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熱が39度あるが、10ヶ月前に貰った座薬は使ってもいいの?(3歳)

発熱、かぜ 子どもの病気 子育て応援隊のズバリ!アドバイス

熱が39度あるが、10ヶ月前に貰った座薬は使ってもいいの?(3歳)

熱が39度あるので座薬を入れようと思いますが、10ヶ月前に貰った座薬は使えますか?座薬の使用期限はどれくらいでしょうか?

アドバイス お悩み・相談は、ミキハウス子育て総研のスタッフがよく読み、200名以上の子育て応援団(専門アドバイザー)の中から適切な方にアドバイスを依頼しました。

冷暗所に保存してあれば、使用可能と思われます。
通常1-2年間は使用可能な製品が処方されていると思いますが、念のために、処方を受けた病院の薬局に問い合わせてもらうのが安心でしょう。

以下、余談ですが感染症における発熱への対応。感染症における発熱は生体防御的に作用し、それ自体、脳に悪い影響を残すこともありません。
元来、発熱は体の深部、特に、血液中に風邪ウイルスが侵入してきた場合などに出現し、ウイルスの増える勢いが止まるよう、必要な高さの発熱を、必要な期間だけ維持します。その間に、ウイルスに感染した細胞を処理するリンパ球や侵入したウイルスを中和する抗体が産生されて、急速に風邪ウイルスが排除されると、解熱します。

一方、解熱剤は熱だけ下げる薬であるため、平熱になると、本人はもちろん楽になりますが、侵入したウイルスも同じように楽になりますから、解熱剤の効果が切れる頃、場合によっては、解熱剤を使う前以上にウイルスが増えます。
したがって、再度、増えたウイルスを追い出すために、体温が急上昇することになり、震え上がったり、極端な場合、ひきつける場合もあります(熱性けいれん)。

したがって、「寝れる・飲める・機嫌が悪くない」という状況でしたら、お子さんは熱に耐えられているとみなせますから(侵入したウイルスの方がしんどがっているわけですから)、厚着をしないように、部屋を暖め過ぎないようにして、嫌がらなかったら、頭を冷やして、出来るだけ、待てばよいです。
大抵、24時間程度経過すると、こじれていない場合は、同じような高さの熱が続いていても、楽そうになります。

厚着にして、部屋を暖めると、必要以上に体温が上昇して、ものすごくしんどがります。
寒気があるような場合(体温の上昇期)を除いて、厚着と部屋を過度に暖めることは是非避けてください。
何度が適当かは季節にもよって違いますが、赤ちゃんの手足に触って冷たくなかったら、大丈夫です。あるいは、お母さんが寒くは感じないという程度でも良いでしょう。

普段、大人より1枚少なく着せておられるのであれば、発熱して体温が上がりきった状態では、大人より1枚半か、2枚少なく着せるぐらいのつもりで良いでしょう。

また、栄養のことを心配して、無理に食事を進めると、かぜで胃腸も疲れていますから、嘔吐や下痢となり、反って、トラブルとなります。
短期間に栄養状態が悪くなることはありません。心配なのは脱水ですから、あっさりしたりんごジュースやイオン飲料などを少量ずつ頻回に取らせてあげてください。

寝れない・飲めない・機嫌が悪い場合は、解熱剤を使用されれば良いですが、平熱にするのが目的ではなく、我慢できる程度の熱にしてあげることが目的ですから、およそ、0.5-1.0度程度下がったら、よく効いたとみなしてください。

もし、機嫌が悪いような状態が続くような場合は、かかりつけの先生に再度相談してください。
解熱後、体力を回復するために、寝るばっかりになるとか、水分は飲むが、食事は欲しがらないということは良く見られることですから、心配要りません。

医師 小児科:横山 俊之
2002年1月17日

アドバイザー紹介

横山 俊之
医師 小児科

小児科・アレルギー科・内科医。日本小児科学会専門医。多くの時間を過ごす家庭での保育・看護を詳しく説明。スローガンは「病名よりも病態の理解を!」、座右の銘は「鼻閉と便秘で風邪はこじれる」

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