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イライラする!私ってダメな母親?!/2014年12月

変化があることそれ自体が人にとってはストレス

赤ちゃんはかわいいですが、いざ子育てが始まると、けっこうイライラしませんか?

カウンセラーをしている私もやはりイライラします。

赤ちゃんはかわいいのになぜイライラするのでしょうか?

まずは、復習から行きましょう(以前の記事でお伝えしたことです)。

 

①【大人に慣れている私たちは、赤ちゃんに慣れていない】という特徴があります。

②子育ては【自分のペースが崩される=見通しが立たない=辛い】という構造になりやすいといえます。

 

意外に思われるかもしれませんが、就職・結婚・お産など、人生におけるいわゆるおめでたいことでも、【変化は、人にとってストレス】なのです。

私たち人間は、変化があると、それに適応するためにエネルギーを注ぎます。エネルギーを注ぐと当然ながら疲れます。

赤ちゃんへの授乳・おむつ交換・だっこ等という新しい育児行動は今までなかった大きな変化ですね。

 

 

【初めての子育ては、大きな変化であり、それ自体がストレスをうみやすい構造】です。

子育てはイライラしやすい構造

 【初めての子育ては、大きな変化であり、それ自体がストレスをうみやすい構造】であり、それに加え、(1段落目にある)②子育ては【自分のペースが崩される=見通しが立たない=辛い】という構造でもあります。

 

ということは、はじめての大きな変化で慣れないし、自分のペースで物事を運べない子育ての構造は、そもそもゆとりを失い、イライラしやすい構造とも言えます。

 

どのママもそうです。だから、イライラする私はダメな母親ではありません。イライラしやすい構造なのです。例えば、パパが1日赤ちゃんを見ても、同じ構造なので、イライラするでしょう。だからといって、ダメな父親なのではありません。育児に費やす時間でいえば、ママの方が多いので、ママの方が子育てに慣れるのは早いでしょう。それゆえ、パパが1日赤ちゃんを見ると、ママほど慣れていないので余計イライラしやすいといえます。

「イライラしている私」は「困っている私」

ストレスがたまると、人はゆとりを失い、イライラしやすくなります。私も長女の夜泣きの時は、なんで泣くのかわからず、いつまでこの状態が続くのかわからずイライラしたことを昨日のことのように覚えています。

 

このことを整理するとこのようになります。

「なんで泣くのかわからず」は理由がわからず混乱している状態

「いつまでこの状態が続くのかわからず」は、見通しが立たず困っている状態

 

そうなんです。「イライラする」状態は、もう少し丁寧に掘り下げると「混乱している」状態や「困っている」状態なんです。

困ったときに困った顔して「困った」と言おう

「混乱」や「困った」ときに人がとる行動は何でしょうか? みなさんならどうしますか?

よくある行動は「情報を集める」ということですね。先輩ママに聞いたり、専門職に聞いたり、ネットで調べたりということもあるでしょう。

 

【人は困ったときに、適切な情報を集め、心の混乱を鎮める作業を行います。】

ここでもう一つ、大事なポイントをお伝え致します。

 

初めての子育ては誰もが戸惑い、困惑するもの。そんな時には素直に、【困ったときに困った顔して「困った」と言いましょう】。

 

心理の言葉で「サポート希求力」というものがあります。サポート求める力という意味です。誰かに相談する・サポートを求めるというのは【大事な力】です。

「大丈夫です」と言わずに、ぜひ困ったときに困った顔して「困った」と言ってください。

まずはサポートを受ける体制を作りましょう。

誰に言う?

では、誰に言いましょうか?

パパ、ばぁば、ママ友、兄弟姉妹、産んだ施設のスタッフ、市町村の保健師・保育士等色々思い浮かびますね。きっとママなら、適切な人を選ぶ力があると思います。

そんなママに、敢えて私は「赤ちゃん」を加えることを提案します。

何をしても泣く赤ちゃんにママが困ったときに、困った顔して「ママ、困ったよぉ」と言ってみてください。もちろん赤ちゃんからのサポートはないでしょう。しかし、いい構造になります。

 

未整理状態のイライラ感が、自分の中で【困惑】というものに少し【整理】されて、自分の気持ちを【把握】できます。それだけでも【今までより1ミリ2ミリゆとりが生まれる構造】になります。

 

私もよくやりました。「もうママ泣きたいよ」や「どうしていいかわかんなくて困ってるんですけど・・」と娘に言っていました。ただイライラしているだけだと、娘への抱っこの仕方が雑になっていたのですが、自分の気持ちを【言語化(言葉にする)】ことで、ずいぶん気持ちが整理されたことを体感しました。赤ちゃんに向けなくても、その場で言語化できたらいいだけなのですが、赤ちゃんという対象がいた方が、言語化しやすいといえます。

ママなりのやり方にアレンジしていただいて、かまいませんので、ぜひ試してみてください。

まとめ

 

今回のポイントは6つです。

①【大人に慣れている私たちは、赤ちゃんに慣れていない】という特徴がある

②子育ては【自分のペースが崩される=見通しが立たない=辛い】という構造

③初めての子育ては、大きな変化であり、それ自体がストレスをうみやすい構造

④「イライラする」状態は、「混乱している」状態や「困っている」状態

⑤困ったときに困った顔して「困った」と言う⇒誰かに相談する・サポートを求めるというのは【大事な力】

⑥未整理状態のイライラ感を【言語化(言葉にする)】⇒気持ちが【整理】されて、自分の気持ちを【把握】でき、【今までより1ミリ2ミリゆとりが生まれる構造】になる

 

子育てはイライラしやすい構造です。このことを理解するだけでもずいぶん気持ちが楽になりませんか?

娘の保育園のベテラン保育士の先生も「我が子にはイライラするのよ」と教えていただいた時に、私はうんと救われた気持ちになりました。プロの保育士でもそうなんだ!と。

でも構造から理解すれば、当たり前のことです。イライラする自分を責めないでくださいね!

Mama's profile/プロフィール

ひらきだ ゆき

ひらきだ ゆき 【臨床心理士 精神保健福祉士】

記事テーマ

カウンセラー通信:自分らしい楽しいお産と子育てをしよう 

初めてのお産・子育てって不安ですよね?でも大丈夫。ママが主体的であれば、赤ちゃんも力を合わせママとお産を頑張ってくれます。初めての母子での共同作業のスタートが主体的であれば、その後の育児もとまどうことはあっても、そのママらしい力が発揮でき、赤ちゃんも自己発揮できます。そのお手伝いを、カウンセラーの視点から楽しく具体的にさせて頂きます!

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