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上にも下にも兄弟がいる3番目の男の子の行動で気になることがある

きょうだい 育児・しつけ 子育て応援隊のズバリ!アドバイス

上にも下にも兄弟がいる3番目の男の子の行動で気になることがある

6歳になる男の子が、隠れて紙パンツを使っています。兄弟は上に2人、下はもうすぐ3歳です。どこに隠そうとも探し出しておしっこをし、ばれない様に隠しているので、それとなく理由を聞いたのですが、教えてもらえず。

あまり言ってはいけないと知らん顔をしてみたりするんですが、寂しいのか興味本意なのか、ストレスの表れなのか、その心理は何なのでしょう。

アドバイス お悩み・相談は、ミキハウス子育て総研のスタッフがよく読み、200名以上の子育て応援団(専門アドバイザー)の中から適切な方にアドバイスを依頼しました。

いわゆる、赤ちゃん返りと言った行動かなと思いました。寂しい、興味本位、ストレス、どれも少しずつあると思います。その中でも大きいのは、家族布置というのですが、家族の中での兄弟の立ち位置(出生順や年齢差等)によって、受ける影響があります。

4人兄弟の3番目と言うと、今までは末っ子として3年間赤ちゃんとして、甘えられていた、小さい子として扱われていたのが、急にお兄ちゃんに昇格になります。そして今まで自分のいた位置に新しい兄弟が入り、今まで受けていた関心が半分以下になってしまいます。

そのとき、お兄ちゃんであればがんばる事で、お兄ちゃんの地位を確立できますが、上に2人の兄弟がいると、いくらがんばってもその位置を確保するのは難しいんですよね。そうなってくると、自分なりの家族の中での立ち位置や役割を探すこととなりますが、その課程で、赤ちゃんとして大切に為れていた時の記憶や、逆に今目の前にいる下の子の事を見て、同じ行動をとってみたり、まねしているのかもしれません。

その行為自体はあまり気にせず、そのうち成長して次のステップに進んでいくと収まります。あまり気にしない代わりに、普通にしてるときにこそ、たくさんかまってあげてくださいね。どうしても変わった行動をとるときになってしまいますが、そうじゃないときにたくさん注目してあげることが実は大切になんですよね。

さて、お子さんがストレスを感じていると聞くと、何か悪いモノのようなイメージがありますが、生きている以上必ず感じるモノです。そして、筋肉トレーニングでもそうですが、ある程度負荷(ストレス)を感じないと成長しないわけです。これが運動の場合は筋肉痛となって現れますが、心の負荷は寂しいとか不安とかそんな気持ちになって表れます。

このときに、キチンと栄養と休息を与えて上げると、成長につながるんですよね。心の栄養の部分は、大切にされているな~、兄弟は4人いるけど、一人一人特別なんだと感じられること。ありきたりですが、二人の時に、大好きだよと声をかけてあげてください。みんないるときは、一人一人に大好きだよと言ってあげても良いです。

ちなみに、子どもたちが一番敏感に感じるのは食べ物だそうです。食べ物の量や優先順位が、本能的にだれにどれだけ愛情をかけているのかと感じるようです。そして、休息の部分は、こうした赤ちゃん返りのような行動も、心の休息の一つといえます。成長は常に前に進むモノでなく、時にはできていた事ができなくなったり、進んだり戻ったりしながら、進んでいきます。

今は色んなことを吸収して、自分なりに処理しているところ、受け止めているところなのかな。最後に、貢献感と言いますが、6歳くらいになってくると、何か家族や仲間の中で貢献できる役割が無いと、何となく自分はいても良いのかなと感じてしまう気持ちも出てきます。これは大人も同じですが、集団の中で役割がないのって、意外と安心できないんですよね。

上にお子さんがいると、能力的に上の兄弟がいるわけですが、3番目のお子さんなりにできることを何かお願いして、ありがとうと伝えてあげること、そんな役割を作ってみるのも良いかもしれません。

保育士 幼稚園教諭 臨床心理士 心理カウンセラー:ふみ
2012年12月21日

アドバイザー紹介

ふみ
専門資格 保育士 幼稚園教諭 臨床心理士 心理カウンセラー

㈱児島教育研究所代表取締役、全国認可保育所東京都認証保育所協会副会長・小規模保育部会長、江戸川区小規模保育所連絡会会長、江戸川区児童発達支援連絡会会長、元日本個人心理学会常任理事。保育士として働く中で、子ども達の気持ちを受け止め、一人一人と向き合う保育がしたいと保育園を立ち上げたのがスタートで、現在は小規模保育所にっこりハウスの園長として乳児期の保育や保護者支援に関わる他、学童保育や、児童発達支援・保育所等訪問支援にっこり相談室を運営し、発達障害や気になる子どもの支援、心理カウンセラーとして、子育て相談や保護者や保育者向けの研修、ひきこもりやニートや非行少年の支援等子どもたち全般に関わる活動をしています。子どもって、本当に純粋でまっすぐな心を持っているんですよね。それゆえに時として困った行動となって現れることもありますが、少しでもその思いを伝えることができ、子育てを一緒に楽しんでいけたらと思っています。

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