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９月も下旬となりました。

秋は楽しみな行事がたくさんあります。

９月２０日は、十五夜ですね。美しい中秋の名月を見上げて、月にみえるうさぎさんのお話をしたり、おそなえのススキをお花屋さんで見つけたり野山で探したり、団子を手作りしたり。秋の行事はママとお子さんの絆をよりいっそう強くしてくれます。

そんな美しいお月様のみえる十五夜の時期に、ぜひ絵本にも旬の季節を取り入れて読み聞かせをすることを提案します。

０歳１歳２歳のお子様であれば、「おつきさまこんばんは」（林明子/福音館書店）をおすすめします。この絵本を、すでにご自宅にもっているママさんも改めて、この時期の読み聞かせ絵本のひとつとして読まれてはいかがでしょうか。

１歳２歳３歳のお子様であれば、「おつきさまおやすみなさい」（マーガレット・ワイズ・ブラウン/評論社）をおすすめします。この絵本を知ったのは実は私も最近のことで、半年前くらいから大型書店の絵本コーナーでは平積みされて話題の絵本と紹介されています。あざやかな色が美しい絵本です。

２歳３歳４歳のお子様であれば、「パパ、お月さまとって！」（エリック・カール/偕成社）をおすすめします。「はらぺこあおむし」の作者であり、色の魔術師といわれるエリック・カール氏。色の美しさはもちろんのこと、彼ならではの遊び心たっぷりの仕掛けに、きっと子どもたちも胸をわくわくさせることでしょう。

ぜひ、日常の読み聞かせのチョイスのなかに、入れてくださったら嬉しいです。

秋は収穫の季節。

おいしい果物もスーパーでたくさん見られますが、私たちの生活やお散歩コースや公園のなかにも、それらは見ることができます。

毎年、私は娘とドングリを見つけるのが大好きです。

見つけたドングリを見て、娘はおうちでドングリの本をひらいて、どれかなーと探し始めます。

実はドングリには種類がたくさんあり、それぞれ木が違います。幅広でずんぐりとしている光沢のあるどんぐりはミズナラの木のドングリで、スッと長くて細いドングリはコナラの木のドングリです。

これらは、もちろん幼児向けの図鑑にも載っていますが、絵本のなかにもドングリを紹介する絵本があります。

私が好きなのは、「どんぐりノート」（いわさゆうこ/文化出版局）　「木の実ノート」（いわさゆうこ/文化出版局）。

どちらも秋を探すのにぴったりの絵本です。

ぜひ、秋やどんぐりの絵本を手掛かりに、お子様と楽しい秋を過ごしていただけたら嬉しいです。