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ヘルパンギーナの感染力は?下の子や親にもうつる?(3歳6ヶ月)

感染症 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス

ヘルパンギーナの感染力は?下の子や親にもうつる?(3歳6ヶ月)

3歳半になる上の子がヘルパンギーナにかかり昨日から40度熱を出しています。座薬と抗生物質で治療中なのですが、4ヶ月の下の子にうつるんではないかと心配です。私達大人にもうつる可能性はあるのですか?
ヘルパンギーナや手足口病は、水疱瘡のように、一度かかったら二度とかからない病気なのでしょうか?
まだ小さいので出来るだけ菌だらけの病院に連れって行きたくありません。どれぐらいの熱が出たら病院へ連れて行く必要があるのでしょう?

アドバイス お悩み・相談は、ミキハウス子育て総研のスタッフがよく読み、200名以上の子育て応援団(専門アドバイザー)の中から適切な方にアドバイスを依頼しました。

ヘルパンギーナはコクサッキーウイルスA群(主に、2~6および8~10型)による夏場の感染症です。当地でもぼつぼつはやりはじめましたが、やはり梅雨明けに本格化します。
潜伏期間は3日くらい、主に、発熱、のどの痛みが症状で、咽頭粘膜所見として、のどちんこの上の方に紅暈(こううん)を伴う小水疱と破れた小潰瘍(かいよう)が混在してみられ、診断は簡単です。

夏かぜの一種ですが、乳幼児ではのどの痛みのためまったく飲んでくれなくなる場合があり、脱水症対策が必要になることがあります。
また、異様に不機嫌になったり、痛みを訴えなくても、よだれが増えてきて、それとわかります。だいたい3~4歳以下のお子さんの病気ですが、稀な型が流行した場合は大人でも罹患する事があります。とにかく、しみない味の薄い水分を中心に補給していってください。
普段どおりは食べられないでしょう。

赤ちゃんにうつるかどうかですが、通常こうしたウィルス感染症は、母親からの移行抗体がある間(6~7ヶ月くらい)はうつらない、あるいはうつりにくいと考えてけっこうです。
ただ、水痘とちがって、単一のウィルスで起きるわけではないので、何回かかかります。

医師 小児科:桑折 紀昭
2003年7月 2日

ヘルパンギーナはエンテロウイルス感染症です。
このウイルスは胃酸に強く、小腸粘膜に到達して感染増殖し、血液中に入ります。この時点で、ウイルスの増殖を抑え、髄膜炎等の合併症を予防するために、平均2日間程度の高熱が続きます。よって、初期にあまり頻繁に解熱剤を使用することは好ましくありません。

また、同時に、血液中から口腔粘膜へウイルスが出現し、特に、口蓋垂周辺の軟口蓋に口内疹が出現し、痛みが認められます。結果として、発熱と咽喉の痛みで脱水になることが心配な病気ですから、食事は無理せず、水分をこまめに補給して凌ぐことが最も大切です。
受診のポイントは水分摂取が可能かどうかで良いと思います。また、頭痛や嘔吐が認められる場合は、念のため、髄膜炎の可能性がないかどうか確認してもらうことになります。

お母さんは、恐らく、幼少期にヘルパンギーナにかかって免疫になっていることが多いと思います。但し、同じ血清型のウイルスには終生免疫となりますが、ヘルパンギーナを引き起こすエンテロウイルスは「水痘とは異なって」複数の血清型が存在し、さらに、10―20年と経過すると、血清型の異なるエンテロウイルスが登場する場合もあり、大人にも感染する可能性がないとは言えません。

基本的には、腸で増殖したエンテロウイルスが便中に排出され、そのウイルスが空気感染するという糞口感染の様式で感染が拡大しますから、トイレやおしめに触った後の手洗い・うがい・部屋の換気が大切です。
特に、オムツが取れていない場合、ウイルスを周囲に拡散させることになりますから、オムツ交換を頻繁にする必要があります。

4ヶ月の同胞の方には、お母さんから胎盤を通じて抗体が移行していることと、さらに、母乳栄養の場合、分泌型IgA抗体も消化管に付与されるために、通常、6ヶ月頃までは受動免疫が成立していて、発病の可能性は少ないと考えられます。
しかし、同胞間の濃厚な接触により、暴露するウイルス量が多ければ、受動免疫を突破されて、発病にいたる可能性がありますから、高熱期には出来るだけ接触を避けるとか、部屋の換気を頻繁にするとかの配慮は必要と思われます。潜伏期は1週間以内と考えられます。

最後になりましたが、ヘルパンギーナの原因ウイルスが感染しても発病する確率はそれ程高くはありません。
今回、発病したということは、気温が上昇していて、元気そうに見えても疲労が蓄積し、抵抗力が落ちていることを意味するわけですから、この機会に睡眠時間を充分に確保するとか、疲労回復の機会とされるようにしてください。

医師 小児科:横山 俊之
2003年7月 2日

アドバイザー紹介

桑折 紀昭
医師 小児科

1983年より愛媛県宇和島市で小児科クリニックを開業、99年から病院ヘ行くほどではないけれど心配なこと、病院で聞きにくいこと、聞けなかったこと、聞いたけれどよくわからなかったこと、などの質問に答えるHPを開設、2001年からは病児保育施設にも力を注いでいる。

横山 俊之
医師 小児科

小児科・アレルギー科・内科医。日本小児科学会専門医。多くの時間を過ごす家庭での保育・看護を詳しく説明。スローガンは「病名よりも病態の理解を!」、座右の銘は「鼻閉と便秘で風邪はこじれる」

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