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ほけんだより(水いぼ)/2017年6月

水いぼってどんなもの?

 「水いぼ」とは、正式には伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と呼ばれる伝染性の皮膚病です。水いぼのウイルスが皮膚で増殖し、白っぽいいぼができます。手足や体幹にひろがりますが、皮膚が柔らかく擦れるところに多くみられます。

水いぼ自体に痒みや痛みはありません。

水いぼってうつるの?

 ウイルスをもつ皮膚に直接触れるとうつります。水いぼを触ったり掻き壊してしまうと広がっていってしまいます。このような直接的な接触だけでなく、ウイルスが付着したものに接触しただけでもうつります。

皮膚に傷があるとき、乾燥などでバリア機能が低下しているときは注意しましょう。

水いぼってどんな治療があるの?

 水いぼは自然治癒します。しかし、見た目の問題や、他の部位や他の人にうつさないために治療が行われます。専用のピンセットなどでつまんで取るのですが、現在は取る際の痛みを和らげるシールなどがあるので子どもの負担も少ないようです。その他に薬で脱落させる方法もあるようです。

水いぼがあってもプールって入れるの?

 pool.pngプールの水では感染しないので、「プールは入っても大丈夫」と日本小児皮膚科学会ではなっています。しかし、プールでの感染が多いのも事実…

これは、ビート板や浮輪の共有、タオルの共有、皮膚の直接的な接触が多いことが原因です。

施設や保育園・幼稚園によりプールへ入れるかの条件がちがいますので、事前に確認しておくといいでしょう。

せっかくのこの時期のお楽しみのプール。日頃からスキンケアに努め、夏場も保湿をしっかりし肌のバリア機能を高めて予防していきましょう!

Mama's profile/プロフィール

青木 美和子

青木 美和子 【保育園看護師、ベビーマッサージ講師】

記事テーマ

乳幼児のママのための『ほけんだより』

「この時期、何に注意したらいいの?」「どう対処したらいいの?」など、乳幼児に対する季節ごとの保健情報や保健教育について、ハッピーノート.comの『ほけんだより』としてわかりやすく発信していきます。ご家庭で取り入れるヒントにしてくださいね。

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