妊娠中のセックスは、どんなことに注意すれば良いの?（妊娠7週）

妊娠結婚・妊娠・出産子育て応援隊のズバリ！アドバイス

妊娠中のセックスは、どんなことに注意すれば良いの?（妊娠7週）

妊娠7週目でまだおなかはペッタンコなのに、もう母親気分の私。でも、男の人は「体が変化するわけじゃないから、自分が父親になる実感なんかわかないらしいよ」と友人から聞きました。どちらかというと、妻がどんどん母親に変わっていくことに戸惑うみたい。だから、私はできるだけこれまでと同じように夫に接したいと思っています。Hについてもできるだけ拒まずに過ごしたい。

そこで教えて!妊娠中のセックスは、どんなことに注意すればいいの?

お悩み・相談は、ミキハウス子育て総研のスタッフがよく読み、200名以上の子育て応援団（専門アドバイザー）の中から適切な方にアドバイスを依頼しました。

女性の性器は外陰部から7～8cmほどの膣を経て、子宮頸部より子宮へと続きます。セックスの際、ペニスが挿入されるのは膣まで。それに臨月を迎えるまで子宮頸部は固く閉じているので、赤ちゃんを包む卵膜に接することはありません。ですから、妊娠中にセックスしても基本的に大丈夫なのです。

ただし、子宮筋腫があったりこれまで早・流産を繰り返している人は控えておきましょう。以前、子宮頸管無力症だった人も同様です。
これ以外の人でも、妊娠初期なら胎盤が完成して子宮の壁に根づくまで慎むこと。10～12週に受けるドップラー検査で胎児の心音が聞こえれば解禁です。

そして中期以降は、大きくなったおなかを圧迫しないよう注意して。体位は男性が女性の後ろに回る後座位などがいいでしょう。女性上位もおなかを圧迫しませんが、挿入が深くなるのでやめたほうが無難です。
それから後期の32～36週は、細菌感染や破水による早産が心配されるので制してくださいね。
もしセックスをして出血した場合、痛みや出血が激しくなければ1日家で安静に過ごし、様子を見てから病院へ。

医師：松峯