第1回目は、自宅を「心地よい」空間にするためには?というテーマでお届けします。
その前に、ライフオーガナイズという言葉、初めて耳にする方も多いかと思いますので、ご説明いたします。
ライフオーガナイズは、「空間や暮らし、人生を俯瞰(ふかん)し仕組み化する技術」と定義されています。堅苦しく思われるかもしれませんが、これがリバウンドしない整理収納の基盤となります。
これを元に「心地よく暮らす」ポイントをお伝えしていきます。
さて、自宅が散らかってきました。皆さんはまず、何をどうしようと思いますか?
床に落ちているモノを拾う。クローゼットに押し込める・・・などと、たいていは、現状の散らかった空間を何とかしよう。とか、モノをどこにしまおうかな?と考えますよね。それも間違いではありません。
しかしライフオーガナイズではまず最初に「思考の整理」を重要視します。
思考の整理がお片づけの準備?なかなかピンとこない方も多いかと思います。お片づけをしようと思ったとき、綺麗な空間をイメージし、ピシッとお洋服がしまわれているクローゼットを思い描いていませんか?
それは、ひとつの思考の整理ともいえます。
そして本当に大切なのは、綺麗な空間・すっきりとした空間でどういう風に暮らしたいか?と考えること。これが、自宅を「心地よい」空間にするために最も有効です。
心地よい部屋でどんな風に暮らしたいか?理想の自分は?といった自分の価値観を明確にすること。他人の整理術や収納本を真似るのではなく、自分軸でじっくりと時間をかけて考えてみること。皆さんも今一度じっくり時間をかけて考えてみてください。
新年を迎え、どんな空間にしたい?どんな自分になりたいですか?このステップが今年こそリバウンドしない仕組みづくり=土台となります。皆様のご自宅が家族の笑顔が満ち溢れる場所になれますように。
次回からは、この土台を元にいろいろな整理術をお届けしていきたいと思います。
羽鳥 ともえ 【tranquillo主宰】
記事テーマ
現代の社会は、「モノ」「情報」の量が非常に多く、自分にとって本当に必要なモノは何か?と判断することが難しい時代です。「モノ」「情報」に支配されることなく、自らが選び取り、上手く付き合うことが大切です。モノで溢れかえる自宅をスッキリさせ、自宅が一番落ち着く場所・家族の笑顔が満ち溢れる場所にする方法をお片づけのプロがお伝えしていきます。