3月、4月は出会いと別れの季節。
歓送迎会も多く、食べたり飲んだりする機会が増える時期ですね。
楽しい時間を過ごしながらも、食べ過ぎ飲み過ぎで翌日まで胃がもたれたり、疲れがとれないなどという経験ありますよね。
今回は、そんな時に救世主となってくれるハーブをご紹介します。
まず、私が一番お世話になっているミント系ハーブから。
【ペパーミント】
ハーブと聞いてペパーミントを思い浮かべる方、意外と多いのではないでしょうか。そのくらいなじみのあるハーブです。葉はとても清涼感のある香りで小さなかわいいお花をつけますので、寄せ植えなどガーデニングにもよく利用されるハーブです。我が家のお庭にもたくさん植わっていますので、その葉を摘んでフレッシュハーブティーとしていただいたりもします。
ペパーミントはアルカリ度が高いのでお酒好きの方や胃散の多い方、胃腸の調子の悪い方におすすめのハーブティーです。食べ過ぎたな、飲み過ぎたなと感じた時、就寝前に飲んでみて下さい。
またこのペパーミントには、鼻づまりや咳を鎮める効果も期待できるので、花粉症の緩和にも役立ちますよ。この季節、大活躍のハーブですね。
※妊娠中、授乳中の方はたくさん飲み過ぎないようにして下さい。
ミントは交配が簡単なことから、たくさんの種類があります。
パイナップルミントにアップルミント、ベルガモットミントなどなど、葉の形やお花が異なったり、香り以外にも目でも様々に楽しませてくれるところがお気に入りのハーブでもあります。
ペパーミントと並んで代表的なミントにスペアミントがあります。
【スペアミント】
こちらも薬効はペパーミントと似ているのですが、お味はペパーミントよりもまろやかで飲みやすくなりますので、ペパーミントのスーッとした感じが少し苦手という方にはスペアミントをおすすめします。
この他、胃の働きを刺激し消化を促してくれるレモングラスや、長寿のハーブと呼ばれ神経性の消化不良に有効なメリッサも食べ過ぎ飲み過ぎにおすすめです。
今回ご紹介したハーブはどれもシングル(ブレンドせずにそのハーブのみで抽出)でいただいておいしく飲めるものですので、手軽にお試しいただけると思います。
そして、お酒を飲まれる方にオススメなのはなんといってもウコンです。我が家では、この時期そして年末年始には毎日登場するハーブのひとつでもあります。ターメリックとも言い、カレー粉の主原料や香辛料としても使われているハーブになります。
(※スパイスやハーブティーとして摂取する分にはよいのですが、長期に渡って大量に摂ると、過酸症、肝臓刺激症状などを起こすことがあります。)
ウコンには、秋ウコン、春ウコン、紫ウコンがあり、同じウコンでも種類によって含有成分や効能が違います。こちらでは、クルクミンの含有量が最も多い秋ウコンについてご紹介させていただきます。
ウコンの根や茎にはクルクミンという色素成分が含まれていてこのクルクミンが胆汁の分泌を活発にし肝臓の働きを助けるということが分かっています。二日酔いの予防にも有効(二日酔いの症状を引き起こすアセトアルデヒドの分解を促進するため)と言われ、アルコールを摂取する前に飲むとよい健康ドリンクなども売られていますよね。こういったドリンクも手軽にとれてよいのですが、身体に穏やかに作用してくれるハーブティーとして摂られることもおすすめします。好みもあると思いますが、お味もよいですよ。
また、ウコンには肝臓など消化器系への働きの他にも、活性酸素から身体を酸化させるのを防いでくれたり、気の巡りをよくしてくれるなどの効能も期待できます。
最後に、私流ウコンのハーブティーの抽出方法です。
南部鉄瓶で濃いめに抽出するのが私のこだわりです。色は黄色から茶色に変わるくらいでいただくお味が好みです。
粉末だと後処理が面倒だと言う方は、オーガニック食材店などで便利なティーパックのものも売られていますので、ぜひ試してみて下さいね。
食べ過ぎ飲み過ぎ胃のもたれを、ミントやウコンでおいしく上手にケアしていきたいものですね。
山下 美紀 【Kahua~relaxing on earth~主宰】
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香りがあると心に余裕ができたり当たり前の日常がキラキラと特別なものになります。お気に入りの香りを部屋に芳香したり、お掃除や日々のセルフケアにアロマやハーブを用いたり。ほんの一滴が心の栄養になることってあるんですよ。植物の力で外側からも内側からも美しく健康でいられる、暮らしが楽しくなるそんな方法をお伝えします♪