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トイレット・コミュニケーション/2012年9月

目的はあくまでも「親子のコミュニケーション」!

今回は、「トイレット・コミュニケーション」についてご紹介します。

 

『トイレット・コミュニケーションのすすめ-母と子のチャレンジ-』(出版:財団法人幼児開発協会企画室)という本にまとめられた、トイレトレーニングの記録があります。

 

トイレット・コミュニケーションという名前がついていますが、目的は「おむつを早くはずすこと」や「トイレのしつけを完成させること」ではありません。あくまでも「親子のコミュニケーション」が目的です。

 

親子の信頼関係は、毎日コミュニケーションを繰り返し重ねていくことによって築かれるもので、子どもの心の豊かさもコミュニケーションによって育まれるものです。

 

赤ちゃんは生まれる前からさまざまなサインを出していると考えられます。生まれてすぐの赤ちゃんも、もちろん多くの発信をしており、母親からの働きかけや気持ちを受け止めて、コミュニケーションを取る力を持っています。

 

「お腹が空いた」とか「眠いよ」とか、「一緒に遊んでよ~」といったサインだけでなく、「おしっこ出るよ」とか「ウンチがしたいよ」といった『排泄』に関するサインも出しているのです。

 

母親がそのサインに気づき、しっかりと応えてあげることにより赤ちゃんとの信頼関係が築かれ、より積極的にサインを出すという結果につながります。逆に、どんなにサインを出しても誰も応えてくれなければ、もうサインを出しても無駄だと、発信するのを諦めてしまうかもしれません。

 

赤ちゃんの訴えていることを目や耳だけでなく、全身で感じ取ることが大切で、そのように心がけることにより、赤ちゃんの声が届きます。

 

トイレット・コミュニケーションを実行するには、赤ちゃんの様子をよく観察し、排泄のサインを汲み取り、要求に応えてあげる必要があります。

親子の関わり合いのひとつの手段として、トイレット・コミュニケーションを実践してみましょう。

開始の時期と実践方法をご紹介

目的がそもそもおむつを外すことではなく、赤ちゃんとのコミュニケーションですので、「いつから」という明確な開始時期はありません。

 

マタニティ期のお母さんでしたら、自分自身がトイレに行くときにお腹の赤ちゃんに「ここがトイレだよ~」とか「おしっこチー」などと話しかけてみてください。

 

早すぎる、遅すぎるということはないので、お子さんと積極的なコミュニケーションを図ろうと思った時からスタートすればOK!

 

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まずは赤ちゃんをよく観察し、おしっこやウンチのサインをキャッチできるようになりましょう。

泣いたときなどに、おっぱいなのか、眠いのか、だけでなく、おむつを開けて、おしっこなのかウンチなのかも必ず確認してください。そのとき「おしっこ出たかな~?ウンチかな~?」とか、「ウンチ気持ち悪いね、キレイキレイしようね。」など、声をかけながらおむつ替えをしてあげましょう。

 

最初はほとんどの場合、排泄後のおむつ交換だと思いますが、おむつを開けてみてまだ濡れていないようでしたら、そのまま再びおむつを付けてしまうのではなく、おむつを付けない状態での排泄を試みてください。

 

まだネンネの赤ちゃんならば、おむつを開いてそのままそこに排泄をさせてあげ、すぐに新しいおむつに交換します。または、おまるやタライ、洗面所などに連れて行き、お母さんが両手でかかえた状態で、排泄させてあげます。首をしっかり固定し、お尻の辺りをもう一方の手で持ち上げ、おまるなどの上に抱えます。腰が据わっているのであれば、お母さんがおまるに座らせてあげ、おしっこやウンチをさせてください。

 

おむつは出来る限り布おむつの使用をおすすめします。紙おむつだと、おしっこやウンチをしているのに、赤ちゃんがサインを出さなくなったりするという報告もあります。またお母さんのほうも、ついついチェックを怠ってしまう可能性があるからです。

 

トイレット・コミュニケーションにはマニュアルのようなものは存在しません。『親子が排泄を通して楽しくコミュニケーションを取る』それが唯一の実践方法なのです。コミュニケーションですから、自分自身で試行錯誤しながら、あれこれ実践してみるわけです。
 

トイレット・コミュニケーションにはどんな効果があるの?

トイレット・コミュニケーションを進めていくことによって、

 

・母親は赤ちゃんのことをよく見る。

・赤ちゃんもおむつの中で排泄してしまい気持ち悪い思いをせずに過ごせる。

・母親が自分の出すサインに答えてくれる安心感。

・さらにサインを出すようになる。

 

といった経過をたどり、母と子のコミュニケーションが相乗的に豊かになるという効果を得ることができます。

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また、生まれたばかりの赤ちゃんは、寝ているだけで何もできないと考える人もいるかもしれませんが、トイレット・コミュニケーションでは、赤ちゃんの持っている特別な感性や認識能力に注目しています。

ただし、この感性や能力は、年齢が進むに連れて逓減してしまうと考えられます。だからこそ、赤ちゃん期のうちに活かすべきです。

この時期の赤ちゃんに対して、出来る限りのコミュニケーションを図るということは、将来において大きな意味を持っています。

 

・人と人との優しいかかわり

・敬いの気持ち

・触れ合い

・思いやり

・人間同士の信頼関係

 

全てコミュニケーションに必要なスキルです。

 

赤ちゃん時代に過ごす両親との人間関係は、今後その子が一生のうちに経験するあらゆる人間関係の始まりであり、土台、基礎となります。だからこそ、赤ちゃんであるこの時期から伝えておくべきもので、トイレット・コミュニケーションはその積極的な働きかけのひとつです。

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滝田 加奈子

滝田 加奈子 ートイレトレーニングアドバイザーー

記事テーマ

トイレトレーニングは怖くない!オムツ外しをハッピーな思い出に

トイレトレーニングのイメージというと、面倒くさい、大変そう…というマイナスイメージをもっていませんか?実はトイレトレーニングには、さまざまな方法が存在します。自分とお子さんに合った方法さえ知っていれば、トイレトレーニングは親子の絆を深めるコミュニケーションツールにもなります。親子で楽しく取り組んで、オムツ外しをハッピーな思い出にしましょう!

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