中の読者ファミリーが注目スポットを訪れました。
羽田空港から飛行機でわずか1時間、首都圏からのアクセスもよく、東京と行き来しながら二拠点に住まいを持つ人もいる山形県酒田市。山形は雪深いイメージがありますが、日本海に面する酒田市は比較的積雪が少なく、雪に慣れない人も暮らしやすいそうです。
函館から車で約1時間、北海道内では南に位置するため気候は比較的おだやかな厚沢部町。農業が盛んで、特にメークインの発祥地としても知られています。 町全体で子育てをする雰囲気があり、保育料の無償化や出産祝い金の支給など、子育て世帯への支援も充実していて安心です。
棚田やブナ林といった美しい景観が数多く残っており、ゆったりとした時間の流れの中で暮らすことができる十日町市。信濃川でのラフティングやスキーなど、季節ごとに自然を満喫しながらレジャーを楽しめます。
秋田県南西部に位置し、鳥海山と日本海に抱かれるにかほ市。大手電子部品メーカーを中心に製造業が盛んなまちです。医療費や保育料の助成など子育て支援も充実。小学校では農作業体験や鮭の稚魚放流など自然と触れ合う特徴的な教育も。
豊後一の宮で全国八幡宮の総本社である宇佐神官があることで有名な宇佐市。「住みたい田舎ランキング」などの各種ランキングで常に上位にランクインするなど、移住支援が充実しています。
東北新幹線が停車する小山駅から水戸線で8分。湘南新宿ラインを利用すれば、新宿·池袋からは約90分と、県内外へのアクセスが抜群。結城駅前の市民情報センター内には、図書館、子育て支援センター、天体ドームと、お子さまが楽しめる施設が集結していて便利。
海や山が近く鉄道やバスの交通網も充実し便利な北九州市。出産、小児医療など、子育て環境を評価するランキングでは11年連続1位(*)獲得。「子育てしやすい街」として全国から注目を集めています。待機児童ゼロ、国の基準を上回る保育士の配置など、手厚く子育てを支援。親子で訪れたくなる施設がたくさんあるのも魅力です。
「住みたい田舎ベストランキング」総合部門で、5年連続ベスト3に輝く豊後高田市。移住者受け入れの先進地として、全国の市町村からも注目されています。
箱根連山に囲まれ、南は相模湾に臨む小田原市は、城下町らしい歴史を感じられる街。市内の鉄道路線は6路線あり、東京都内まで新幹線で約30分なので新幹線通勤も可能。鎌倉や横浜、湘南などの人気スポットへもアクセス良好です。
東西に南アルプスと中央アルプスがある箕輪町。町の中心から端まで車で15分、大型スーパーやホームセンターもあり、車なしでも暮らせる「ほどほどの田舎」なので免許がないママも安心。
長野県のほぼ中央に位置し、のどかな田園と生活しやすい便利な町のいいとこどりができる安曇野市。恵まれた自然環境と豊かな地域資源に触れながら“ワクワク・ドキドキ”いっぱいの体験を通して学ぶ「あづみの自然保育」に取り組んでいます。
茂木町は栃木県の南東部、宇都宮市と茨城県水戸市の二つの県庁所在地の中間地点で、都心部まで100km圏内に位置します。モータースポーツでも有名な「モビリティリゾートもてぎ」には、グランピング施設や巨大な立体迷路など家族みんなで遊べるアトラクションがいっぱい。
