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脱水にはお水よりも経口補水液

嘔吐・下痢 子どもの病気 教えて!ドクター

(2010年 秋号 掲載)

お水と経口補水液のちがい

3歳の太郎君は5回も吐いたので、脱水になってはいけないと太郎ママはお水をあげました。でも、あまり飲めないし元気になりませんでした。結局、病院にいって点滴になりました。4歳の花子さんは6回も吐いていましたが、経口補水液を5分ごとに15mlずつ飲んだところ、1時間ぐらいでうつろな目から元気な顔になりました。花子ママもびっくり。3〜4時間飲み続けすっかり元気になりました。吐いたり、下痢をして脱水になり元気がなくなった時、まず経口補水液を少しずつあげてください。多くの子どもさんはそれだけで元気になります。それでも良くならない時には病院へ受診しましょう。

塩分の多い経口補水液が有効なわけ

嘔吐の胃液や下痢の腸液などの体の細胞の外の液体にはたくさんの塩分(NaCl)が含まれています。脱水になった時、水分だけをあげると体全体が水で薄まりかえって頭痛がしたり、気分が悪くなったりします。嘔吐や下痢の時は塩分の多い経口補水液が最適です。

経口補水療法は1960年〜70年にかけて、インドやバングラディシュのコレラの患者さんを、点滴などの設備なしに救うために使われ劇的な成功をおさめました。その後、先進国、アメリカやカナダ、ヨーロッパに輸入され、子どもたちの軽症〜中等症の嘔吐・下痢症に使われるようになり、点滴や入院をこれまた劇的に減らすことにつながりました。

経口補水液にはどんなものがあるの?

経口補水液には医薬品(ソリタ顆粒)、病者用食品(オーエスワンOS|1)、一般食品(アクアライトなど)があります(表1)。経口補水液を飲むと塩からいと感じるかもしれません。しかし本当の脱水のときは塩分が失われていますのでむしろ美味しく感じます。子どもさんも初めはいやがったりしますが、途中からもっとちょうだいと変わることがしばしばです。パパやママも二日酔いの時に飲むと良く分かるでしょう。

スポーツドリンクは普通のお水よりはましですが、それでも塩分の濃度が足りないし、甘くするために糖分が多く浸透圧(飲みもの全体の濃度)が高めで吸収されにくいのです。脱水には塩分が多く、浸透圧が低めの経口補水液が最適です。

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どんなふうに飲ませればいいの?

5分ごとに、10kgの子どもさんは10ml、15kgは15ml、20kgは20mlずつ飲んでください(表2)。10 mlというのは普通のコップの底に5〜7mmぐらいのほんのわずか、吐気があっても結構飲める量です。1時間に、10kgの子どもさんでも120ml、20 kgで240mlも飲めます。1時間飲めると後は吐かないものです。4時間に10kgで500ml、20kgで1000ml飲むとすっかり良くなります。乳児ではスポイトやスプーンを使うと便利です。

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やっぱり病院受診が良いときの目安は

子どもさんの嘔吐や下痢は、ウィルス性の急性胃腸炎が多く、1〜2日で回復することがしばしばです。しかし以下のような場合は早めに病院へ受診しましょう。

①黄緑色の胆汁性の嘔吐が続くときや腹痛を繰り返す時、②血便がある時、③皮膚、口、舌の乾燥、眼の落ちくぼみ、皮膚が冷めたく青白い時、④乳児の1日6回以上の大量水様下痢便の時、⑤3ヵ月未満の乳児で38℃以上、3ヵ月から3歳までの乳幼児で39℃以上の発熱と繰り返す嘔吐がある時などです。

南武嗣先生

1980年、九州大学医学部卒業。九州大学小児科などを経て1996年に開業。小児科専門医。小児プライマリケア、経口補水療法、小児救急トリアージ、ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチンの普及に関心があります。

南武嗣

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