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リトミックで自然と身につく社会のルール/2014年9月

こどもたちにとっての社会

はじめての、公園、保育園、子育て支援の集団や幼稚園、など、集団の中に入るとそこにはルールがあります。自由である=やりたい放題!ではありません!!!人として生きて行くうえで最低限のルール、集団の中で楽しく過ごすための最低限のルールを守ってこそ心が開放され、自由があるのです。できないから、やらない、したくないから しない。無理やりする必要はない・・・本当にそうでしょうか?


生まれて数年しか経ってない子どもたちに、たくさんの経験を与えてあげられるのは関わっている、大人なのです。それに、幼稚園や保育園のお友だちなのです。たとえば・・3歳児の体力でいくと鉄棒に10秒から30秒ぶら下がることが出来ます。でも、経験がないと何処に力入れるのかわからない。なのでちょっとさせてみる。すぐにぽてっと落ちて落ち方もうまくできず、しりもちついて泣く。さあ・・・このあと。もう二度とさせないのか、また、する機会があったらはげましてやってみよう!という気にさせるのか。

 

一度痛い目にあってるからいやだ、と思う子ども。そこに、「しなくていいよ。いたいもんね」という言葉かけで終わるのか、しているお友だちといっしょに「大丈夫、またやってみたら、○○くんみたいにできるかもよ」という言葉かけをするかで変わってくると思うのです。またやってみて、今度は10ぶらさがれた!できた!という喜びは、心を開放し、自由をえるのです、そして自分の体を思うように動かせる自由!そしてそれは、さらに(やってみよう!)という気持ちにも変わっていくのです。

 

この時にまわりの子どもたちへの声かけも大切、できる子は、どうしたらできた?って聞いてあげるといろいろと意見を言ってくれます。そうして「教えてあげよう」という気持ちが生まれます。できない子にたいして笑う子がいれば、笑われたらうれしい?って聞いてみます。小さな想像力を働かせて「ううん」という子どもたちです。頑張っていてできない人にたいして笑うという事は失礼なんだ、と、思うわけです。

 

たくさんのルールを理解して楽しく生活していく。これはリトミックのなかにたくさんあります。音を聞いて動く、とまる、こういう約束を理解したうえでやっていきます。だんだんとふざけだして、わざとやらない、ということも2歳にはありますが、その時は「今はきちんとする時だね」と話しています。できるかどうかはべつとして、そう話すことも大事だと思うのです。

リトミックはダンスじゃありません

リトミック・・音楽に合わせて踊るんですか?と聞かれます。

ダンスと違うのは始めにステップがきまってるふりがきまってる、というのとちょっと違います。もちろん、それもやります。人が動かしたのをまねして同じことができるってのも実はすごいことですよね。だから、私のキッズケアリトミックではそれも取り入れています。いろんな大人の動きをまねをして体の動きを眼で学んでいきます。案外見てるのとやってみるのとでは、大違い、こどもたちも 動いてもらって学んでいきます。

 

♪肩(大人)、♪肩(こども)、♪おへそ(大人)、♪おへそ(子ども)

という風に、遊びながら1歳児さん2歳児さんは自分の体の部位の名前を自然と覚えます。

楽器をもって右、左、も自然と身についていきます。

 

それとは別に、音とともに、汽車になったり、熊になったり、ぞうになったり、うさぎになったりします。リズムは同じですが手の表現などはみなそれぞれです。

表現と音楽リズム

表現する、と一言で言いましても1歳児にしろ、っていうのは酷ですよね。でも、1歳児もできるようになっていくんです。それは、周りのお手本です。体験がないと、現実に形にしようとしてもできません。2歳、3歳、4歳と体験を積んでいくうちに表現力は増していきます。

 

だからこそ、私は音楽だけでなくいろんな体験をしてほしいと思っているのです。地域の行事に参加することも大事、みんなでキャンプするのもいいですね。自然にたくさん触れて、動物園、水族館、いろんなものをみてその動きを表現できていくようになるのです。

 

たとえば「木になるよ~♪」と言って、お母さんがいつも手を広げて突っ立っている、その木しかしなかったらそれしか表現できない子になる。いろんな表現をお母さんも体でできるように頭を柔らかくしないといけませんね。それに素敵な音楽がついてくるのです。

教室での楽しみ方②

「あの子は、いわれたことにすごく反応して、どんどんやってるのに、うちの子ったらなんにもやらずにじっとしてる。」「うちの子ってわざとここでやらなかったりする」・・他人の子と比べていませんか?違いますよ、自分の子をよくよく観察してください。前回はしなかったことがすこし、動いていたり声が出ていたりしませんか?

 

比べるのでなくて、自分の子をよくよく観察し、できたことをたくさんほめてあげてください。それから、なるべく、できないからといってしてあげないこと。できそうな、補助をはしてもよいけれどできるだけ自分の力でできたことに子どもは達成感を味わうのです。

Information/お知らせ

私の教室のブログです。是非見てください。

http://ameblo.jp/suupaasyuhu5833

Mama's profile/プロフィール

松井 みわ

松井 みわ 【Precious キッズケアリトミック&キッズゴスペル主宰】

記事テーマ

3歳までの心と体と知はリトミックで!

心と体それを支配する脳に25年赤ちゃんの時の大人の声かけ、回りの音楽は刷り込まれています。脳にはシナプスという伝達機能があります。リトミックは音楽を聴く、感じて動く、止まる、跳ねる、見て表現するなど5感をフルに使います。未満児にとってどんな関わりをしていったらよいかここでお話ししていきたいと思います。

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