福島県の県庁所在地であり、都市の利便性と雄大な自然をバランスよく併せ持つ福島市。東京から新幹線で約90分とアクセスがよく、都内への新幹線通勤も可能です。
北陸新幹線の開通で東京から2時間30分で行けるようになり、観光地としても人気の石川県。加賀百万石の文化遺産や、能登の新鮮な海の幸にも恵まれています。
千葉県の北部中央部に位置する栄町は、利根川や印旛沼に囲まれた自然豊かな田園観光都市です。 幕末から明治時代の街並みをリアルに再現した『房総のむら』では、昔ながらの暮らしが体験でき、隣接する『コスプレの館』では、ちびっこ忍者やベビー侍に変身!家族で1日楽しめます。
東京から新幹線利用で約2時間。お子さまが楽しめる広々とした公園や大型の屋内遊び場など、施設が充実。専門相談員「保育コンシェルジュ」に、気軽に子育ての相談ができます。2024年には、東北最大級の大型商業施設が開業予定。
札幌市に隣接の北広島市は、都市へのスムーズなアクセスと自然豊かな環境が叶い、住みよさランキング2016で道内35市中、3年連続第1位の子育てしやすい街。
九州北部に位置し、空港や港、新幹線など、公共交通機関が整っているのでどこへ出かけるにも便利な福岡県。商業施設もたくさんあるので買い物には困りません。首都圏と比べると地価や物価が低いため、ゆとりのある暮らしが送れます。
教育熱心で、子どもの学力が全国トップレベルの秋田市。約400年の歴史を持つ城下町は、海も山も近くて自然が豊かなのはもちろん、医療や福祉、レジャーなどの都市機能も充実。子育て世帯にちょうどいい、住みよさが好評です。
谷川岳を一望でき、赤城山麓の裾野に位置する群馬県昭和村。四季折々の美しい自然景観の中に広がる農地で、新鮮野菜や農産加工品を生産しています。自然とふれあいながら、子育て世代が住みやすく生活しやすい村づくりを進めています。
地方の過疎化が進むなか、年間20世帯近くが移住する上士幌町。その8割が20~40代の若い世代というのも他に例を見ない現象で、全国からの注目を集めています。
水戸市から20㎞、東京から120㎞圏。北は阿武隈山系を臨み平野部は温暖で、お子さまを育む豊かな自然環境があります。竜神大吊橋などの観光資源にも恵まれ、歴史を感じられる街並みと、ほどよい便利さを兼ね備えた暮らしが待っています。
九州最大の都市、福岡市から電車で約30分、新幹線では17分、福岡空港から車で45分とアクセスは抜群。鉄道や高速道路が整備され、近隣のお出かけにも便利な久留米市。九州一の大河「筑後川」の恵みに育まれた豊かな自然と都会の便利さを持ち合わせた、住みやすさが自慢です。
福岡市からJRで約45分、新幹線で25分、車で1時間と、お出かけにも便利な筑後市。天皇杯(*)を受賞したこともある梨やブランド苺の「あまおう」をはじめ新鮮な農産物も自慢です。
観光地として人気の金沢市の南にある石川県能美市。関東からも関西からもアクセスがよいのが魅力です。市内には美しい松林の海岸線やのどかな田園風景が広がり、四季折々の豊かな自然体験ができるのも注目したいポイント。家族みんなで楽しめるおでかけスポットも充実しているので、ぜひ現地に訪れてみて!
