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クリスマスと香り/2013年12月

魔除けとしての香り

724821286892.jpg←これは10年もののポマンダー

 

ヨーロッパではクリスマスシーズンになると、オレンジポマンダーを作り、魔除けとして玄関先などに飾る風習があります。

ポマンダーとはPomander香り玉という意味で、生のオレンジにクローブを刺しスパイスミックスパウダー(シナモン・ナツメグ・ジンジャー・カルダモン・オリスルートetc)をまぶしつけ1ヵ月以上乾燥させて作ります。

今のように香水のない時代には、マッコウクジラから採られる香料を丸めたものがポマンダーとして使われていました。その後、時代を経てムスクやアンバーグリスなどの動物性天然香料を入れたものがポマンダーとして使われるようになりました。貴族の女性はポマンダーをガードルに吊るして、香りを楽しんだと言われています。素敵な時代ですね。こういった香料やハーブなどを使っていた人々は、ペスト大流行の時にも命を落とさなかったようで、天然の香りには抗菌作用が高いことがわかります。

このポマンダー、しっかり乾燥させると腐らないんですよ。うちには10年以上前に作られたものもありますが健在です。それだけスパイスには防腐、殺菌効果があるということですね。

スパイスとは

ところで、スパイスとはなんでしょうか。

スパイスとは香辛料のことで、食品の調理のために用いる芳香性と刺激性を持った植物を言います。スパイスは主に実や種子、根などが利用されています。殺菌効果や防腐効果の他、免疫力を上げる効果もあることも研究されて分かってきたようです。日本では薬味がヨーロッパでの香辛料の役割といったところでしょうか。

洋風の料理には香りづけや味の引き締めに欠かせませんが、殺菌効果によって肉や魚の菌から体を守ってくれる役目を持っています。

スパイスの香りの効果

さて、スパイスも素晴らしい香りを持っています。食用として摂り入れることによって期待される効果の他に、何とも言えない香りも見逃せない魅力がありますよね。

例えばシナモン。これはお菓子や飲み物にもよく使われていますが、甘い香りと刺激的な味のコントラストが食欲を刺激してくれます。その甘い香りの効果ですが、スパイスの特徴として、温める作用がどれにも少なからずあります。これは、身体作用ですが、心にも同じように温める効果が期待できます。ほっこりさせてくれる効果です。ほっこりとは、心がぽかぽかする温かみのある表現ですが、これがつまり、心への加温作用を現しています。この時期に作るポマンダーもスパイスを使うように、寒い時期にスパイスを使うのは理にかなっているようです。

ポマンダーの作り方は次回にお伝えするとして、普段から意識して心と身体両方を温めてくれるスパイスをうまく活用して寒い冬を乗り切ってくださいね。

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小池 明子

小池 明子 【アロマ心理カウンセラー】

記事テーマ

“ハッピー”ママを作るアロマ心理学レシピ

アロマテラピーのジャンルのひとつにアロマ心理学を使ったメンタルケアがあります。 このコラムでは、ママがイキイキとした生活を送るための心理学的なアドバイスと心理効果の高いアロマを取り入れる方法をご紹介します!疲れた時、元気を出したい時、癒されたい時など、自分の気持ちや心にぴったりのアロマを見つけて楽しい毎日を送ってください。

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