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幼児期からできる「さんすうせっと」をつかった算数勉強法/2016年5月

ワクワク!「さんすうせっと」

1年生の算数の時間、誰もが手にしたことのある「さんすうせっと」。

使うのが楽しみでワクワクした思い出はありませんか?

今でもほとんどの1年生が入学と同時に購入しているようですが、近頃ではセットではなく「おはじき」だけ、「すうかあど」だけと必要なものだけを購入するといった学校も増えてきました。理由は、「さんすうせっと」を使った授業時間が確保できず、使用回数が減ったからということのようです。「さんすうせっと」のファンとしてはとても残念です。

なぜなら、この「さんすうせっと」、数の概念を育てる教材としてとても優れものだからです。

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数の概念って何? 
順序や量を表すための言葉、その文字のことを「数」といいます。
 
例えば、小さな子どもに「いくつ?(何歳?)」とたずねたとき、小さな指を3本立て「3歳!」と教えてくれますね。でも、これは数の概念を理解し、「わたし生まれてから3回お誕生日を迎えたから3歳なの」と教えてくれたわけではありません。「いくつ?」と聞かれたときに、反射的にしてしまう動作なのです。
 
数の概念が身についているというのは、「そのものの数がわかる」ということ。
たとえば、「いちごが5こある。それは、いちごの多さすなわち量であり、それが5という数詞であらわされている」ことを理解しているということです。
なぜ数の概念が必要なの?
 
では、なぜその概念が必要なのか。
それは、「算数の大切な基本である10の合成・分解や量感につながっていく」からです。
概念が身についていないと、たちまち「たしざんの繰り上がり」や「ひき算の繰り下がり」でつまずいていしまいます。
 
数の概念を育てる教材「さんすうせっと」を使った授業が減っているということは、子どもたちが「数の概念を学習するチャンスを失っている」ということなのです。
どうすれば数の概念は身につくの?

数の概念を身につけるのにもっとも効果的なのは、たくさんの「数」にふれることです。
「さんすうせっと」には、おはじきやブロック、すうかあどといったたくさんの数に関する教材がぎっしり!
数を数えたり、並べたり、順序をつけていくことで、自然と数の概念が身につきます。

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「さんすうせっと」を使ってみましょう

では、実際に「すうかあど」と「おはじき」をつかって遊びましょう。

数字の「すうかあど(1~10)」、リンゴの「すうかあど(1~10個)」、おはじきを10個、用意しましょう。

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1.りんごの絵が1個描いてあるカードを子どもに見せ、同じ数のおはじきを取り、並べるように言いましょう。その際に、あらかじめ、ぜんぶのおはじきの数も数えましょう。絵が描かれた「すうかあど」がない場合は、キャンディー(具体物)などを10個用意し、そのうちの1個を置いてください。

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2.おはじきを置いたら、子どもと一緒に指さし、数えましょう。

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3.次に、バラバラにおいた1~9の数字が書いてあるカードからリンゴとおはじきと同じ数のカードを選ぶように言いましょう。

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4.2枚のカードとおはじきの数が同じであれば「できたね!」「すごいね!」とほめてあげましょう。 

hp01-06.jpgのサムネール画像


 

同じ要領で1~10の数で繰り返し遊んで下さい。

大切なのは楽しむこと!

3、4歳のお子さまの場合は、なかなかうまくいかないこともあります。

でも、初めのころはできなくて当たり前!

なかには、簡単にこなしてしまうお子さまもいます。

ママからは「こんな簡単なことで数の概念が身につくの?」という声もでてきます。

大人にとっては「こんな簡単こと」が実は子どもにとっては、「とても不思議なこと」なのです。

そして、簡単だからこそ達成感を味わい、「もっとやりたい」、「もっと知りたい」という知的好奇心を高めていくのです。

幼児期にもっとも大切なのは「楽しみながら体験の中で学ぶこと」。

できた子も、できなかった子もたくさんの数にふれて「数の世界」を楽しんでください。

ママたちもきっと「さんすうせっと」を初めて手にしたときのワクワクを思いだしますよ。

 

参考文献:
「算数はこわくない」著:遠山 啓
「わかるさんすう1」著:遠山 啓
「算数ができる子の親がしていること」著:大迫ちあき

Information/お知らせ

☆歌劇の街・宝塚で幼児から中学生を対象とした学習塾を開いています。
 算数、パズル、読書、英語とクラスも様々。
 そんな教室での様子をブログで公開しています。

 >>> http://ameblo.jp/takarazuka-firstline/

 

☆幼児さんすうアドバイザーをご存じですか?
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Mama's profile/プロフィール

渡辺 貴子

渡辺 貴子 【幼児さんすうインストラクター】

記事テーマ

幼児期からできる「さんすうせっと」をつかった算数勉強法

算数につまづく理由に「基本的な数やかたちの概念が身についていない」ということがあります。つまづくと苦手意識がでやすいのが算数ですが、問題解決力を育成できるのも、「わかった!」「できた!」という達成感を味わうことができるのも算数です。幼児期に身につけておきたい算数、低学年でつまづきそうになったらすぐに家庭でできる算数勉強法をお話します。

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