ハッピー・ノート.com

周囲の好意に甘えることがハッピー子育ての秘訣/2012年10月

さしのべられた愛情に手を伸ばせなくて

赤ちゃんが産まれると、周囲の人たちの優しさに触れる機会が増える気がします。たとえば、「赤ちゃんのお世話、手伝いますよ」というご近所さん。「これ、赤ちゃんにどうぞ」とベビー服をくれる友だち。みんな、まるで自分のことのように心配してくれて、愛情をわけてくれるんですね。

ところが、ずっと仕事をしてきた女性って、周囲から無条件の愛情をもらうことがとても苦手。なんだか、さしのべられたものすべてに手を伸ばしてしまうと、「借り」をつくったような気持ちになったりして。 

「働く」「高齢出産」の女性ほど他人に甘えられない

私も、そうでした。

同じマンションの方が「沐浴なら、まかせてくださいね」と言ってくださっても、お願いするのは申し訳なく思ったり。ご飯を作って持ってきてくれると「なにかお返しをしなくては」と焦ったり。道行く人が子育てのヒントをくれても、「余計なお世話だわ」と、不愉快に感じたり。

とにかく、心に余裕がありませんでした。

たぶん、私のように、ずっと仕事をしてきたうえで高齢出産をした女性ほど、そうなのかもしれません。

今までは、ずっと、なんでも、ひとりでこなしてきた。……いいえ。本当は、ひとりでこなしてきたわけではないのだけれど、競争社会で生きているうちに、「ひとりでがんばってきた」という錯覚に陥ってしまっている。だから、誰かが何かをしてくれると、「私は何もしてあげていないのに、こんなにしてもらって」と、心苦しく思ってしまうのかもしれません。

  

ありがたく好意に甘えて、いつか誰かをたすけてあげる

でも、赤ちゃんは、みんなの宝物。あなたの赤ちゃんは、みんなの喜びの源でもあるんです。

あなたに手をさしのべてくれる人がいたら、ちゃんと、愛情をもらってください。それが、手をさしのべてくれた人への、心の示し方。

お返しをするのもいいことですが、もっと大切なのは、自分がしてもらったことで嬉しかったことを記憶しておくこと。そして、いつか、同じような女性に手をさしのべてあげること。

今なら、私も、そう思えます。

「もらう」ことは、悪いことじゃない。「あげたい」人がいて、「もらう」人がいる。ただ、それだけのこと。どうぞ、肩の力を抜いて、たくさん、たくさん、もらってみて。きっと、子育てが、何倍も楽しくなりますよ。

  

Mama's profile/プロフィール

安藤 房子

安藤 房子 【恋愛カウンセラー】

記事テーマ

「ハッピー子育て心理学」

安藤房子独自のアドバイス型カウンセリング実績は過去に20000件以上。専門分野である色彩心理学や独自のトラウマ理論、食と心理学研究に基づき、育児や家事のノウハウをお伝えしたいと思っています。特に、働くママ必見! 自身の夢をかなえながらのハッピー育児術ならおまかせください。

Vote/この記事に投票しよう

Evaluation/この記事のみんなの評価

lightbulb_outline

なるほどそうか!役に立った

0

favorite_border

わかる!わかる!共感した

0

feedback

この記事へのコメント

0

Comment/この記事にコメントしよう

Archives/安藤 房子さんの記事一覧

最新記事

記事一覧を見る

注目トピックス

トピックス一覧を見る

Weeklyゴーゴーリサーチ