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ハーブの恵みを暮らしの中に/2011年12月

ハーブとは?

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ハーブは、ラテン語で草を意味する『herba(エルバ)』を語源としてます。簡単に言うと、ハーブとは、芳しい香りを持ち、私たちの暮らしに役立つ様々な効果効能を持っている植物のこと。

 

ハーブの持つ薬効は古くから知られて利用されてきました。

3000〜5000種もあるといわれているハーブですが、その使い道もまた多種多様。ハーブを燃やして、病気のもとであるとされてきた病魔を追い払ったり、食用として取り入れたり、傷の手当に用いたりと様々な活用法が語り継がれてきています。

 

健康でいるために、美しくあるために、心穏やかに過ごすために。

 

今回は、ハーブを身体の中から取り入れていただける簡単な方法をご紹介しますね。

ハーブティーのすすめ

植物(ハーブ)は、光合成によって生命活動を営み、その過程で私たちにあるものをプレゼントしてくれています。

 

あるものとは?

おいしい食べ物、きれいな空気、そして、植物が自ら作り出している栄養素、フィトケミカルズ(植物化学成分)です。

 

ハーブにお湯を注ぎ、水溶性の成分を抽出した浸出液がハーブティーです。その中には、豊富な栄養素やフィトケミカルズが含まれています。ハーブティーと聞くと、苦手だとか飲みづらいと感じられる方もまだまだ多いようです。

 

ハーブに含まれる薬効ばかりを追求すると、おいしく飲めなくては続かないばかりか、逆にストレスになってしまいます。単品で飲みにくくても、数種をブレンドすることで驚く程の飲みやすくなりますので、ブレンドされることをお勧めします。レモングラスやレモンバーム、レモンピール、オレンジピールなど、柑橘系のお味(香り)のするハーブをブレンドすると、単品では飲みにくいものもおいしく仕上がることが多いですので、試してみて下さいね。

 

そしてハーブティーをいただくときは、まず色を楽しみ、香りを楽しんで下さい。それからゆっくりと味わいます。また、ポットに残った最後の1滴までしっかりいただいてくださいね。

ハーブティーを楽しむ 味わう♪

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ハーブティーを入れるのに、難しいルールはありません。基本的に、日本茶や紅茶を入れるときと同じように考えていただければOKです。ただ、ちょっとしたコツでおいしくなるので、そちらをご紹介しますね。

 

《おいしいハーブティーの入れ方》

1.ティーポットとカップを温めておく。

(面倒でも、このひと手間をするのかしないのかでかなりの差が出ます)

 

2.ポットの中に人数分のハーブを入れる。

※この時のハーブの量:ドライハーブの場合、ティーカップ1杯に対してティースプーン山盛り1杯が目安です!

葉の細かいものは1杯、大きな花や葉は軽くひとつまみ。葉の大きなものは手で細かくしてから入れるとよいです。

 

3.沸騰したお湯を注ぐ。

 

4.蓋をして3〜5分蒸らす。

※薬効成分、香りを逃さないため必ず蓋をして下さいね!ここ大事です。

※蒸らす時間:カモミール、ペパーミント、レモングラスなどやわらかい花や葉は3分。ローズヒップ、ジュニパーベリー、ダンデライオンなど、実や根など固いものは5分。

 

ほら、簡単でしょう?

毎日飲んでいるコーヒーを1杯減らして、ハーブティーに変えてみませんか?

この季節におすすめのハーブティー①

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【レシピ 1】 冬の夜にかかせないカモミールホットミルク

 

冷え込みが増していくこの季節...寒い夜にはカモミールで入れたホットミルクがおすすめです。

カモミールとはキク科の植物で、代表的な種類にローマンカモミールとジャーマンカモミールがあります。

ここでおすすめするのは、リンゴを思わせる甘い香りのするジャーマンカモミール!

消化促進に役立つとともに、安眠を誘い、身体を温める効果があると言われています。

 

 

★カモミールホットミルクの入れ方

1.小鍋にミルクとティースプーン山盛り1杯のカモミールを入れて火にかける

2.沸騰直前で火を止め、蓋をして3分程度待つ

3.茶こしでこしてティーカップに注ぐ

4.飾りにカモミールを少々散らす

 

お好みでハチミツ等入れられてもよいかと思います。

 

ホットミルク自体の安眠リラックス効果と、カモミールの鎮静作用との相乗効果で、驚くほど身体が温まり、ゆったりと眠りに就くことが出来ますよ。とても飲みやすいですので、ハーブティーが苦手な小さなお子様にもオススメのレシピです。ぜひ試してみて下さいね。

この季節におすすめのハーブティー②

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【レシピ 2】 免疫力UPブレンドティー

 

★ブレンドするハーブ

エルダーフラワー、エキナセア、リンデン

 

エルダーフラワー...くしゃみ鼻水鼻づまりなどの辛いカタル症状を鎮めるハーブの代表で、欧米では、インフルエンザの特効薬と言われています。マスカットのような甘い味でとても飲みやすいハーブです。

 

エキナセア... 北米の先住民族が伝染病予防のために好んで使っていたハーブです。免疫力を高めるハーブとして、風邪やインフルエンザの諸症状を緩和するといわれています。

 

リンデン...甘い香りが心身の緊張を緩め、質の高い眠りへと導いてくれるハーブです。風邪の引き始めにとることで発汗を促し回復を早めてくれます。

 

★ブレンドティーの入れ方

1.エルダーフラワー、エキナセア、リンデン 3種のハーブをティースプーン山盛り1杯はかりとり、あとは上記の基本の入れ方で入れて下さいね。

 

さて、今回はおすすめハーブティーを2種ご紹介しましたが、いろんな種類のハーブをブレンドして、お気に入りのオリジナルハーブティーを見つけるのも楽しいですよ。

 

次回は、身体の外からハーブを取り入れるフェイシャルハーブスチームの方法をご紹介しますね。

Mama's profile/プロフィール

山下 美紀

山下 美紀 【Kahua~relaxing on earth~主宰】

記事テーマ

『ママの工夫で家族が健康に過ごす!アロマとハーブで暮らし快適術』

香りがあると心に余裕ができたり当たり前の日常がキラキラと特別なものになります。お気に入りの香りを部屋に芳香したり、お掃除や日々のセルフケアにアロマやハーブを用いたり。ほんの一滴が心の栄養になることってあるんですよ。植物の力で外側からも内側からも美しく健康でいられる、暮らしが楽しくなるそんな方法をお伝えします♪

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