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子供の成長に感謝を込めて・・・七五三の色彩/2011年11月

七五三の始まり

11月15日は七五三ですね。今年、七五三を迎えるご家族の皆様、おめでとうございます!七五三はお子様が、この世に生を受けてから成長していく過程で、次の段階の期間に新しい意味を持たせる人生の儀礼です。親として、子供の成長は嬉しいもの♪

 

江戸時代の頃に、今のような七五三の形式が整い、子供の成長を喜び厄を祓う儀式となりました。 

三歳の七五三(髪置)

産まれてから7日目に産毛を剃り、男女とも三歳までは頭を丸めていました。三歳になる11月15日に、長寿の人が髪置親として子供の頭に白い綿をかぶせ、櫛で髪をといてやる儀式でした。「乳児」から「幼児」への成長を祝う儀式です。また、女児は、゛紐落とし゛といって、この日、初めて紅を差し、それまでの「紐の帯」から魂が飛び出さないように「付け帯」に変えました。

 

 三歳の女の子の七五三は被布が可愛いですよね~。

 

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五歳の七五三(袴着)

この日までは、着物を紐で結んでいた男児が、初めて袴をはく日です。碁盤の上に乗り袴をはき「四方を制する」の願いを込めて、四方を向いて神様に祈りを捧げました。 

七歳の七五三(帯解)

女児は、それまでの「付け帯」から大人の帯に変える儀式を行いました。着物を脇の下が開いた部分を閉じた「小袖」に変え、帯も幅の広いものを締め「魂をしっかりと内にとどめるように」願いを込めました。 

 

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七五三と千歳飴

七五三といえば「千歳飴」。千歳飴は江戸時代の頃、浅草で紅白の細長い飴を「千年飴」とか「寿命糖」として売られていたのが始まりで、親が我が子の長寿を願う思いが込められていました。千歳飴を入れる袋も翁と媼で長寿を、箒は病や災難を払うもの、熊手は子供に七徳を自分のほうへ掻き寄せられるものとして描かれています。 

七五三の頃の色彩

千歳飴の袋にも描かれている「箒」。ちょうど、今の時期は箒草がきれいに紅く色づく頃ですね。そして、旬を迎える柿には七つの効用があるとか・・・。この七つの効用が七徳と重なります。七五三を迎えるご家族も、今年は七五三に当たらない、と、言うご家族も、リビングに紅く色づいた箒草を飾り、子供のこれまでの無事の成長に感謝し、これからの成長を願い、オレンジ色に熟した柿を家族でいただくのも楽しい時となるかもしれませんね。
 

Mama's profile/プロフィール

川島 彩子

川島 彩子 【カラーコーディネーター】

記事テーマ

「母」「妻」「女性」として輝くための色彩活用術

私が行うセミナーでの人気メニューは、 ①「ファッションの色彩」自分に似合う色・ファッション ②「インテリアの色彩」カラーセラピー・整理収納 ③「子供の成長に合わせた色の選び方」 と、なっています。
私自身の育児の時に感じた思いを活かし「母」「妻」「女性」として『私らしく輝いている』為の色彩活用術をお届けします!

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