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沖縄旅行といえば海！ 真冬はさすがに海遊びはしませんが、見る分には冬だって十分。年間を通して沖縄の海は美しく、キラキラしていて、癒やしを与えてくれます。今回はそんな沖縄の海の、本州のそれとは違うところや、注意したいことなど、旅行の前に知っておくと役立つ情報をお届けします。

沖縄では4月に海開きがされて、海水浴シーズンに入ります（ビーチによって日程は異なる）。まだまだ寒い日もある4月でも、秋めいてきた10月でも、沖縄では海に入れるのです。

だから、無理して7～8月の混雑している＆旅費が高い時期に行くことはありません。台風シーズンが7～9月なので、むしろこの時期をはずしていく方が、穏やかな海を楽しめる可能性も高いかも。台風が来ると次第に波が高くなるので、上陸前でまだ雨が降っていないという時でも、沖縄の海は早々に遊泳禁止になります。4～10月の間なら海遊びはできますので、仕事の予定や、子どもの月齢などを考えて、旅行時期も決めましょう。

沖縄のビーチはどこも本当に美しくて、白い砂浜がとってもキレイ。でも、だからといって、サンダルなしで砂浜を歩くのはちょっとつらいのです。なぜなら、サンゴや貝などの漂流物が意外と多いから。

監視員がついているような整備されたビーチなら、生活ゴミとかがその辺にバラバラ落ちているということはほぼありません。でも、漂流物はたくさんあります。大人でも踏むと痛いサンゴや貝殻は、子どもだって踏んだら痛がります。我が家の息子は、砂浜を歩くと痛いからと言って、いつも砂浜では抱っこさせられます・・・。かといって、サンダルを履かせると、サラサラの砂が災いして、歩くたびにサンダルの中へ入ってしまい、それも気持ち悪いらしい。

我が家のように子どもが嫌がらなくても、踏んだら危ない漂流物もありますので、子どもと砂浜を歩くときは気を付けてあげてくださいね。

でも時々、こんなカワイイ宝物も発見できるのが沖縄の海の楽しいところ。これは「シー玉」と呼ばれていて、ビー玉が漂流してちょっとくすんでザラザラになったもの。

リゾートホテルに隣接したビーチなどは、たいていネットが張られています。「せっかくのきれいな海なのに、人工的なネットがあるとちょっと雰囲気がなぁ～。」と以前は私も思っていました。でも、このネットとっても大事。

このネットは、沖に行き過ぎるのを防ぐためだけではなく、クラゲ防護の役目も果たしているのです。沖縄に生息している「ハブクラゲ」は、死亡例もあるほど、刺されると危険なクラゲ。注意したいのが、浅瀬にもいる、という点です。クラゲは透明で見えにくいので、そばにいてもなかなか気づけません。なので、ネットがない天然ビーチなどで泳ぐのはちょっと危険。子どもは体が小さい分、刺された時に重篤化する危険も高いのです。

子どもと海に入る時は、必ずクラゲ防護ネットが張ってあり、監視員がいるビーチを選びましょう。

リゾート旅行に必須の水着。でも、沖縄の海は水着のみで入るのは避けてほしいところ。知っての通り、沖縄の日差しはとっても強くて、長時間あたっているとヤケドになり救急車で運ばれる、なんていうこともあるほどです。なので、地元の人はビキニなんかじゃ海に入りません。Tシャツに短パンとか、その上に長袖のパーカー着たりとか、普通の洋服のまま入ります。水着オンリーで海に入るのは、何も知らない観光客と、沖縄在住の外国人くらい、と現地の人に聞かされました。

子ども用の水着の上に、ラッシュガードや、長袖の薄手の羽織ものなど、日よけ対策はしっかりと。もちろん水分補給も忘れずに！

沖縄の海は、日本の他の地域の海とちょっと事情が違います。はじめて沖縄旅行をする方は、沖縄の海のルールや危険をしっかり頭にいれて、安全で楽しい海遊びをしてくださいね。