「計算」だけが出来ても、「算数」が出来る子どもになるとは限りません。「算数」が出来るには、「計算力」は必須ですが、その他に、「創造力」と「想像力」が必要です。
つまり、「図が描ける力」「形が想像できる力」です。
まず、〇と△と□です。
これは、まる・・・これは、さんかく・・・これは、しかく・・・・とお子様に教えてあげたら、今度は、身の回りで〇や△や□を探してみましょう。
〇と□は、沢山見つかります。でも、△がなかなか見つかりませんね~。でも、ほら!こんなところに、かくれていたりしますよ♪
いかがですか?
お子様が形になれてきたら、少し、描く練習にも挑戦してみましょう!
おススメは、「点描写」などでまず、練習してみることです。点と点を線で描く、という単純作業ですが、まっすぐな線を描く、といった練習だけでなく、二次元や三次元の空間把握や関係把握になります。
幼児期から図形を描くというのは、視覚的に目に見えるもの(立体)が、紙の上(平面)であらわすことが出来るんだ、ということをわからせる、ということにもつながります。
点描写で、点を結ぶことに慣れてきたら、今度は、目の前の立体のものを紙の上に描き写してみる練習をしてみるといいでしょう。
最初は、全く描けなくてもかまいません。決して、上手に描きなさい・・と強制することのないようにしましょう。
自分で積み木をしたり、レゴで遊んだりしますか?
3歳児検診の時に、「積み木を3つ重ねる」ことをしますよね?
積み木というのは、空間把握だけでなく、手先を動かす、といういい練習になりますので、小さいお子さんにはとてもいいと思います。
レゴは、用意されたパーツを使って、決められた作品を作る、という楽しみ方もありますが、私がおススメするのは、ただの四角のレゴを使って、子どもたちが自由に何かを作ることです。
四角を組み合わせておうちを作る、でも、立方体を作る、でも構いません。
出来た形をいろいろな方向から見ることで、「見えない積み木」や、「見えないレゴ」もあるんだ、という事も理解させてあげると、さらにいいですね。
前から見ると、□だけれど、上から見ると、〇になっている図形・・・
ありますよねえ~~~
お台所などでも見つかると思います。前から見ると、ふつうの四角だけれど、切ってみると、その切り口は〇になったりとか・・・
中学受験をするお子様のお勉強を長い間見てきていますが、立体図形や平面図形問題は、小さい時に、積み木やレゴで遊んだ経験が大きく関係しています!
お子様が、図形で困らないように、小さい時から、「形」に触れておいていただきたい・・そして、「図形」に強い子どもになってほしい・・・そう思っています♪
ブログでは、さまざまな情報をお知らせしています。
・算数の勉強方法
・塾の活用方法
・家庭で出来る学習方法
・子供との付き合い方
・いろいろなセミナーや講座のお知らせ
ぜひ、のぞいてみてください。
大迫 ちあき 【中学受験アドバイザー】
記事テーマ
生まれつきの子供の能力に差はありません。大切なのは、学習の「環境づくり」です。「算数って面白い!」「お勉強って楽しい!」とお子様に感じさせてみませんか?ここでは、ママと子供が楽しめる、日々の生活の中で出来る「事物学習」を中心に書いていきます。