前回の記事「大掃除前のお片づけ」はご覧いただけましたでしょうか?
ポイントをもう一度おさらいしましょう。
①使い切る
②不要なモノを外に出す
この2点が前回のキーワードでした。
今回は大掃除前の準備として、次のステップに移ります。
クローゼットのお片づけはお済みですか?
どなたかにお譲りする、リサイクルショップに買い取ってもらう、寄付するなどの「捨てる」以外にも方法がありますので、モノを活かしつつ手放すと一番有効ですね。
そしてここで傷んでもう着られなくなった衣類の再利用方法をお伝えします。
Tシャツや下着類の再利用方法です。
ちょうど大掃除の季節ですから、ウエス(雑巾)として使いましょう。
タオルは切ると縫う作業をしなくてはいけませんので面倒ですよね。
しかしTシャツや下着類は切ってそのまま使えますので、細かく切って使い捨て感覚でどんどん利用しましょう。
みなさんはいつもどこにウエスや雑巾を収納していますか?
ほとんどの方はサニタリールームの洗面台収納が多いようです。
もちろん間違いではありませんが、「雑巾は洗面台に収納する」と決めつけなくてもよいのです。
汚れを見つけたけれど、洗面台まで取りに行くのが面倒で、サッとひと拭きの作業を後回しにしたことはありませんか?
使い捨てで利用する場合は特に言えることですが、気になった場所ですぐに使えるように家の様々な場所に収納してもよいのです。
例えば、玄関の土間は雨の日は特に汚れが目立ちます。
靴箱に数枚ウエスを用意しておけば、帰宅後サッとひと拭きしてしまえばOK!
使い捨てにすれば、雑巾を洗う手間無く拭き掃除という億劫な作業も簡単にできてしまいます。
12月に入ると、スーパーやホームセンターではお掃除グッズコーナーが設けられているのをよく見かけますね。
お掃除用洗剤のCMもよく流れています。
すると、「まずは形から」と洗剤をつい買ってしまう方も少なくないのでは?
市場に出回っている洗剤の種類は一体どのくらいあるのでしょう?
お掃除用だけでもさらに○○用・△△用と用途別に売られていますね。
すると消費者は○○専用の素晴らしい商品だと思い込み購入します。
その前に、ご自宅にも使い切れていない洗剤はありませんか?
また、環境のことも配慮し多くの洗剤を保管する収納スペースのことを考えても、用途ごとにそろえる必要はありません。
重曹・クエン酸を使用すれば、キッチン・バスルーム・トイレなど様々な場所で活用できます。
経済的にもお得ですのでオススメです。
不要なモノも、衣類でいえばウエスという形でリサイクルできますので、どんどん活用しましょう。
お掃除用洗剤は、今あるものは使い切ることで収納スペースをもスッキリさせる。
重曹・クエン酸の活用で今後の洗剤の数を見直す。
このようにお片づけはエコで経済的効果もあるのです。
年末までカウントダウンにはいりました。
小さいことからでも大丈夫。
効果は必ずあります。
小さいことの積み重ねで大きな成果をあげましょう。
羽鳥 ともえ 【tranquillo主宰】
記事テーマ
現代の社会は、「モノ」「情報」の量が非常に多く、自分にとって本当に必要なモノは何か?と判断することが難しい時代です。「モノ」「情報」に支配されることなく、自らが選び取り、上手く付き合うことが大切です。モノで溢れかえる自宅をスッキリさせ、自宅が一番落ち着く場所・家族の笑顔が満ち溢れる場所にする方法をお片づけのプロがお伝えしていきます。