自然に囲まれながらも、公共機関や交通網、買い物施設が揃う桐生市。無料の遊園地など家族で楽しめる施設も充実。子育て支援センターのほか、おむつ替えや授乳ができる「赤ちゃんの駅」を設置し、全力で子育てファミリーを応援しています。
九州の熊本市内から車で約90分。熊本県南部に位置し、オフィスやスーパーがある人吉市へ約10分の場所にある山里の自然あふれる山江村。
山口市鋳銭司地域は、新幹線の新山口駅からひと駅ながら自然豊かな住みよい地域。市では移住者が地域の一員となれるよう地域の担い手と共に移住促進事業を展開。
大阪府のほぼ中心、大阪府第2の都市である堺市の南に位置。日本有数のニュータウンとして誕生してから成長を続ける良好な住宅地です。
北は四国山地、南は太平洋に面する高知県。ひとつの大家族のように温かい人柄が魅力です。子育てや住まい、仕事探しなど「移住・交流コンシェルジュ」が一人ひとりに寄り添い情報提供やU・Ⅰターンに関する提案を行っています。
京都・大阪・神戸から、車で約90分。農業が盛んで「丹波栗」や「丹波大納言小豆」など、全国的にも有名な農作物があります。豊かな緑に囲まれながら安心して子育てができるよう、「丹波市子育て学習センター」などの施設も充実しています。
南アルプスを望む長野県南部の村。NPO法人グリーンウッド自然体験教育センターによる山村留学やキャンプは、全国から年間3000人以上が視察に来るほど。信号のない静かな山村で、お子さまはのびのび。子育て世代向けの支援策も多数整備。
北陸新幹線で東京から約2時間。教育の質が高く、科学的才能や論理的な思考を伸ばす「とやま科学オリンピック」を開催。また、待機児童ゼロで、お子さまを安心して預けられるため、女性が働きやすく、正規雇用率が高いのも特徴です。
演劇的手法を用いたコミュニケーション教育を市内の全小・中学校で行う豊岡市。子どもの可能性を広げ、自己肯定感を高めると注目されています。
愛知県北東部の山間地域。豊かな自然と伝統ある暮らしを残す6市町村からなる愛知高原・奥三河。美しい渓谷や森には貴重な動植物が生息。名古屋、浜松など近郊都市からのアクセスもよく子育て世帯の移住地として注目されています。
房総半島のほぼ中央に位置する千葉県大多喜町は、水と緑に囲まれた豊かな自然が織りなす四季折々の景観が楽しめます。なかでも関東一遅い紅葉で有名な養老渓谷は、美肌効果の優れた黒湯温泉とともに観光地としても人気です。
東京駅から特急で約70分。伝統工芸「笠間焼」や豊かな自然の恵みの「笠間の栗」が有名です。生活に必要なお店がそろい、緊急医療に対応できる施設も。お子さまの成長に合った相談窓口や交流の場など切れ目ない支援があります。
日本海と中国山脈に囲まれた緑豊かな鳥取県。松葉ガニや二十世紀梨をはじめとする海の幸や山の幸、全国でも名の知れた特産物が豊富な「食のみやこ」としても知られています。
谷川岳を一望でき、赤城山麓の裾野に位置する群馬県昭和村。四季折々の美しい自然景観の中に広がる農地で、新鮮野菜や農産加工品を生産しています。
車で都心へ約1時間半、成田国際空港へも約45分とアクセス良好でありながら太平洋に面し、里山や川と自然がいっぱい。町立図書館では赤ちゃんに絵本を贈るブックスタートや、週1回のキッズタイムなど、子育て世帯に嬉しい取組みをしています。
宮崎県の中央部、海岸沿いに位置し、東は日向灘、西には九州山地がそびえる川南町。総面積のうち、森林と農用地がそれぞれ40%を占め、全国でも有数の食糧生産地となっています。
山梨県の南部に位置し、日蓮聖人の開山した身延山や武田信玄の隠し湯「下部温泉」、世界文化遺産富士山の構成資産の本栖湖など歴史と雄大な景色が彩る町。住宅を建築した移住者へのお祝金制度もあり、移住者の受け入れ態勢が整っています。
長野県の南部、本州のほぼ中央に位置する飯田市。4月より、子育て世代に向けて保育所での「一時預かり」と「テレワーク」を両立できる移住体験プログラムがスタート。
金沢市まで車で約20分と通勤にも便利なかほく市。市内には大型ショッピングモールのほか、こども園や病院など生活に必要な施設が揃います。日本海を望む七塚中央公園には県内最長のローラー滑り台があり、お子さまに大人気です。
成田空港に隣接し、上野駅から約1時間、東京駅から直行の高速バスで 約100分と、ほどよい距離感の多古町。すでに定着しつつあるリモートワークのママ・パパなら、週1~2回くらいのペースで東京へ出勤するのにぴったりです。