おいしいね！がつなぐ時間～おかしのいろは～｜輝くママ

おいしいね！がつなぐ時間～おかしのいろは～/2013年7月

お菓子作りは難しい？！

これまで１年のあいだ、いくつものお菓子レシピを紹介させていただきました。

すぐに作りたくなるもの、暇な時間につくるには少しハードルの高いもの、見る方によって気になるレシピは違うことと思います。

最終回の今回は、まずお菓子をつくるにあたってのお話をさせてください。

お菓子作りは難しい、いつも失敗ばかり。

そう思っている方はまず、レシピに忠実に作ってみてください。

今まで紹介したレシピは、高価な器具や専門の調理道具がなくても美味しくできるレシピばかり。

説明書きをさらっと見て、１０回混ぜるところで、無意識に３０回くらい混ぜていませんか？

いつもレシピは見てるけれど上手くいかない。

そういう方は、今一度ご自身の作業の仕方を振り返ってみてください。

「生地をボウルの底からすくい上げて、ひっくり返すようにさっくりと混ぜ合わせる」

こんな説明の工程のとき、自己流でぐるぐると混ぜていませんか？

お菓子はこんな些細な違いで、出来上がりの食感がカステラとお団子ほどにちがってしまうから不思議です！

すべての材料を用意して、計量を済ませておくことも大切です。

作業の途中で、「あ、忘れてた！計らなきゃ」としていると、失敗のもとになります。

お菓子の生地は時間の経過とともに変わってきてしまうので

材量を揃えること、オーブンの余熱をきちんと準備しておくことはもっとも大切な基本なのです。

これだけのポイントをおさえるだけでも、失敗はぐんと減り、「おいしい！」お菓子が出来上がります。

ママだってお菓子づくりしたい！

私を含め、就園前の乳幼児を子育て中のお母さんは２４時間子どもと一緒。

お昼寝の時間や寝かしつけがすんだあとは、たまった家事を片づけたり、メールをチェックしたりと忙しく、お菓子作りから遠ざかってしまうママも少なくありません。

とくにお菓子を作り慣れていないと、「さぁ作るか！」と意気込むまでに時間がかかり日常の中では取り組めないことがほとんどです。

家で子どもとばかり向き合っていると、「私はこのままでいいのだろうか？」と悶々と悩むことがあります。

とくに外遊びが盛んになる前の0歳～１歳のお母さんたちは、外での交流もそんなに多くありません。雑誌に登場するおしゃれなお菓子や料理を手作りするママたちと自分を比較して、落ち込んだりした経験には少なからず共感できるのではないでしょうか。

ほんとに手作り？と言われるお菓子♪

サークルでのお菓子教室をはじめて１年。

「本当はお菓子を作りたかったの！」という声や「こんなに美味しいお菓子が作れるなんて、私は素敵ママだわ！」とお互い自画自賛しあってリフレッシュする場面をたくさん見ることができました。

「明日お友だちが遊びに来る」「ピクニックランチに出かける」そんな小さなイベント時にぜひ作ってみてください。

「これ手作り！？売り物みた～い」と言われたらしめたもの♪

こちらのレシピは、「お店みたいに美味しい！売り物みたい！」　そんな風に言ってもらえる味を目指して作っています。

美味しいお菓子はそこから話がはずみ、たくさんの笑顔がこぼれます。

いつもは「おむつ替えくらい手伝ってよ！」とつい小言を言ってしまう旦那さまとも、手作りのお菓子を介して素敵な時間を持てることでしょう。

これまでの過去のレシピの中から気になったものを是非手作りしてみてください♪

お菓子をつくる時間が、忙しく過ぎてしまうママたちの毎日を、リフレッシュしてくれることを願っています。

Information/お知らせ

「ママのつくる想い出になるおやつ」をテーマに書いてきたお菓子の記事も最終回を迎えました。

読んで下さった皆様、これまでお付き合いくださいましてありがとうございました。

記事の中では、ママ仲間とのランチパーティなどにオススメな大人向けのお菓子を多く紹介させていただきました。

今後はマクロビオティックの視点を取り入れた、より乳幼児向けのおやつとなるレシピを紹介していきたいと思っていますのでよろしくお願いします♪

Mama's profile/プロフィール

山田早紀子【家庭菓子研究家　イベントサークル「MamaCafe!」主宰】

記事テーマ

～子供の想い出になる！～ママの手作りおやつ

ママの愛情がこもった手作りのおやつ。それは大人になっても幼い頃の想い出として心に残るものです。しかし、今までお菓子作りが苦手だった方にとって「手作り」はハードルが高いという意見も聞きます。レッスンでいただく子育て中のママの声を活かして、忙しい毎日でも「簡単に」「おいしく」「おしゃれに」手作りを楽しんでもらえるレシピを提供します。